「伝えたい話・残したい話」としてブログを書き始めて、令和7年4月10日で3815話となった。そして、最近の話題を見てみると健康に関することが結構多い。これは私自身が老い、健康が気になっているからであろう。今回はその中から数話を紹介してみようと思う。
(第3781話) 朝の果物 2025年01月08日
“わが家では必ず朝食に旬の果物を出している。寒くなったこの時季はリンゴやカキ。春はイチゴ、夏はキウイやスイカ、秋はブドウ・・・・。果物は父が好きで、子どものときから夕食後によく果物をいただくのが常で、そんな習慣が身に付いたのだろう。「朝の果物は金」という言葉が昔からあり、それを私たちは実践している。
ところが近年は物価高の影響で、スーパーに並ぶ果物の値段が高騰している。果物は概して日待ちせず、中には皮をむく手間もあるが、そこに含まれる豊富な栄養価や老化防止、腸内環境の改善といった効果は他の何物にも代え難い。加えて季節の変化も肌で感じられる。口に運んでの幸せなひとときをこの先も大切にしていきたい。”(12月10日付け中日新聞)
名古屋市の宅地建物取引士・畑中さん(女・46)の投稿文です。「朝の果物は金」という言葉が昔からあり、それを私たちは実践している、と言われる。こんな言葉は知らなかった。妻も知るか知らずか、結構わが家は朝に果物が出るのである。というのはわが家は果物も作っているのである。多いのはミカンと柿である。ミカンの木は3本あり柿は1本であるが、自分の家だけでは食べきれないので、お使いものになる。イチゴやキウイ、枇杷、スイカに瓜類、柚子に夏みかん、作れば自家用には多すぎる。年中とは行かないが、量が多いだけにかなりの期間食べているだろう。果物はデザートになるし、おやつにもなる。ありがたいことである。少しの土地があれば作られるのも良い。
(第3786話) 心筋梗塞 2025年01月18日
“1年前の12月のある日突然、思いがけない病気、心筋梗塞となり、九死に一生を得ました。この病気の恐ろしいのは「関連痛」が招く迷走。心臓以外の箇所に症状が出て発見が遅れる場合があること。私の場合、胃や奥歯の痛みに始まり、息苦しさを感じるようになりました。
近くの病院で診察を受けると「心の病」とされ、総合病院へ。血液検査や心電図で「異常なし」として様子見に。その後も体調はますます悪化。発症から10日後、あまりに苦しくて仕事を早退して再び診てもらいますが、またしても特に異常なし。そこで必死に訴えたところ、別の医師が対応し、精密検査を実施すると、心筋梗塞と判明して即入院。翌日、手術を行い、命を取り留めました。
ただし、血管のつまりが解消したら元に戻るわけではなく、心臓の一部が壊死したということ。その弱くなった心臓で生きていかなければいけません。そうなったのは痛恨の極み。それでも、命だけは助かりました。見方を変えると、紙一重の状況に身を置き、命を削るのと引き換えに得た貴重な体験です。
心筋梗塞は誰の身にも起こりうること。冬場は、危険が増す時期でもあります。関連痛の恐ろしさ、命の危険が迫った時の感覚など、多くの方に伝えられたらと思っています。”(12月24日付け中日新聞)
愛知県幸田町の県職員・本多さん(男・60)の投稿文です。心筋梗塞、この病がいかに大変かは知っているが、どのような症状を起こすのかも知らなかった。発見も遅れた。それだけ医師でも分からない。医師でも分からないことは、手遅れになりより大変なことになる。医師なら何でも分かるわけではないことは当然分かるが、ここで見つけて貰えるか運命の分かれ目である。他のことでも人生には往々にあることである。
実はボクも昨年、心臓に問題があることが分かった。市の無料健康診断からである。更に詳しい検査を受けた。結局まだ手術の必要はなく、当分薬を飲むことになった。心臓に問題があるとは思ってもいなかった。助かった、と言うべきであろう。これからは随時、心臓の検査を受けることになろう。今は言われることはやろうと思っている。世間にはいろいろな意見があって、日本は検査のし過ぎで、病気を作り出しているという人もある。高齢になれば病気の一つや二つはあって当たり前である。医師の言われるままにしていれば検査漬け、薬漬けになることもあろう。どこまで、医師の言われることを受け入れるのか、素人には難しいことである。
(第3809話) コラム音読 2025年03月06日
“本紙朝刊1面コラム「中日春秋」を昨年から音読をしています。2年前の11月に勤めていた会社を退職してから言葉を発する機会がめっきり減って、滑舌が悪くなったり口角が下がったりするのではと心配しました。そんな折、友人が中日春秋を音読していると聞き、私もやってみようと思ったのです。
