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森 春濤 漢詩碑
平成18年1月28日、36千中会のウォークで見学する。
森春濤は一宮市出身の明治初めの日本を代表する詩人。初め医者であったが,詩作への情熱を抑えがたく,ついに廃業して漢詩人の道を歩む。17歳で尾張の鷲津松蔭の門に入り、のち京都に出て梁川星巌に学ぶ。江戸に出て大沼枕山・小野湖山・遠山雲如らと交わる。1862(文久2)名古屋に桑三軒吟社をおこし、1874(明治7)東京に茉莉吟社をたてる。「春濤詩鈔」「清三家絶句」「東京才人絶句集」を出して称賛をうけた。維新後の新しい生き方を求めていた人たちに春濤の詩は新鮮な感動をもって受け入れられた。あとを継いだ子の森槐南(もりかいなん)もまた天才詩人の誉れ高かった。
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冬の大江川 (右に春檮漢詩碑)