so292
     (せんりゅうつれづれそう)


        
 第292号(R8年4月)
蔓日々草
(ツルニチニチソウ)の

 (科目)キョウチクトウ科     (花言葉)幼なじみ、優しい思い、生涯の友情、

 草丈20cm〜30cm程になるつる性多年草。茎は匍匐して地面や石垣などを這い、節から根を出し広がって増える。葉は革質で光沢があり、縁毛が生えている。花は3月〜6月頃まで開花する。花茎は直立し、径3cm〜5cm程の青紫色の花を単生させる。

 課題の「弾む」を見ると、小学生を思わせる句が多い。それ程に弾むは小学生を思い起こさせるのである。それは今も昔も同じであろう。老いて弾むは無縁であろうか。(★印は英人推奨句) 




課 題   「 弾 む 」

散ってなお風に吹かれて弾む花    靖坊
春休み未来に向かい弾む声    瑞希
昔ほど心弾まぬ人と会う    ★橘
門広し新入生の胸弾む    ペ天使兄
パンケーキふわふわだねと弾む声   奈 っ 葉
わくわくと靴弾ませて一年生   ペ天使妹
希望抱き心弾ませ駆ける春    ★さくら
通学路弾んだ声がこだまする    桃華

今日こそと弾む気持ちで人に会う   英人




   「 卯 月 」     橘

なくすのが怖くてまりがつけません
  傷ついた顔作っても気づかれぬ
    帰れないふるさと私だってそう
  ★懐メロの恋歌無口になる夫
水回りリフォーム死ぬまでもたせます



「 四 月 」    ぺ天使妹

  ランドセル味方につけて初登校
  桜咲き一年生を祝福す
  ★咲いて良し散るもまたよし桜花


「出来ること」  ぺ天使兄

  努力してほぼ毎日のウォーキング
しぶしぶと買い物妻の運転手
  庭に出て松の剪定草むしり
  拾い来た小枝で作る茶杓彫り
  ★お手伝い大根おろし箸並べ



(随想)  「 蟇 蛙 」  ペ天使兄

 今年も庭に蟇蛙がお出ましになった。土色で20㎝位もある。4,5年前、突如庭に現れた。石の陰でじっと動かない。庭に池も川もなく水気はほとんどない。どこからか来たのか、何を食べて生きているのか。そっとしておくと、いつの間にか姿を隠し、何日かしてまた現れる。
 
秋には姿を消し、暖かくなって出てきて、また驚かせる。昨年は2匹になり、寄り添っていた。我が庭で越冬しているのか。最初はギョットとさせられ気持ち悪かったが、今では可愛いくなり、お会い出来るのが嬉しい。ふと、ご先祖の誰かかもと思ったりもする。

 


 

「  孫  」   奈 っ 葉

    闘病の辛さに耐えて受験せり
  受かったよ思わず我もまた涙
★辛いとき隣にいつもママが居た
  満開の桜と孫の笑顔かな
    一回り心成長したような


「満開バースデー」  靖坊

誕生日ひとり花見のひとり酒
満開の桜で祝うバースデー
★感謝する三月生まれの幸福に
手のひらの花びら天の贈り物
散るときは桜のように潔く



 

 
・・・英人の20句抄・・・「インスタグラム」

     新年度平穏に進み安堵する
     桜咲き散っていく姿わが身見る
     することを減らさねばと思う矢先
     挑戦は思わぬ方からやってくる
 世の中の変化の早さは凄いけど
   好奇心でポンポコポンの吾なれば
    黙って見ているだけでは過ごせない
     パソコンも早く始めて徳を得る
      スマホの時代が来ると予測する
        携帯をスマホに変える機会待つ
          機会は逃さずスマホ手に入れる
           ラインも早々始め友を得る
     そして今インスタグラムにつり込まれ
    気まま書を店のインスタに載せたいと
  了解と言えば身も縮む褒め言葉
 当分は様子見ようと心決め
見ているといいねが少し付いてくる
      きっかけは何が起こすか分からない
      何事もやってみてこそ次がある
      八十歳新たなことに期待持つ

 


