zu116
 
一宮友歩会外々話’18

 平成30年の一宮友歩会例会状況を一宮友歩会ホームページのトップページに掲載したあいさつ文を活用して紹介します。 


 ◎第72回例会 (平成30年2月7日)
 平成30年最初の例会は第72回例会としては2月3日(土)、「史跡巡りシリーズ・知多編part2」としてJR東海道本線共和駅集合で行いました。久しぶりの知多編です。今年は全く寒い日が続いています。でもこの日は穏やかな好天で、50名の参加です。
 共和駅近くの上敷公園で出発式です。そのつもりで行ってみたら、何と工事中で中に入れません。公園の前の駐車場を借りて行うことにしました。早々のトラブルですが、駐車場が借りられたことは幸運でした。二ツ池公園に向かいました。途中、追分城の説明板が立っており、ここでM氏の説明を受けました。二ツ池は増田池と平戸池があります。増田池の親水デッキを歩きます。ここからはレスリングの吉田選手の母校・志學館大学がよく見えます。そして二ツ池公園です。コンビニに行った人を待って、再び歩き出します。東海道新幹線の上を渡ります。新幹線の上を歩くということはあまりないことで、皆さんびっくりされていました。新幹線を過ぎるとすぐにウォーキングトレイルに入ります。大府市はたくさんのウォーキングトレイルが整備、指定されています。ここから大府みどり公園までの3km強はウォーキングトレイルを歩きます。国道23号の脇を通り、北崎大池を過ぎると昼食場所の大府みどり公園です。11時15分という早い到着です。公園管理事務所の方に公園の説明をお願いしました。
 昼食後は集合写真を撮り、初参加の方に自己紹介をお願いして午後の出発です。桃山公園までアップダウンを繰り返しながら約4kmをひたすら歩きます。桃山公園、大倉公園をゆっくり見て回ります。そして、大府歴史民俗資料館に入りました。お雛様の特別展が開催されており、また追分城の模型が展示されていました。ここを出発する前に、この地域の地勢についてY氏から説明を受けました。Y氏はこの日午前に他用があり、それを終えてタクシーで駆けつけてくれたのです。この熱心さにはただ感服、感謝するばかりです。資料館を出ればまもなくゴールの大府駅です。2時過ぎという早い到着となりました。
 この例会は神社仏閣に1箇所も立ち寄らないという珍しいコースになりました。過去にもなかったことでしょう。翌週からまた寒い日になりましたので、例会日はほんの数日の穏やかな日に当たりました。ありがたいことです。


◎第73回例会 (平成30年4月12日)
 第73回例会は4月7日(土)、「史跡巡りシリーズ・岐阜編part11」としてJR東海道本線穂積駅集合で行いました。季節はずれの暖かい日が続いた後の寒い日となりました。でも前日からの雨は上がっていました。43名の参加です。
 穂積駅から糸貫川の河畔に出ます。桜並木を歩きますが、もうほとんど散っています。昨年の4月例会も瑞穂市でしたが、昨年はつぼみでした。これが自然というものでしょうか。野球をしている少年を見ながら熊野神社へ出ます。そして馬場公園で休憩です。再び糸貫川河畔を歩きます。延命地蔵です。コンビニに寄ります。尾張地方に住んでいるとコンビニはどこにもある気になっていますが、ここでは見つけるのに苦労しました。美江宿へ向かいます。途中、アンカーの人から手作りの草履の根付けを頂いたと、報告が来ました。一つずつビニール袋に、説明書きと一緒に入っています。こんな奇特な人もあるのです。ありがたいことです。美江宿の町並みを見ながら、自然居士(じねんこじ)の墓を訪ねます。奥まった住宅の一角にあり、下下見では見つけるのに苦労しました。そして美江寺観世音堂及び美江神社です。ここで先程頂いた根付けを配りました。全員に渡りました。ここからしばらく中山道を歩きます。美江寺城址です。中小学校内にあり、門を開けておいてもらいました。碑がきれいに整備されています。ここでM氏から城と条里制について詳しい説明をして貰いました。本陣跡碑などを見ながら犀川に来ます。新月橋東たもとに美江寺千手観世音堂があります。大きな石製の千手観音です。次は千躰寺です。残念ながら説明板のみで、仏像は見えませんでした。ちょうど12時に昼食場所の西部複合センターに着きました。風を避けて昼食を取りました。
 午後の出発前に集合写真と初参加の方4名の自己紹介です。揖斐川に出ます。鷲田橋を渡ります。呂久地区です。白鳥神社を通り抜け、小簾紅園(おずこうえん)です。ここには呂久の渡し跡碑や皇女和宮の歌の碑などがあります。紅葉の名所で、今は新緑がきれいでした。呂久地区を一周して、再び鷲田橋を渡ります。犀川のむかい地蔵を見ます。身投げした若い男女の御霊を祀った地蔵堂が両岸に立っていました。樽見線の十九条駅にちょうど2時に着きました。22分発の大垣駅行きにちょうどいい時間という事で、ここをゴールとしました。14kmです。寒さもあって皆さん疲れ気味です。ほとんどの方は樽見線の無人駅から乗るというのは初体験です。大垣駅で戸惑う人も多く、これも貴重な体験だったでしょう。

