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一宮友歩会外々話’19

 2019年の一宮友歩会例会状況を一宮友歩会ホームページのトップページに掲載したあいさつ文を活用して紹介します。 


◎第78回(平成31年2月6日)
 平成31年最初の例会は2月2日(土)、第78回例会「史跡巡りシリーズ・知多編part3」として、JR東海道線大府駅西口集合で行いました。朝方は冷えましたが、好天の予報です。出発式には53名の方が集まりました。久しぶり50名越えです。
 出発式では3月23日(土)予定の協力員親睦ウォークや3月2日(土)予定の愛知県、犬山市が主催される「ブラアイチin犬山」の案内もしました。大府駅から少し歩いて石ヶ瀬川に出ます。その遊歩道を少し歩いて大日寺です。そして、あいち健康の森公園の外周に沿って歩きました。老人施設、特別支援学校、医療研究センターなど健康に係わる施設をたくさん見ていきます。そして、あいち健康の森公園に入っていきました。ここで休憩です。そして、次はすぐ西隣のげんきの郷です。ここでも弁当を買うなど小休憩です。常福寺へ向かいます。
 その途中で、この後お世話になる「ボランティアガイドおおぶ」の方1名の出迎えを受けました。そして、この方の案内で生目八幡社を見学した後、常福寺に入りました。11時と早い昼食です。11時半、ガイドの方7名が揃われたところで一緒に集合写真、初参加の方3名の自己紹介などをした後、2班に分かれて出発です。常福寺、芦沢の井、七社神社と説明を受けながら歩きます。説明板も用意されていました。常夜灯、清涼寺、吉川城址と周り正官墳です。ここなどはガイドの方に教えて貰わなければ見逃したことでしょう。そして熊野神社です。ここでは女性のガイドさんが待っていて下さいました。更には熊野神社の総代さんにも待っていて貰いました。拝殿を開けてもらい御輿を見ることもできました。これなど特別の配慮です。ガイドの方にはここでお礼を言って別れました。実はガイド方には下見の時にも一緒に歩いて貰い、助言を受けてコースを変更するなどしたのです。このことも皆さんに紹介しました。一宮友歩会はガイド方によくお世話になるのですが、ここまでして頂いたの始めてです。本当にありがとうございました。
 この後は石ヶ瀬川の堤防を歩きます。途中、Y氏から総合治水の説明を受けました。また、Y氏の案内で少し寄り道もしました。人間環境大学大府キャンパスの前を通ります。ここは調整池の上に立っています。洪水調整に配慮した構造に皆さんびっくりされていました。そして大府駅には2時半に到着しました。春のような穏やかな天気に恵まれました。その上、ガイドの方の案内で素晴らしい例会になりました。参加者も多く、平成31年は良い滑り出しとなりました。協力して頂いた皆さん、ありがとうございました。


◎第79回(平成31年4月11日)
 第79回例会は平成31年4月6日(土)、「河川探訪シリーズ・二之枝川編part2」として、名鉄犬山線江南駅集合で行いました。暖かくなる予報です。駅近くの防災広場で出発式を行いました。35名と少し少ない参加ですが、この時期はいろいろな行事が重なり、少ないのが例年です。
 駅から西へ、般若用水に向かいます。そして用水に沿って南下すれば一宮地域文化広場です。もうここまでで3度ほどY氏の説明を受けました。今度は少し新般若用水に沿って歩き、その後、一宮市天然記念物のベニシダレ桜で有名な長誓寺へ向かいます。樹齢250年の桜は満開です。長誓寺の目の前は浅井山公園です。ここで昼食としました。予定の昼食場所はもう2kmばかり先でしたが、桜に見とれてか、歩みが想定以上に遅いのです。
 午後の出発前に初参加の人に自己紹介をしてもらいました。何と5名もあり、いずれも中日新聞の案内を見てということでした。今度は大江川に沿って歩きます。有隣舎跡に来ました。碑の前で資料を以て説明をしました。3月8日の中日新聞に、この有隣舎に関する本を発行した人の記事があり、その人を前日5日に訪ね、資料を貰っておいたのです。こうした偶然は全く嬉しいものです。大江川は遊歩道がよく整備されていて、楽に楽しく歩けます。市街地にある大乗公園へ行きました。ここには空爆殉難記念碑があります。親族を空爆で失った参加者があり、その話を語って貰いました。本当に戦争の悲惨さが身に沁みる話でした。その後思いつきで、この大乗公園で懇親会を開くこと提案しました。多くの方の賛同があり、急拠役員の人に買い出しに行って貰いました。そして、歩くことはもう少し先の大江川遊歩道にある森春濤記念碑までにしました。予定より3kmほど短くなります。この碑の前で、また昨日頂いた資料から、刻まれている漢詩の説明をしました。そしてここで解散です。懇親会に参加する人はまた大乗公園に戻ります。22名の参加がありました。穏やか気候に満開の桜、その下での懇親会は至福の一時でした。本当に思い出多い例会になりました。


