zu096
 一宮友歩会外々話’14

 平成26年の一宮友歩会例会状況を一宮友歩会ホームページのトップページに掲載したあいさつ文を活用して紹介します。 


 
 ◎第48回例会(平成26年2月1日)
 平成26年最初の例会は2月1日に第48回例会「史跡巡りシリーズ・名古屋編part3」として、JR千種駅集合で行いました。出発式は近くの今池西公園で行い、3月22日開催予定の協力員親睦ウォークも紹介しました。
 まず公園から南の方に歩き、すぐ近くの高牟神社です。名泉・古井の泉があり、地名の由来になったと言われています。そして、今池地蔵、吹上観音へ行き、吹上公園で休憩です。この公園は刑務所跡です。当時の航空写真を使っていつものY氏からこの地域の説明を受けました。名古屋高速道路に沿って東へ歩き、塩付街道を左折します。一畑山薬師寺へ寄りました。ちょうど住職さんに会いました。少しお話を願いしたところ気持ち良く引き受けて頂きました。飴や箸まで頂きありがたいことです。池下駅を通り、蝮ヶ池龍神社、蝮ヶ池八幡宮と急な坂を上がっていきます。そして千種公園で昼食です。午後はすいどうみち緑道を通り、日泰寺、揚輝荘と回りました。日泰寺は日本で唯一の超宗派寺院です。揚輝荘は松坂屋初代社長の別荘で、今は名古屋市指定有形文化財になっています。続いて相応寺です。長い階段を上ると、高層マンションなどなかった昔の見晴らしの良さが忍ばれます。少しばかり尾根づたいに南下すると城山八幡宮です。この神社には連理木があり、名古屋の「恋の三社巡り」のひとつになっています。もうひとつは最初に寄った高牟神社です。またこの八幡宮は末森城跡です。ここでは城愛好家のM氏から資料を以ての説明を受けました。さらに南下し、名古屋大学近くの性高院へ寄りました。この寺院には徳川家康の第四子・松平忠吉の墓などがマンションの一角にあります。とても狭く分かりにくい場所です。裏話になりますが、下下見では分からず、その後M氏が見つけてきてくれました。そして名古屋大仏のある桃巖寺です。ちょうど3時の到着です。近くで解散式を行い、地下鉄本山駅から帰りました。
 朝方は冷えましたが、日中は風もなく暖かくこの時期にしては最高のウォーキング日和になりました。前日は強風、翌日は雨だったことを思うと本当に恵まれました。参加者も54名と久しぶりの50人越えでした。


◎第49回例会(平成26年4月5日)
 平成26年4月5日、第49回例会は「史跡巡りシリーズ・西尾張編part11」として、名鉄津島駅集合で行いました。昨年6月例会では津島市北部及び愛西市北部の史跡巡りをしましたので、今回は津島市南部及び愛西市南部の史跡巡りを企画しました。津島駅から善定坊まではほぼ南下、そして西善太新田記念碑までは東進、ここからゴールまではほぼ北上です。
 まず駅近くの十王堂、そして六地蔵堂です。ここでは地区の方が扉を開けて待って頂いており、お陰で中をゆっくり拝観できました。下下見時の偶然の出会いから生じたことで嬉しいことです。天王川公園へ向かいました。公園の桜は満開です。公園を北から南へ縦断しました。更に田園の中を南下です。佐屋海道址の碑を見ました。佐屋河原の地蔵堂へも寄りました。小さな五輪塔があり、その説明をしました。こうしたウォークでもないと見向きもしないものでしょう。続いて加藤高明顕彰碑、佐屋代官所跡、三里の渡し跡です。この3箇所は交差点を挟んで寄り集まっています。渡し跡がある公園で城愛好家のM氏から資料を以て説明を受けました。次に芭蕉ゆかりの水鶏塚、そしてちょうど12時に昼食場所の善定坊です。午後の出発前に集合写真を撮り、そのまま日本河川協会会員のY氏からの説明です。午後はまず最初に星大明神の長い参道を歩き参拝です。次に天然記念物の黒松のある東保八幡社、田んぼの中に立つ市江車車田址、地域発展に貢献した青樹英二記念碑、更に青樹英二にちなむ西善太新田記念碑なども見て愛西市親水公園です。ここでもY氏の説明を受けました。そして明通寺までは3kmばかりをひたすら歩きました。すぐ北の管粥神事で有名な日置(へき)神社に寄りゴールの日比野駅にはちょうど3時の到着です。全く好天のウォーキング日和の上どこを見ても満開の桜の例会になりました。