「桜の下で」    瑞希

春ですね畑の中で座談会
★野草摘み春を味わう夕げです
花見です今日は風なし花日和
飲むが先花見のはずが花を見ず
飲み会は親睦深める薬です


   「 春便り 」    さくら

  カレンダーめくり広がる春の空
春の朝門出見守る並木道
  新学期揺れる笑顔に風光る
★物語はじまる予感春爛漫
  春風に想い出かおるライラック



「花桃街道」   桃華

渋滞を気にせずマイカー延々と
花を見て花に癒やしを乞う夫婦
写真撮る大空の雲動き出す
再利用川にまたがる鯉のぼり
★写真見て元気な頃に拍手する



・・・ お 便 り 欄 ・・・
句と共にいろいろなお便りを頂くので、皆さんに紹介したほうが良いと
思われるものについてはここに紹介していきます。ご承知下さい。

 
◎靖坊
 今年は桜の開花が早く、三月下旬の誕生日を満開の桜で楽しむことができました。

◎橘
 桜の花を気にしていても、天気と用事の折り合いがつかないままに盛りが過ぎてしまいました。


◎さくら
 一宮友歩会例会の「史跡巡りシリーズ岐阜編part18」を拝見しました。桜の名所巡りのウォーキングは、桜も見頃で、雨もまた風情で、日本の春の美しさを満喫できる素晴らしい会になりました事を嬉しく思いました。


◎ペ天使兄
 歩くと汗が滲むようになりました。藤が咲きました。今年は例年より大きく綺麗に感じます。

 




    (鑑賞文・感想文) 気ままに一言・・・ 

 

水回りリフォーム死ぬまでもたせます(橘)   瑞希
  同感です。家中の蛍光灯を数年前からledに替えたり、昨年は冷蔵庫を入れ替えました。新製品を買う時は、私の寿命まで一緒に付き合ってくれるか否かを念頭に考えます。そんな歳になりました。

春風に想い出かおるライラック(さくら)    瑞希
  私もライラックには素敵な想い出があります。若かりし頃、まん丸のガラスの中に、紫のライラックの花が埋め込んである、ペンダントを買って来てくれた職場の先輩がありました。花言葉は恋の芽生えです。少しどっきりしましたが、何事もなく半世紀が過ぎましたが、ライラックの花を見る度に、胸キュンです。

拾い来た小枝で作る茶杓彫り(ペ天使兄)   瑞希
  小枝で茶杓ですか。自分だけの世界の茶杓です。素朴でありおしゃれな小枝の活用いいですね。私も使ってみたいです。陶芸で、土がほんの少量残った時は、箸置きを作ったりコーヒーのスプーンを作ったりします。世界にひとつしかないこれらの物は、愛着もひとしおです。

手のひらの花びら天の贈り物(靖坊)   桃華
  美しい花が散る時って風情があり、何となく心にうるおいをもたらします。ひらひら散る花びらを手に受け取りたくなり、取れた花びらは大事にしまっておきたい気持ちになります。天の贈り物ですね、大切な私の宝物!

春ですね畑の中で座談会(瑞希)   桃華
  少し前までは田舎で見られた風景。畑仕事の休憩時、通りゆく知人にも声をかけ、一緒にお茶。ついつい話に花が咲き、気持ちの良い時間を過ごしたものです。だが現代は? 畑に出る人も少なく、さっさと切り上げる人が多くなった。機械化のせいでしょうか。

花を見て花に癒やしを乞う夫婦(桃華)    靖坊
  花の癒し効果ってのは本当に大きいですよね。山道を歩き続けてへとへとになっていても道端の花を眺めていると疲れが吹っ飛びますし、落ち込んで公園のベンチに座っていても満開の花を見上げれば心が軽くなります。もしこの世に花が一輪も存在しなかったら、ずいぶん荒んだ世の中になっていたことでしょうね。

咲いて良し散るもまたよし桜花(ペ天使妹)    英人
  
花も咲きっぱなしでは趣がありません。造花と変わりません。咲いて散る、これによって嬉しさも哀れみも浮かびます。生物、生きとし生けるものはありません。人間も同じです。死ねなかったらどうなるのでしょう。

満開の桜と孫の笑顔かな(奈っ葉)   英人
  これはお似合いです。満開の桜と孫の笑顔、これにかなうものは少ないでしょう。これはいくつになっても同じです。わが家も孫が時折訪ねてくれると、ほんわかします。



投稿をお待ちしています。


    
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  1)毎月15日までに自由句を7句程度、課題句を2句程度
    メール(下記)で送付してください。自由句には題をつけて
    ください。課題の題は2)の通りです。
  
2)2026年「課題」
    (1月)赤い (2月)夕日 (3月)染める (4月)弾む
    (5月)声 (6月)離れる (7月)仲間 (8月)思う
    (9月)手 (10月)甘い (11月)匂う (12月)髪

  3)「川柳連れ連れ草」を読んでいただいた人から感想文
    (150字以内)も募集いたします。
  
4)発表は「川柳連れ連れ草」として本ホームページ上で行
    います。感想文もその句のページに随時掲載します。
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