◎第80回(令和元年6月7日)
 第80回例会は令和元年6月1日(土)、「史跡巡りシリーズ・三重編part2」として、桑名駅集合で行いました。好天です。42名の参加です。9時前に観光ボランティア「桑名歴史の案内人の会」の方2名にも来て頂きました。案内を本統寺までお願いしてあります。出発式予定の場所は工事用の柵で仕切られ、狭くなっていたので準備運動等は中止して出発です。
 2班に分かれ、少し間を置いて出発です。地元の歴史に詳しい人だけに、最初の訪問地である海蔵寺に行くまでに、何回も立ち止まって話をされます。そして海蔵寺、浄土寺と回っていきます。諸戸家住宅は修理中です。少し立ち入って水道の調圧塔の説明を受けました。これなどはガイドさんなればの配慮です。六華園は入館せず裏側から説明を受けました。七里の渡し跡、九華公園と歩いて行きます。説明や質問が多くて少し時間がかかりすぎです。少し急いで貰いました。こちらで作ったコース通りに歩いて貰い、春日神社を経て本統寺に着いたときは11時40分を回っていました。ガイドさんとはここでお礼を言って別れました。本等には載っていない本当に詳しい説明でした。ありがとうございました。昼食はもう少し先の十念寺予定でしたが、もう12時近いということで急拠ここで昼食にしました。今回初参加の人は3名ありました。1名は80歳です。自己紹介をして頂き午後の出発です。石取会館では太鼓を鳴らしたり、ビデオを見たりゆっくりしました。吉津屋見附を見て十念寺です。予定コースのまだ半分も来ていなのですが、暑くなってきましたし、時間も過ぎていますので今回はここから桑名駅に戻ることにしました。西桑名駅の空き地で解散式を行い、桑名駅に戻ったときは2時を過ぎていました。13kmの予定が9kmで終わってしまいました。でも適切な判断だと思っています。
 コーを決めた後、観光ボランティアの人と打ち合わせをしましたので、その時このようなことになることが予期されました。観光ボランティアの方は非常に熱心ですので、いつも遅れがちになるのです。予期通りということです。残したコースは、少し修正を加えて来年の予定にするつもりです。

 
◎第81回(令和元年7月12日)
 第81回例会は令和元年7月6日(土)、「史跡巡りシリーズ・名古屋編part13」として、名古屋市港区の史跡巡りです。名鉄河和線道徳駅に集合です。朝起きて、いつ雨が降り出してもおかしくない空模様に少し不安ですが、でもまだ降っていません。これである程度の参加者は期待できそうです。そして結局40名の参加者がありました。7月例会の40名超えは3年ぶりです。
 駅近くの道徳公園で出発式です。公園には道徳前新田を開発した「鷲尾善吉翁頌徳碑」が建っています。この前で出発式を行い、準備体操後、すぐにM氏からこの碑について説明を受けました。更にM氏からの発案で公園を一周することになりました。碑のちょうど反対の南側に「クジラ」のモニュメントがあるのです。知多聚楽園の大仏の製作者・後藤鍬五郎の作品です。一見に値するものでした。そして予定のコースに入りました。東海通に入り堀川を渡ります。名古屋高速道路の下に設けられた港北公園に入ります。港区役所があります。ここにはまた新田開発に尽力した津金文左衛門胤臣公徳碑が建っています。その横には尾張磁器発祥之地碑も建っています。更に進むと名古屋汎太平洋平和博覧会の説明板があります。博覧会の記念として唯一残る平和橋があります。いずれでもM氏の詳しい説明を受けました。雨が今にも降り出しそうな空模様になってきました。先を急ぐことにしました。善光寺、築地神社、更に名古屋港跳上橋を遠くに見て、ガーデン埠頭臨港緑園に入りました。ポートビル関係者に近しい人の計らいで、ポートビル内で昼食です。11時40分に着きました。有料施設も見学して貰うということで、1時間半ほどの時間を取りました。蒸し暑くなってきました。冷房の効いた部屋での昼食は助かります。
 午後の出発前に南極観測船「ふじ」の前で集合写真です。また、中日新聞の案内を見て初参加した人に自己紹介をして貰いました。名古屋港水族館の前を通り、中川橋を渡り、中ノ島緑地を通り抜け、荒子川です。その両岸は荒子川公園です。ガーデンプラザで休憩です。もう一踏ん張りして名古屋競馬場です。観覧スタンドでテレビ画面を見ました。この競馬場は第20回アジア競技大会のメイン選手村になる予定です。今回が最初の最後になった人も多かったでしょう。良い機会が作れました。ゴールのあおなみ線名古屋競馬場駅に着いたときは3時15分になっていました。結局雨には降られず、また午後にはカッと暑くなるときもありましたが、すぐに太陽は引っ込みました。解散式で、この時期にしては歩きやすいウォーキング日和でした、と挨拶しました。12kmと案内しましたが、15kmほどあったと思います。皆さん、元気に帰途につかれました。