◎第50回例会(平成26年6月7日)
 平成26年6月7日開催の一宮友歩会例会はちょうど50回目の例会となりました。これを一区切りの記念例会とし、第1回例会をアレンジしたコースとしました。
 梅雨の最中、天気が気になっていましたが、幸いに降っていない朝を迎えました。国府宮神社の参道で出発式です。出発してすぐ、参道の太鼓橋のところで三宅川についてY氏から話を聞きました。中高記念館、赤染衛門歌碑公園、国衙跡と見て美濃路に入りました。碑のあるところでは止まりながら稲沢公園へ向かいました。隣の荻須美術館へ入館しました。写真やガラス絵の展覧会が開催されていました。美術館を出たところで雨が降り出しましたが、まもなく止みました。せんき薬師を経て性海寺です。性海寺ではあじさい祭開催中で大変な賑わいです。八部咲きぐらいのあじさいを見ながら園内を一周し、国分禅寺へ向かいました。着いたときは12時15分くらいでした。また雨が降ってきました。親切にも本堂に上げてもらいここで昼食を取ることができました。また宝物殿を開けてもらい、重要文化財の伝覚山和尚座像や釈迦如来座像を拝観することができました。集合写真も撮ってもらうなど大変親切なもてなしに感激です。昼食後は矢合観音、円光寺と回っていきます。萩寺と言われる円光寺ではもう一部で萩が咲いていました。そして愛知県下水道科学館です。冷房の効いた館内でゆっくり過ごしました。鷲尾農村公園でトイレ休憩を取り、ゴールの上丸渕駅にはちょうど3時の到着です。解散式では「例会50回達成記念誌」を編集していること、そして7月例会で配布予定であることを伝えました。時折雨が降ったりしましたがほとんど傘の必要もなく、また暑くもなく、この時期にしては歩きやすい例会になりました。

◎第51回例会(平成26年7月5日)
平成26年7月5日(土)、一宮友歩会は第51回例会を開催しました。梅雨の最中、怪しい天気が続いていましたが、幸いにも好天の朝を迎えました。「史跡巡りシリーズ・岐阜編part7」として名鉄各務原線苧ヶ瀬駅下車、1kmばかり北へ行った苧ヶ瀬池で出発式を行いました。今回は地図や地域の資料の他に「例会50回達成記念誌」を参加の皆さんに渡しました。
 出発をするとまもなく怪しい空模様に変わってきました。最初の見所の村国座では、コースリーダーからいろいろ説明がありました。今回のコースリーダーは各務原市在住の人で、地理歴史に詳しく、その後も各所で説明をしてくれました。全く人を得た幸運です。村国座から山中不動へ向かう途中でついに雨が降り出しました。合羽や傘を出しました。そして、草深い人1人通れるほどの細い参道を歩く予定でしたが、下半身が濡れてしまうので、急拠舗装した道路を歩くことにしました。なかなか歩く機会のない道を楽しんでもらおうと思っていましたが、少し残念なこととなりました。山中不動ではまだ雨が降っています。本堂や滝までは急な階段なので、一部の人だけが上がっていきました。法福寺でトイレ休憩の後、各務原自然遺産の森へ着きました。この頃にはもうほとんど雨は降っていません。広い園内の一部を行列を作って回りました。そして、県立各務原公園で昼食です。東屋等屋根のある休憩場所も多く、雨が降っても心配ありません。しかし、幸いに雨はもう上がったようです。今回予定していた例会終了後の交流会実施、中止の判断をここですることにしていました。そして、不安な気持ちも抱きながら実施と決め、参加者を募りました。約30名の方が会費500円を払い参加となりました。買い出し等準備をしてもらう役員はここから先を急いでもらいました。日之出不動、車折神社を参拝し、つつじヶ丘団地を通り抜け、鵜沼宿です。大安寺遊歩道を下流に歩き、ライン大橋を渡ります。犬山城の下を通り、犬山橋です。ここで交流会です。空は青空になっていました。中止にしていたら大変な後悔になるところでした。担当役員はもう準備を終えて待っていてくれました。早速に乾杯をしてささやかな宴会の開始です。1時間弱を楽しく終え、最後の挨拶をして解散しました。少し降られましたが、返って涼しくて歩きやすく、交流会も無事にでき、良い1日となりました。


