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あおなみ線part1
ささしまライブ・小本コース

 あおなみ線に乗ったとき、駅にウォーキングマップが置いてあった。各駅からその周辺のウォーキングコースである。孫とのウォーキングに使うのにちょうどいいと思った。全部で10コースある。これを活用して、6回位で回るように考えた。

 その手始めに、平成22年1月11日、小学3年の孫とささしまライブコースと小本コースを繋ぎ、一部変更省略して歩いた。その見所を紹介していきます。

 名古屋駅より歩き始め、まもなくささしまライブコースに入る。曇り空で寒い日であった。


鉄道に沿って歩き、名古屋高速道路をくぐると壁画が見える。
『名駅ウォールアート「ギャラリー200」』である。初めて知った。


そして、西日置の交差点に地蔵さまが並んでいる。踏切地蔵堂である。


交差点を左折し、古い街並みを少し歩くと鹽竈(しおがま)神社に来る。
福島政則寄進の手水石は社務所の中にあり、上がらせて頂いて説明を受ける。
カッパを祀っている無三殿大神や占いの石などもあり、しばし面白く時間を過ごす。

鹽 竈 神 社
1610(慶長15)年、徳川家康から諸大名20名に名古屋城築城が命じられ、岩田藤成という武士が
工事の無事遂行を祈って仙台の塩竈大明神をここに勧請したのが始まり。その後、福島正則が
手洗石を寄進し、延宝年間(1673-81)に尾張藩の武将松平康久が社殿を改修している。

奉納された大釜

福島政則奉納の手水石

無三殿大神

白光龍神・占いの石


堀川と中川運河が交差する所に来ると、松重閘門である。2年前に2人できたことがある。
中川運河を下流に歩き、小栗橋まで来ると運河は広く、倉庫も並んでいる。


運河沿いに運河総鎮守の金刀比羅社がある。境内には加藤清正の石切場の碑が立っていた。


西念寺を過ぎて、少し南下すると小本コースに入る。
萬念寺、八剱社、八幡社と寺社巡りは続く。


松葉公園に来る。池や遊歩道、グラウンドもある大きな公園である。


西生寺、本郷薬師寺、白山神社、西恩寺と参拝し、八田水の広場へ来る。
冬場のせいか、噴水が上がっていなかったのは残念である。

八田水の広場
荒子川に造られた広場で、噴水や吊り橋などがあり、水辺空間として親しまれている。荒子川の
水源に近く、荒子川の由来碑が建てられている。荒子や八田という地名は海だった場所を
埋め立てた新田を意味している。ここには洪水から助かったきつねの伝説が残されている。

荒子川由来碑と狐の像


小本駅のガードをくぐり、烏森(かすもり)天神社に着く。狛犬にが4対もあり、神の使いの牛が
別方向を見るという設置の仕方や菅原道真公歌碑もあるなど興味を起こす神社である。


境内に何本もある保存樹のクスノキ

梅と菅原道真公歌碑


烏森天神社の隣の禅養寺も見所多い寺である。

禅  養  寺
本尊は座像の釈迦仏。表門は豊臣秀吉の妹朝日姫の夫であった副田隠斉の家門であったと
伝えられていれる。境内の白武稲荷は船頭善左衛門が稲荷を信仰していたおかげで水難事故を
まぬがれたことを感謝し奉納したもの。また、おしゃぐじの歌碑と説明板などもある。

禅養寺・表門

白武稲荷

境内にある道祖神

おしゃぐじの歌・説明板


柳公園に来る。公園で遊ぶ孫を見ていると子供の元気さに驚かされる。
その後、願成寺薬師堂、願成寺を見て、近鉄烏森駅に着く。ここで電車に乗る。


こうして約16km、5時間半ばかりのウォークを終える。まさに街角の見所発見ウォークである。
こうした小さな見所は歩いてこそである。今回もいろいろ発見があり嬉しくなる。
また、孫と歩けるこのあおなみ線沿線ウォークはいい思いつきであったと、嬉しくなる。
あと5回、どんな発見があるか、どんな報告ができるか、楽しみである。


なお、次のページも参考にご覧ください。
松重閘門      堀川散策
塩竃神社の手水舎   手水舎
烏森神社の神の使い(牛)  神の使い


川柳&ウォーク