◎第74回例会 (平成30年6月7日)
  第74回例会は「史跡巡りシリーズ・三重編part1」として、6月2日(土)、近鉄長島駅9時集合で行いました。史跡巡りコースも三重県編の始まりです。暑くなる予報です。40名の参加です。
 出発式を終え、まずは駅近くの光岳寺です。徳川家康母堂の菩提所です。本堂と地蔵堂の扉を開けて待っていて下さいました。本堂には象香という触香がありました。足で香煙に触れるという始めての体験です。地蔵堂には靴を履いた沓履子安延命地蔵という珍しい地蔵様が安置されていました。次は長島城址です。城の名残として長島中部小学校の校庭にクロマツが残っています。そして、善明寺、蓮生寺と訪ねていきます。蓮生寺の山門は長島城の大手門です。コンビニへ寄ります。コンビニはコース設定の一つの要素です。今回も見つけるのに苦労しました。次は長島一向一揆の舞台となった願證寺です。境内には長島一向一揆殉教之碑が立っています。本堂が再建中です。ここでM氏から丁寧な説明を受けました。そして、旧久我邸を改修し、休憩施設とした長島水辺のやすらぎパークに寄ります。4月の下見で来た時は牡丹が満開でしたが、今回はアジサイにも少し早い訪問となりました。ここまでは史跡を次々と見てきましたが、ここからはひたすら歩きます。まずは東に向けて歩き、木曽川堤防に出ます。ここで、Y氏から古図を使って説明を受けました。そして、南下です。親水遊歩道を歩きます。右に曲がって長良川を目指します。ところが予定コースより早く右に曲がったため、トイレ休憩予定の浄化センター公園を省き、昼食場所の大島公園へ直接向かいました。それでも12時の到着です。間違えたことが返って良かったという結果になりました。午後はなばなの里を見ながら、アクアプラザながらに来ます。展望台の上がります。長良川河口堰となばなの里が一望です。ここでゆっくりしました。次は長島藩主の勅願所として建立された大智院です。松尾芭蕉が伊勢神宮参拝の旅で、最初によった場所と言われ、芭蕉の句碑が立っています。説明をお願いしておいたのですが、用事でもできたのか、不在でした。最後は長良川からの取水口です。ここでもY氏から説明を受けました。長島駅に戻ったのは2時半近くでした。暑くはなりましたが、それでもさわやかに風に吹かれて気持ちのよい例会となりました。


◎第75回例会 (平成30年7月15日)
  第75回例会は「史跡巡りシリーズ・名古屋編part11」として、7月7日(土)、名鉄東枇杷島駅集合で行いました。名古屋市西区の史跡巡りです。梅雨末期の症状でしょうか、毎日強雨の予報です。参加者は少ないだろうな、と予想していましたが、何と役員9名、一般参加者4名の13名です。過去一番少なかったのは25名ですから、大幅に最少を更新です。
 この日も朝から雨です。出発式会場も屋根のある枇杷島公園に変更です。その出発式も会長挨拶とコース説明のみとし、旗手もなしで出発です。幸いにも歩き始めてまもなく雨は止みます。最初の立ち寄り予定の清音寺はカットし、八坂神社に参拝します。5月19日の下見時は大例祭の準備を見学できましたが、今日は全く静かです。丹羽長秀邸跡、蜂谷宗意宅跡、興西寺と周り名城公園です。名城公園で昼食予定でしたが、カットしながら要領よく回ってきましたので、まだ11時です。いつ降り出すかも分からないので、先を急ぎます。愛知県体育館は翌日から大相撲名古屋場所の開催です。揺らぐ力士の幟旗を見ながら進みます。そして今年3月にオープンしたばかりの金シャチ横町「義直ゾーン」を通り抜けます。浅間神社から鴫塚へ来ます。この頃からまた雨が降り出しました。菊水寺、地蔵院と回ります。ゴールの豊田産業記念館に着いたのは12時15分です。この頃にはかなり雨は強くなっていました。記念館の中の休憩場で昼食を取りました。結局この日は30分ばかり降られたのみで終わりました。参加者が少なく残念な例会になりましたが、それでも参加された人にはそれ程の苦労も無く、見るものは見、学ぶことは学び、10km程度のウォークをして頂けたと思います。雨も自然、自然を楽しむ一宮友歩会は雨天決行です。