◎第82回(令和元年10月7日)
 第82回例会は令和元年10月5日(土)、「史跡巡りシリーズ・岐阜編part12」として、JR東海道本線穂積駅に集合で行いました。
 今回の特色は長良川を渡し舟で渡ることです。8月30日の下見で来たときには増水で欠航でした。この日も前日は強い雨でした。多分欠航だろうと諦めの気持ちで家を出ましたが、駅について確認したところ、運行されていました。出発式でこのことを伝えたら拍手が沸き起こりました。この日は暑い位の日になる予報です。48名の参加者がありました。
 穂積駅から北へ歩き、糸貫川を渡ります。西堀弥一顕彰碑があります。柳行李を開発し、地域の発展を図った偉人です。南流公園を経て河渡宿に来ました。中山道54番目の宿場です。小学生が描いたと思われる宿場の説明板が立っていました。馬頭観音を見て、河渡公園で休憩し、伊自良川を渡ります。ここでY氏からこの地域の地勢について説明を受けました。そして、いよいよ小紅の渡しです。小紅の渡しは県道の一部で無料です。一度に8人乗り、6回往復してもらうことにしました。爽やかな風に吹かれて長良川を渡ります。多くの人が岸に残った人に向かって手を振ります。この風景を見て、何ともほほえましい気分になりました。約30分で渡りきりました。もっと乗っていたかったが多くの人の感想でした。長良川を渡れば目の前に鏡島弘法です。毎月21日の縁日には多くの参詣者が小紅の渡しを使って来られると言うことでした。ここで昼食です。気持ちの良い日にいつもより長めの時間をとりました。午後はまず立政寺によりました。織田信長が足利義昭を迎えたという歴史上重要な舞台になった寺です。記念する石碑が建っていました。そして西岐阜駅です。予報通り暑いくらいの日になり、この駅で10人ほどが帰られました。八ツ草公園で休憩し、中山道に入り、西番所跡を見てJR岐阜駅です。2時過ぎに着きました。長良川を渡し舟で渡るという趣向に、思い出に残る例会になりました。


◎第83回(令和元年12月17日)
 第83回例会は令和元年12月7日(土)、「史跡巡りシリーズ・西尾張編partR1」として、名鉄本線妙興寺駅集合で行いました。今年から年1回、以前のコースを活用したコースを設定することにしました。発足してもう14年経ち、参加者の顔ぶれはかなり変わっています。昔のコースを知らない人がはるかに多くなりました。今回は平成18年9月実施の第4回例会を参考にしました。
 妙興寺駅近くの一宮市博物館の駐車場に集合しました。曇天ながら風はなく、歩きやすい日になりそうです。45名の参加者です。今日は西へ西へと歩いて行きます。まず戸塚の村中にある七ツ石です。日本武尊が自ら剣を研いたと伝わる剣研石の名があります。大きな老人ホームを抜けると中島宮です。そして、本養寺で休憩です。平成18年の時は暑い日でここで冷たいお茶を出していただきました。そんなことも思い出します。中島城址、中島廃寺の前で止まり、少し説明をし、高木城址です。ここには城址を示すものは何もありません。城愛好家のM氏が資料を使って詳しい説明です。その資料には氏自身が撮った昭和41年頃の写真が載っています。いつもながら驚かされます。そして万葉公園高松分園です。この公園の中には樫の木文化資料館があります。一宮市の生んだ詩人・佐藤一英にちなんだ資料館です。11時半頃に開けていただくようにお願いしておきました。今年は一英生誕120年で、一宮市ではいろいろな記念行事が催されました。この資料館の前で、この行事に参加した一宮友歩会役員のK氏から資料を持って説明を受けました。そして資料館の中の見学です。見学を終えた人から昼食です。
 午後からは第4回で歩かなかったコースです。まず、分園から西に少し離れた万葉公園です。その入り口に八剣社があり、その鳥居の前に西比利亜出征記念碑が建っていました。ここでは一宮友歩会役員のA氏から説明です。ここはA氏の地元で、毎日の散歩コースと言うことです。その後は至る所でA氏の説明を受けました。万葉公園の紅葉は今が盛りで、出発式のコース案内でA氏が京都へ行く必要はない、と言っていたとおりでした。そして鞆江緑地公園、鞆江神社です。鞆江神社には市指定文化財の70本の黒松の参道や銀杏の木があります。銀杏も黄葉の真っ盛りです。市川房枝生家跡により、天神の渡し跡です。平成29年2月例会で右岸側の天神の渡し跡を訪ねています。今日は左岸側です。この両岸渡し跡の距離は約480メートルあります。当時はこれだけの川幅があったと言うことになります。そして、舟木一夫生家跡を通って萩原駅です。駅に着いたのは3時を過ぎていました。解散式をして、今年の例会を無事終えました。
 今回の例会でつくづく思ったのは、一宮友歩会の役員メンバーのすごさです。本当に大した人が集まったものです。あいにく今回はいつも説明をしてもらうY氏が欠席でしたが、参加なら必ずどこかで説明があったはずです。本当に感謝です。

                                      (令和2年1月12日)

川柳&ウォーク