wa022
第36回鎌倉歴史探訪ウォーク

化粧坂切り通しコース

・年月日  平成12年12月23日
・主催者  日本ウォーキング協会
・場 所   鎌倉市内
・コース   北鎌倉駅〜建長寺〜浄智寺
       〜源氏山公園〜寿福寺〜
       鶴ヶ岡八幡宮〜浄妙寺〜
       日蓮上人辻説法跡〜第1小学校
・距 離   15km
・時 間   5時間

(内 容)
 平成元年12月17日を第1回として、鎌倉幕
府時代の7つの「鎌倉への国道」ともいうべき
切り通しをコースに入れたウォーキング大会。
毎年12月の第3日曜日に、全国の歩く仲間
の歩き納め大会として開催。
 各切り通しに長短距離の2コース、全14コ
ースが設定されており、各自希望のコースを
選んで歩く。

     建 長 寺
 1253年北条時頼の開基、中国高僧蘭渓道
隆の開山になる臨済宗建長寺派の総本山。
鎌倉五山第1位の古寺。度重なる火災で、
現存の建物の多くは江戸時代の再建。

 源氏山公園     
(写真をクリック) 


      化粧(けはい)坂切り通し

     寿福寺
 臨済宗建長寺派の寺。鎌倉五山の第3位。
北条政子が栄西を開山として、伽藍を建立し
たことに始まる。背後の山麓に北条政子の
墓がある。

    鶴ヶ岡八幡宮
 1063年、源頼義が京都石清水八幡宮を
勧請したのが起こり。1180年、頼朝がこの
地に移し、源氏の守護神とした。石段を登る
と、楼門、回廊を巡らした本宮がある。

       浄 妙 寺
 1188年足利義兼建立の極楽寺を、1331年
足利尊氏の父貞氏が中興。鎌倉五山第5位の
名刹。現在は江戸時代再建の本堂が残るのみ。


     七つの切り通し
 一方は海に面し、三方を山に囲まれた鎌倉
は、板東武者、東国武士の拠点にふさわしい
要害の地で、鎌倉と他地との往来は七つの
切り通しが利用されていた。

・朝比奈切り通し
   横浜から金沢を経て、入る重要道路
・名越し切り通し
   三浦半島から逗子をぬけて入る道
・巨福呂切り通し
   戸塚方面から建長寺を抜け、鶴ヶ岡八幡
   宮への交通路
・亀ヶ谷切り通し
   山ノ内地区と扇ヶ谷地句を結ぶ交通路
・化粧坂切り通し
   現在は源氏山公園になっている
・大仏坂切り通し
   藤沢から常磐、長谷を抜けて鎌倉に入る
・極楽寺切り通し
   腰越、片瀬を通って京都への最も賑わっ
   た大道

寺さんのウォーク・トーク

 このウォークは私にとって7年連続7回目の参加である。
7切り通しの最後の切り通しを歩くことになる。
今回はわが一宮友歩会から男性2名、女性6名の計8名の参加である。

例年のごとく、尾張一宮駅を前日の22日23時28分発の
東京行き「ムーンライトながら」に乗る。そして東京駅に朝4時42分に到着、
構内の待合所「銀の鈴」で朝食を済ます。
その後、事前ウォークと称して、保土ヶ谷で下車し、横浜市児童遊園までの往復、
約2時間のウォークを楽しむ。これもわが仲間の毎年のパターンである。

そして、集合場所の北鎌倉駅へ向かう。狭い駅前はごった返している。
15kmの参加者は約380人、9時20分に出発、コースに従ってゆっくり歩く。
これが12月末の陽気かと疑うほどの暖かい日。7年のうち、過去1度曇りがちで
寒い日があったのみで、いつも上天気、Tシャツ1枚で歩くことも多かった。
昼食は源氏山公園、頼朝像の前でゆっくり取り、午後のコースへ。
そして、ゴールの鎌倉第一小学校へ午後2時に着いてしまう。
何か今日はウォークというより、寺社巡りという感じであった。

鎌倉駅14時40分発に乗り、大船、熱海、浜松と乗り継ぎ、
尾張一宮駅に20時20分に帰り着く。
今回は参加予定の1人が日にちを間違えていて、
出発に間に合わなかったというトラブルがあったが、その後は
強行日程であったが、トラブルらしいこともなく、順調に帰宅できた。
まとめ役の一宮友歩会の会長としては一番ホッとすることである。

私としては「鎌倉七切通し完歩証」をいただいて、ひとつの区切りとなったが、
この大会が続く限り、私の状況が許す限り、皆が行こうという限り
今後も行きたいと思っている。

川柳&ウォーク