◎第76回例会 (平成30年10月7日)
  第76回例会は「河川探訪シリーズ・二之枝川編part1」として、10月6日(土)、名鉄犬山線木津用水駅集合で行いました。現在二之枝川という名称の河川はありませんが、現在もその名残はあり、それをたどっていくコースです。台風25号が近づいていて、前日までの予報は雨です。しかし、当日朝は雨が降っていません。降水確率も20%になっていました。
 木津用水駅近くの白雲寺に35名が集まりました。この例会は昼食時に外来講師も依頼してあり、この参加者数にホッとしました。白雲寺でいつものように出発式を行い、曇り空の中出発です。まず木津用水に沿って北へ歩きます。宮田用水との分流地点へ来ます。ここで日本河川協会会員のY氏から説明を受けました。宮田用水の取り入れ口は木曽川のもっと下流にあったものがだんだん上流に移り、現在の位置になったという話です。木曽川の犬山緑地に出ます。遊歩道を下流に歩いて行きました。川岸には先日の台風で流れ着いたのか、たくさんの流木が目につきます。山名の渡し、小渕の渡しなどを見ていきます。そして、扶桑緑地で休憩しました。般若用水元杁跡でまたY氏の説明を受けました。
 堤内に戻ります。二之枝川と思われる水路に沿って南へ歩いて行きました。所々でY氏の説明を受け、この日何回の説明があったのでしょう。地図を見て現地を見て理解します。11時40分、江南短期大学へ着きました。「もくれん館」という食堂を借りて、ここでまず昼食です。昼食後、二之枝川全般についてY氏から30分ほどの話を聞きました。一宮友歩会では扶桑町から弥富市まで、二之枝川全線を5回程度で歩く計画にしています。今回はその第1回ということで、全般の話を聞いて貰いました。そして、江南市在住で元中日新聞一宮支局長、現在日本ペンクラブ会員の伊神権太氏から「江南市と織田信長の係わり」の話を30分ほど聞きました。初めての試みです。皆真剣に聞いていました。もくれん館前で集合写真を撮り、初参加の人に自己紹介をして貰い、午後の出発です。また水路に沿って歩きます。途中少し遠回りをして、日光川の源流をと思われるところを見ていきました。まもなく急に強い雨です。通り雨です。その後は何回も通り雨に襲われました。予定通り古知野神社にも寄り、約13kmのコースを無事歩き終え、江南駅に着いたのは3時少し前でした。無事終えられ、疲れながらも安堵して帰宅できたのは幸いでした。

  
◎第77回例会 (平成30年12月4日)
  平成30年最後の例会は12月1日(土)、第77回例会「史跡巡りシリーズ・名古屋編part12」として、地下鉄平針駅集合で行いました。名古屋市天白区の史跡巡りです。40人の参加者です。駅コンコースで出発式を行いました。準備運動は最初の訪問地の慈眼寺にしました。急な上り坂です。紅葉がきれいです。境内を一周した後下ります、次は針名神社です。参拝した後また上ります。今回はアップダウンの繰り返しです。出発式の挨拶でもこのことに触れ「覚悟しておいて下さい」と言いました。上れば名古屋市農業センターで、北門から入りました。農業指導館で小休憩の後、センター内を列を作って回りました。皆さん、興味があるのか、熱心に見ています。特に鶏舎では熱心で、孵化展示室で孵化の瞬間を見た時は思わず声を挙げました。南門からでて次へ向かいます。愛知県自動車運転免許試験場の外周に沿って歩きましたが、工事中のフェンスに囲われ何も見えないのは残念でした。平針住宅内に残されたでこぼこ山に上り、次は細口池公園です。グラウンドゴルフが行われていました。コンビニに寄って天白公園です。ここで昼食です。集合写真を撮り、初参加の方に自己紹介をして貰い、午後の出発です。天白川へ出ます。堤防上の植田緑道を歩き、植田八幡社へ来ます。ここには大正天皇の石碑が立っていました。皆さん、一生懸命碑の文字を読んでいました。ここから全久寺を経て稲葉山公園に上りますが、かなりの急坂です。全久寺ではM氏から詳しい資料を以て植田城の話を受けました。自身で撮られたこの地域の昭和40年の写真を見せられたのは驚きです。そして今はビルや住宅で埋め尽くされている地域が一面田畑であったのもまた驚きです。次の稲葉山公園は中段に設けられた外周遊歩道を歩く予定でしたが、道を間違え頂上まで登ってしまいました。とんでもない付録がつきました。この後は一気に下り、張屋公園で解散式です。その後塩釜口駅から帰宅しました。今年最後の例会は秋晴れの好天に恵まれ、見所も多く紅葉も綺麗で、アップダウンの多いコースでしたが、皆さん問題なく歩き通されました。気持ちの良い例会で終われたのは何よりでした。 1年間、協力を頂いた皆さん、ありがとうございました。

                              (平成31年1月3日)

川柳&ウォーク