◎第52回例会(平成26年10月4日)
3ヶ月ぶりの例会は「河川探訪シリーズ・境川編part2」として名鉄本線豊明駅集合で行いました。台風18号が近づいている中、この日は朝から風も吹きさわやかな秋晴れです。出発式では来年の例会計画を渡しました。
 歩き始めてすぐに阿野八剱社です。ここでは市有形文化財の古い石灯籠を見学しました。そして中島公園で休憩し、大久伝八幡社です。池大雅揮毫の扁額を見学しました。次は安産祈願の一之御前安産水です。そして、円福寺です。お堂を開けてもらい参拝しました。その上寺の方より円福寺と書いたお菓子を全員に頂きました。嬉しいもてなしです。昼食場所の祐福寺についたときはまだ11時40分でした。8月に行った下見ではここまでで30分以上余分にかかっていました。気候がいいと体の負担も大きく減ります。広い境内で思い思いの場所で昼食を取りました。そして、県指定文化財の勅使門の前で集合写真を撮り午後の出発です。すぐに境川に出ます。右岸の河川敷に設けられた境川緑地を下流に向けて歩きます。途中、日本河川協会会員のY氏から霞堤の話を聞きました。郡界橋を渡って、今度は左岸堤防上を歩きました。午前は境川を全く見ませんでしたが、午後はかなりの時間堤防を歩きます。見性寺でトイレ休憩です。そして草野池を経て永福寺です。市指定文化財の道祖神と池大雅揮毫の木額を見学しました。永福寺隣の酒井神社にも寄り、後はひたすらゴールの豊明駅を目指して境川左岸堤防を歩きます。堤防の草も刈ってあって歩きやすく、3時前にゴールしました。今回は今年最長の18km以上あったと思います。気候に恵まれ、良い例会になりましたが、ただ残念なことは過去最少の参加者であったことです。


◎第53回例会(平成26年12月6日)
 第53回例会は名鉄常滑線大同町駅集合で「史跡巡りシリーズ・名古屋編part4」として開催しました。主に名古屋市南区の史跡巡りです。
 今週に入って急激に寒くなって来ました。そして例会当日も一宮地方は朝から雪がちらつく怪しい雲行きです。大同町駅でも出発式の頃には怪しい様子になってきました。それでも無事出発式を終え、愛と力の筏像、阿千輪兼吉碑等を見ていきます。宝生公園でトイレ休憩です。冷えるのでこまめにトイレ休憩を取っていきます。大江川緑地に入ります。紅葉は少し遅目ですがまだ見られました。名四国道をくぐった後、緑地から離れてくつ塚へ向かいます。くつ塚では、この日初参加の人から話をしてもらいました。この近くに住んでいると聞いて「思い出話を聞かせてもらえませんか」とお願いしたところ快く引き受けていただきました。話は伊勢湾台風の時のことでした。伊勢湾台風慰霊碑の前でぴったりの話でした。皆さん、改めてその恐さを知られたことでしょう。再び大江川緑地に戻ります。湊跡で、今度はいつもの日本河川協会会員のY氏から、大江川がなぜこのような緑地なったのかなどの話を聞きました。いつもながら熱心な口調でよく分かる話です。この頃から降り出しました。雨かと思ったのですが、みぞれです。そして雪に変わっていきました。この地域でこの時期に雪とは全くびっくりです。福井弥左衛門の碑、呼続神社と回って永井荷風追慕碑のある西来寺です。雪は雨に変わって降ったり止んだりです。予定の本城公園での昼食は無理です。ここでもう時間も11時半を過ぎていますので、急に昼食場所の提供をお願いしました。快く引き受けて頂き、本堂の階段などで雨の心配もなく食事を取ることができました。その上熱いお茶の提供まで受けました。本当にありがたいことです。次は蒼龍寺ですが、ここに着いたときは12時を過ぎていました。門や扉を開けておいてもらうことになっていましたが、閉まっています。約束の時間からあまりに遅いので、管理する人が帰られてしまったのでしょうか。今日のコースリーダーで城愛好家のM氏から、塀の外から説明をしてもらいました。中井用水緑道を通って星崎城址です。粕畑貝塚跡、笠寺一里塚を経て笠寺公園です。暖かい資料館に入ることができホッとしました。宮本武蔵に縁のある東光院に寄り、笠寺観音です。ここにも宮本武蔵の記念碑が立っており、それも見てもらいました。この日は境内で市が開かれていましたが、雨で客も少なく早々に店じまいが始まっていました。ゴールの本笠寺駅に着いたときにはまだ2時前でした。寒いとジッとしているより歩いた方がいいので、つい早くなります。今年最後の例会は少し辛い例会になりました。しかし、参加された皆さんには、この時期雪に降られるという忘れられない例会になったことでしょう。


 こうして平成26年も事故もなく無事6回の例会を終えることができました。しかし、参加者が減ってきているのが気になっています。当初の頃は年平均で60人近くの参加者があったと思いますが、平成26年は40人を切っています。例会内容は以前と変わらないと思いますし、歩行距離が長いという声に少し短めにしてきています。今までの参加者が高齢化し無理になってきているのでしょう。そして新しい人の参加がなかなか増えません。。そこで10月例会から中日新聞に案内を載せていただくようにしました。また来年は初参加者の人の参加費を半額の150円とし、誘って頂いた方も半額とすることにしています。誘い合っての参加をお願いしたいところです。
                                      (平成27年1月25日)

川柳&ウォーク