毎朝、大きな声を出すうちに自分がアナウンサーにでもなったように思えてきました。黙読より音読の方が内容は頭に入りやすい気がします。読めない漢字や意味の分からない言葉をスマートフォンで調べる習慣が身に付きました。今や音読は口の体操だけでなく、確実に脳の活性化にもつながってきています。”(2月11日付け中日新聞)
音読の話も度々聞きます。老いれば動かさないとますます機能を果たさなくなる。口も手も耳も、手も足も頭も、全て意識して動かさないといけない。若いときはそんなこと気にしていなくても問題なかった。無意識に動かしていたのであろうか。人間の体、どこがおかしくなっても不都合である。そして口の話である。生活にもよるが話す機会が減る。それを音読で補おうというのである。できることは何でもする、それが老いの不便さを遠ざける道であろう。ボクは最近、口腔衛生の話を聞く機会が多い。それだけ口の大切さが分かってきたのであろう。話すこと、食べること、口は確かに大切である。4月のサロン羽根邨で口腔衛生士から話を聞くことにしている。
いろいろ手法はあるが、一番はやはり出かけることである、と思う。出かければ歩くし、話すし、全てのことが果たされる気がする。ボクの3月の予定表を見ると空白の日はほんの数日である。よくこれだけ詰めたものだと自分ながら感心している。ありがたいことである。
(第3813話) さゆの力 2025年03月14日
“職場の同僚の勧めで、一日に何度もさゆを飲むようになった。お茶やコーヒーを好んで長年飲んできたが、さゆは胃腸の働きをとてもよくすると聞いて、昨年11月から、さゆに切り替えたのだ。
起床すると、まず湯を沸かす。朝食を用意しつつ、私も含めた家族3人の各弁当の準備をしながら、さゆを少しずつ飲む。そうするうちに、自分の体が徐々に活性化されていくのが手に取るように分かる。さゆを飲み始めた当初、味気なくて、強い眠気を覚えたものだ。ところが1週間もすれば、そんな生活にも慣れていった。胃腸の調子が良くなってきたと実感している。同時に食欲が増したようにも思える。断続的に飲むため、一日中、全身はポ力ポカ。今や、体が少し軽くなってきた。随分疲れにくくなった。さゆって、すごい!”(2月17日付け中日新聞)
名古屋市の宅地建物取引士・畑中さん(女・46)の投稿文です。さゆを飲む、これが健康法と聞いてびっくりした。そして妻に話したら、自分も少し前から始めたという。これにもびっくりした。ボクはあまり水分を取らない方だが、これがいけないと言われて、最近はお茶をよく飲むようにしている。お茶は健康に良いと言われていることは知っている。でもお茶を入れるのは面倒である。さゆなら簡単だ。この投稿の話から最近はボクもさゆを飲むようになった。
では水ではいけないのだろうか。暑くなるとボクはよく水を飲む。水とさゆでは何が違うのであろうか。そして少し調べてみた。いろいろな飲み方が記されていた。そして思ったのは、何でも一つに片寄ってはいけないと言うことである。お茶、水、さゆ、いろいろな飲み物の特性を知って上手に使い分けることであろうか。畑中さんのさゆの飲み方は理にかなっているようです。
(第3826話) 健康と趣味 2025年04月12日
“5年ほど前から健康のために1日1万歩を目標に歩く生活を始めました。途中、体調の関係で歩けない期間もありましたが、2月に目標を遂げた合計日数が1500日を達成しました。日頃から歩くことを心がけて、公園を散歩したり、階段の上り下りも歩いたりして歩数を伸ばしました。また、地元町内会の役員をしていることから、行事の参加や子どもの登下校を見守る活動を通じ、よく体を動かしたことも大きかったです。
最近、道路のへこみや防犯灯が切れている場所がないか歩いて注視するようにもなり、地域の安全への願いを込めつつウォーキングしています。さらに趣味の川柳の題材も町歩き中に探すことが多く、一句ひらめくことが多いです。健康増進と趣味の世界が結びついて楽しいです。今後は、1日1万歩2千日達成を目指して、健康に暮らしたいと思います。”(3月18日付け中日新聞)
愛知県知多市のパート・仁木さん(男・68)の投稿文です。健康はウォーキング、そして歩きながらいろいろなことに目配り、挑戦する、一石二鳥ですか、いいですね。1日1万歩の目標が1500日になったと言うこと、継続はやはり素晴らしい、こうして達成感も得られます。
そして特に素晴らしいと思ったことは「道路のへこみや防犯灯が切れている場所がないか歩いて注視する」ようになったということです。地域にも貢献です。一つのことが次々発展する。これがいい。何事も心がけ次第です。ボクもほぼ似た生活をしていますが、ただ1日1万歩の目標は立てていません。まだこの程度は歩けますので、それが難しくなった時、こんな目標も立てるのでしょうか。
いろいろな話を紹介しました。少しでも参考にして健康に生き延び、人生を全うしたいものです。 (令和7年5月27日) |