例 会 案 内
第31回ウォーク例会・開催要項 |
1.開催日時 平成23年4月9日(土) 9時〜(15時) 2.集合場所 名鉄犬山線 中小田井駅 3.コース等 中小田井駅→願王寺→庄内緑地→蛇池→洗堰→コッツ公園 4.参加費 300円(中学生以下無料、小学生以下は保護者同伴) 5.その他 *雨天でも開催します。 *歩ける服装で、弁当、飲み物、雨具、敷物、筆記具等を持参してください。 *例会中の事故(けが)については、傷害保険の範囲内で対応致しますが、安全 健康管理は自己責任でお願いします。
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岩倉街道の町並み |
願 王 寺 |
庄内緑地 |
庄内川 |
洗 堰 |
洗堰緑地 |
蛇 池 |
水埜士惇君治水碑 |
合瀬川遊歩道 |
コッツ公園 |
十五ヶ用水開整記念碑 |
芋 塚 |
小牧山 |
パークアリーナ小牧 |
清流亭の藤 |
名鉄小牧線味岡駅 |
主な見所の説明
◎願王寺 庄内川を南に臨む地に、天長6年(829年)、願王寺として開基され、中世には、松寿院長興寺と称された。明治年間、信州善光寺より本尊善光寺如来を勧請し、昭和4年善光寺本堂が建立されて以来「善光寺別院願王寺」と称され善光寺さんの名で地域住民に親しまれている。昭和49年の改築後の本堂は「日本建築学会賞」を受賞している。境内の咳・ぜんそくのへちま薬師は古くより多くの参詣者を集めている。 ◎洗堰築造と新川の開削 九代尾張藩主徳川宗睦(むねちか)は天明4年(1784)杁奉行水野千之右衛門を普請奉行に起用、国奉行の人見弥右衛門のもとで工事に着工。庄内川の北堤を長さ40間(約 73メートル)にわたって半分の高さに切り下げて、大水の時には庄内川の水をこの堰から分流し、新たに開削した新川を通じて伊勢湾に流れるようにした。天明7年に完成したこれら一連の治水工事は「天明の改修」とよばれている。 平成12年9月の東海豪雨後の激甚災害対策特別緊急事業で改修が実施された。 ◎水埜士惇君治水碑 水野千之右衛門、字は士惇は尾張藩主の命令のもと、普請奉行として庄内川の洪水を防ぐ工事にとりかかるが、いざ工事になると、予定していた工事費をはるかに上回る大金が必要であることが判明。尊い人命を守るためなら仕方がないと決心し、重罪を覚悟で工事を続行。その後工事は無事に完成したが、千之右衛門は大金を使った責任を問われ、免職、閉門蟄居となる。 治水碑はその千之右衛門の功績を長く後世に伝えるために、洪水に悩まされてきた28ヶ村の有志たちによって文政2年(1819)に建てられた。 ◎蛇池 「池に大蛇が住む」と噂されたことから名付けられた。この池で蛇を見たという村人の話を聞いた信長は、池の水を掻き出したり、さらに池に潜って大蛇を探したという伝説が残っている。また、惣右衛門という人の妻が、子どもたちにいじめられていた蛇を助けたところ、その妻が亡くなった後、龍神が乳母代わりをしたという言い伝えも残っている。その龍神に感謝した惣右衛門は、お礼に赤飯を池に流した。それは今も続けられており、毎年4月第2日曜に「櫃流し」という神事が行われている。 ◎拾五箇用水 大正期まで旧師勝町内は五カ用水により、旧西春町内は十カ用水により潅漑をしていた。この2つの用水は木津用水に水源をあおいでいたが、最末端に位置しており、十分な潅漑ができず、よく水不足を起こしていた。またほとんど平行して流れていたので、二用水を一本にまとめて効率化する話が起こった。昭和7年12月に愛知県知事より十五カ用水農業土木事業組合に、この事業に着するように指令が出され、竣工は昭和8年5月であった。この事業にもっとも大きな功績のあったのが、組合長の大野晃氏であった。 (*平成19年12月1日の一宮友歩会第11回例会で大野晃氏の像を見学した) |