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番場宿から醒ヶ井宿
愛知県ウォーキング協会の平成15年7月例会は、まだ梅雨の明けぬ20日、
米原駅から醒ヶ井駅まで、中山道を通るコースで行われた。
関西から参加可能ということもあってか、いつ降りだすとも分からぬ
天気ながら、他県からの参加者が多く、予想を大幅に超える250名の人が
米原駅に集まった。出発式はコース図等足らなくなって大慌てであった。
まず米原駅近くの青岸寺に参拝する。
青岸寺は、南北朝時代近江守護職であった佐々木京極導誉が祈願所とした。 |
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青岸寺山門 |
本 堂 |
本堂前のイワヒバ 書院の庭は、豪華な回遊式 枯山水で、よく繁ったサツキ と、その間に見え隠れする 石組みに情趣があるといわ れるが、本堂前のイワヒバ も立派なもので、歳月が感 じられる。 |
青岸寺の隣の湯谷神社にも寄り、深坂道を通って、蓮華寺に向かう。
蓮華寺は聖徳太子の建立で、南北朝時代にここで破れ
自刃した北条仲時以下432名の墓がある。
蓮華寺については「米原町番場(ここをクリック)」を参照していただきたい。
蓮華寺で早めの昼食を取り、中山道を歩きながら醒ヶ井宿に向かう。
交差点に立つ記念碑 |
久礼の一里塚 |
醒ヶ井宿にはいる前に迂回して「天神水」に立ち寄る。
平成13年に醒井とその周辺の湧水が改修され、人々が集う憩いの 場所がいくつも誕生したが、天神水もその一つである。 天神水は、枝折地域で田畑の灌漑にもつかわれていたことから灌田水とも 呼ばれていた。 枝折川の源流でもあるこの天神水は豊富な湧水に恵まれ、 池のそばの天満神社には菅原道真公が祀られ、 別名「知恵の水」とも呼ばれた。 |
醒ヶ井は古くから清水で有名なところで、今も賀茂神社の近くの石垣の
下からコンコンと清水がわき出し、地蔵川の清流を保っている。
(賀茂神社の狛犬が「狛犬(1)(ここをクリック)」にあります)
地蔵川畔に立つ雨森芳洲の句 |
梅花藻が揺れる地蔵川 |
梅花藻 キンポウゲ科。水温が18度 以下の綺麗な水のある場所 に分布する。五枚ある花弁 が梅の花のように見える。 |
日本武尊の像 「古事記」や「日本書紀」に、伊吹の 賊退治で熱病にかかった日本武尊 (ヤマトタケル)が山麓の居醒(イザ メ)の泉でその熱を冷やした話しが あり、醒ヶ井の清水がこの居醒の 泉であると古くからいわれている。 醒ヶ井の地名もこの居醒の泉から でている。 この像は賀茂神社の近くに立つ。 |
途中天神水の辺りで、雷を伴う強い雨にあったが、予定より
1時間近くも早く醒ヶ井駅に着き、無事例会は終わった。
川柳&ウォーク