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鎌倉・七切り通し
日本ウォーキング協会が歩き納めのウォークとする「鎌倉歴史探訪ウォーク」は
平成15年12月21日の開催で第39回目を迎えた。
私も10年連続の参加で、これを一区切りとしようと、
七切り通しを一挙に歩くコースを自分で設定する。
ただし、少し離れた「朝比奈切り通し」に代えて、街の内側にあるため
七切り通しには加えられていない「釈迦堂切り通し」を加えて七切り通しとした。
切 り 通 し 山を切り開いて作った細い道のこと。特に鎌倉では三方を山に 囲まれ、防御のためにわざと細くしてあるが、陸路で鎌倉から 出るためにはこのどれかを通らなければならなかった。 その中でも特に重要だった切り通しを「七切り通し」と呼んでいる。 |
まだ薄暗い午前7時、逗子駅から歩き始める。同行者は5人の女性である。
まず「名越切り通し」であるが、行きすぎてしまい、引き返えす。
そして、新名越隧道の上を通り「名越切り通し」を見つける。
名越切り通し・・・落石で通行止め、工事中であった。すぐ脇の遊歩道は通れる。 | |
横須賀線を横切ってまもなくローソンの脇を右折する。
釈迦堂切り通しは七切り通しに入っていなくて、今回始めて来る。
釈迦堂切り通し・・・崩落の危険で車止めがしてある。 | |
同行の5女性 |
鶴ヶ岡八幡宮に来る。参拝して通り抜ける。
巨福呂切り通しは、巨福呂隧道の上と聞いていたが、入り口が分からなく、
捜している間に建長寺まで来てしまう。建長寺で尋ねて、戻ることになる。
巨福呂切り通し・・・通路の先は笹が繁り先に進めない。民有地とのこと。 | |
今回の参加コースは「化粧坂切り通し」コースで、この後、
スタート会場の北鎌倉駅・円覚寺に向かう。まだ紅葉が美しい。
受付を済ませた後、また少し戻って亀ヶ谷切り通しに向かう。
亀ヶ谷切り通し・・・少し狭いが、車も通れる一般の道である。 | |
続いて源氏山公園の中になる化粧坂切り通しである。
化粧坂切り通し・・・つづら折りになっている。 | |
「銭洗弁財天→100m」の案内標識に寄ってみることにする。
銭洗いをする同行女性 |
その後、鎌倉中央公園で昼食を取り、団地内を通り抜けて大仏切り通しに向かう。
案内の人の指示で、民家と駐車の間の細い道にはいる。
この案内の人がみえなかったら、100%通りすぎてしまっただろう。
大仏切り通し・・・切り通しらしい雰囲気が長く続く。 | |
切り通しを抜けると団地に出る。右手に沿って歩き、公園に来る。ここでも案内人に
従って、坂を上って行く。大仏隧道に出ると、その上部を通り急な階段を上っていく。
配水場に出る。谷間の住宅地を通り抜け、極楽寺切り通しに向かう。
極楽寺切り通し・・・車もよく通る広い車道。 |
稲村ヶ崎に出る。いきなり富士山が目の前にくっきりと見える、
その素晴らしい景色に感嘆の声が思わず出る。
後は、由比ヶ浜の美しい風景を見ながら歩き、
ゴールの鎌倉第一小学校に2時過ぎに着く。
「寺さんのウォーク・トーク」
◎総集編のつもりで、地図を見て自分でかってに作った欲張った
コースだけに、どうなるか一抹の不安があったが、
予定通り7切り通しを歩き通せたのは感激である。
◎ 鎌倉のこの大会は10年間、ほとんど天気に恵まれたが、今回はそれ以上に
天気に恵まれた。真っ青な空、快い日当たり、見所いっぱい、これも感激である。
◎切り通しは危険なところもあり、あまり人に行って欲しくないのか、ほとんど
案内標識がない。でもその地点を示す表示はして欲しいと思う。
◎この鎌倉ウォークは毎年一宮の8人前後で参加したが、毎回何かのトラブルを
起こしていた。今回は何もなく終われるかと思ったが、最後、鎌倉駅での
集合で全員が揃わずあわてたが、結果は予定通りの電車に乗れてヤレヤレ。
無事終われば楽しい思い出話である。
◎10年間10回、毎年青春18切符を使い、夜行列車で行き、本番前に
事前ウォークも計画し、無事過ごせたことはありがたいことである。
◎下記のページも併せてご覧下さい。
化粧坂切り通し 朝比奈切り通し 巨福呂切通し