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'05熱田・伊勢125キロ  
     初詣でウオーク
(第1回)


  平成6年以来中止となっていた「熱田・伊勢125キロ初詣でウオーク」が
 平成17年、11年ぶりに再開となった。
  平成6年のとき、まだウォーク駆け出しの私が、こともあろうにこの4日間
 125kmのウォークに参加した。初めての大きな大会参加である。4日間、
 宿泊を共にしながら私の知らないウォーキングの世界の話をいろいろ聞いた。
 大きな刺激であった。このウォークを私の「ウォーク原点」といっている。
  再開の今回、準備委員として携わることになったが、まさかこのようなこと
 が待っていようとは夢にも思わなかった。こういうのを因縁というのであろう。
 更に、第1日め、2日目の副隊長を務めることになった。
 


第1日 1月29日(土) 熱田〜桑名 29km


出発を待つウォーカー(熱田神宮・南門)

 第1日目は、熱田神宮から桑名の九華公園までの29kmである。熱田神宮にまだ朝暗い6時に集まる。出発会場の準備である。出発式は7時半からである。第1日目の参加者は事前申し込み約340名、当日申し込み約50名の390名である。10班に班編成をした団体歩行である。隊長1名、副隊長2名で全体の統制を取りながら、各班は班長、副班長がまとめていく。
 まず熱田神宮本殿に参拝である。一同整列しての参拝がよかろうが、時間が大幅にロスするだろうということで、各隊毎に参拝とする。そして乱れた隊列を宮の渡しで再度整えた後進むことにする。
 東海通に出て、土古(どんこ)公園で休憩。新川の日の出橋を渡ってからはもう1筋南側の車の少ない通りを西進する。そして、休憩のため、戸田川緑地に寄り道をする。ここで、先頭と最後の集団との時間差は約20分である。下見のときの時間を考えかなり速く歩いているので、もっと時間差ができるかと思っていたが、20分とは意外な短さである。
 ここまでは特に道を違えることもあるまいと、あまり案内矢印を張らなかったが、その後は副隊長二人でかなり案内矢印を張りながら先頭を行く。昼食場所の「海南こどもの国」には先頭が12時20分ごろ着く。昼食後、寒いので早々に檄の声を上げ出発する。弥富町水郷公園に午後2時到着、木曽川を渡って三重県入り、そして、長良川、揖斐川を渡ってゴールの九華公園に着いたのは、午後3時15分、最後の集団も45分には着いた。
 今夜は桑名駅近くのホテル泊まりである。



               尾張大橋(木曽川)を渡るウォーカー


第2日 1月30日(日) 桑名〜白子 35km 

 第2日目である。曇りがちで風も強くかなり寒そうである。ホテルでは早めに朝食を出してもらい、昨日のゴール場所、本日の出発場所である九華公園に7時前に行く。そして、7時50分の出発となる。今日はここから白子駅までの35kmである。浄泉坊富田常夜灯などで後方を待ちながら先に進む。昼食場所の四日市中央緑地公園には、11時半に到着、今日も早い到着となった。しかし、このころには天気が怪しくなり、昼食に体育館が借りられ、本当に助かった。昼食を終え、外に出てみたら、一時的にではあるがミゾレが強く降っていた。
 午後はしばらく国道1号線を歩いた後、日永の追分より1号線をはずれる。JA河原田センターで休憩、鈴鹿川を渡り、神戸見附あたりまで来ると再びミゾレである。しかし、その後も順調に歩き、弥都加伎神社では風も少なく少しゆっくりする。ゴールの白子公民館に先頭は3時40分到着である。そして、大半の人も4時には到着した。
 今夜も白子駅近くのホテル泊まりである。夕食はホテル近くのレストランで、気心の知れた仲間とビールを飲みながら反省も含めて歓談となる。


鈴鹿川を渡るウォーカー............................................


第3日 1月31日(月) 白子〜松阪 36km

 3日目からは大半の部分を三重県が担当することになっており、私は一参加者として、班の中に入り歩くことになる。
 白子東公園で出発式、今日は最長の36kmである。7時50分出発、マリーナ河芸、河芸町民の森などで休憩を取りながら歩く。
昼食場所の津・観音寺に11時半到着である。
今日は写真を撮りながら歩いていく。しかし、そんなことをしているとすぐ最後尾近くなってしまう。皆早いのである。そして、晴れてはいるが、寒さは昨日と同じである。
 午後は一段と風が強くなる。出雲川を渡るときなど飛ばされそうな強風である。班毎にのぼり旗を持って歩いているが、のぼり旗が引きちぎれそうで、持っている人は全く大変である。ゴールの松坂駅に着いたのは4時半である。
 今夜も松坂駅近くのホテルに泊まる。



第4日 2月1日(火) 松阪〜伊勢 24km

最終日は距離が24kmと短いので8時の集合である。
朝、ホテルの窓を開けたら外は雪で真っ白である。
集合場所は松坂城址である。雪をかぶった城垣や町が美しい。
しかし、天気はよさそうである。


8時20分出発、JA櫛田スーパーで休憩、
いつきのみや歴史体験館」に着いたのは、まだ10時半である。


そして、その休憩所で昼食である。
外は強風で、かなり広い休憩所も300人を超す人では身動きがとれない。
私は立って弁当を食べた。そして、ここの中で表彰式である。
4日間、125km全コースを歩いた人に、完歩表彰状が渡される。
広島の80歳の女性が代表して受け取った。
記念品は伊勢神宮の干支の土鈴である。完歩者は230名を超えた。


表彰式を終えると再び伊勢神宮を目指す。あとわずかである。
「へんぱ屋」の前では一人一人へんぱ餅が渡される。


宮川橋を渡ればまもなく外宮である。
ところが外宮に着いたころには吹雪である。 


参拝をすませて、早々に出発である。
 少しやんだ後、内宮に着くころもまた吹雪である。
午後3時半到着である。吹雪の中で簡単な解散式が行われる。


私はここで、班長さんからたすき等を受け取りながら最後の人まで迎えた。
こうして4日間、延べ1400人が参加した第1回が終わった。
寒いながらも好天に恵まれ、また伊勢では珍しい雪が降り、
思い出に残る第1回大会になった。
 その後、私自身も五十鈴川駅から特急に乗って帰り、11年ぶりの
熱田神宮から伊勢神宮までのウォークを無事終えることができた。
(第1,2日目はゆきさんの好意により写真を使わせていただきました)

本ページを大幅に加筆修正し随想としてまとめた。'05熱田・伊勢

川柳&ウォーク