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一宮友歩会外々話’12

 
 一宮友歩会の平成24年例会状況を、今年も一宮
友歩会のHPトップページに掲載したあいさつ文を活
用してまとめてみました。 (平成24年12月27日)




◎第36回例会(2012年2月4日)
 平成24年最初の例会は2月4日(土)、「河川探訪シリーズ・堀川編part1」として名鉄常滑線道徳駅(道徳公園)集合で行いました。堀川を下流から上流に歩きながら名古屋市内の史跡を見ていきます。前日までの厳しい寒さとうって変わって穏やかな日となりました。お陰で参加者も70名近くとなりました。
 道徳駅からまっすぐ西に歩いて堀川へ出ます。後は上流に向けて歩きます。最初の見所、休憩地は宮の渡し公園です。そして一番割観音堂です。我々のために扉を開けておいてもらいました。またここで日本河川協会会員の方からの資料を配付しての説明です。次は白鳥御陵、断夫山古墳の見学です。名古屋国際会議場をデザイン博時の騎馬像を見ながら通り抜けました。尾頭橋まで堀川左岸を歩き、元興寺、闇ヶ森神社を見て、ちょうど12時に昼食場所の正木公園へ着きました。午後はまず東別院です。ここでもこの境内に立つ古渡城跡碑の前で城愛好家の方から資料を配付しての説明です。その後、切支丹処刑地の地に建つ栄国寺や徳川光友公自筆の額がある妙善寺、織田信長が戦勝祈願の松を植えたと言われる日置神社などを見て塩竃神社へ着きました。ここでは宮司さんより説明を受けました。ここには福島正則寄進の手水舎があります。名駅ウォールアートを見ながらささしまライブです。真新しい跨線橋(歩道橋)から名古屋駅前の高層ビル群を見ました。この方面から見る機会は少なく、新鮮に見えます。そして名古屋駅へ2時半頃着き解散しました。所々雪は残っていましたが、これもいい風景です。終日穏やかな天気に、多くの説明もあり、いい例会になったと思います。さい先のいい平成24年になりました。

◎第37回例会(2012年4月14日)
 平成24年4月例会は4月14日(土)、「史跡巡りシリーズ・岐阜編part5」として名鉄各務原線名電各務原駅(中央公園)集合で行いました。前日からの雨が朝になってもまだ降り続いています。こういう天気は足が遠のき案の定参加者は普通のほぼ半分です。
出発式も簡素化し雨の中の出発です。まず炉畑遺跡を目指しました。ここでは各務原市歴史民俗資料館の女性説明者に来てもらい遺跡の説明を受けました。また、休日は閉館されている旧桜井家の古い建物も開けてもらい案内をしてもらいました。桜は満開です。そして散り始めた桜の花びらが雪のようです。このころから雨は降ったり止んだりになり、傘も開いたり閉じたりになりました。遊歩道として整備された羽島用水に入り、まもなく前渡不動尊です。そして、各務原浄化センターに隣接している浄水公園です。この公園の中には猿尾堤が残っています。日本河川協会会員の方から猿尾堤やこの地域の地勢についての説明を受けました。この後は羽島用水をひたすら歩いて三井池公園を目指します。この公園で昼食です。この頃には雨も上がり助かりました。午後は桜の名所の新境川堤を歩きます。まさに見頃です。岐阜大学の跡地に整備された各務原市民公園にも寄りました。そして、手力雄神社です。ここでは神主さんから話を聞きました。市指定の重要文化財である左右一対の龍の彫刻なども案内してもらいました。最後は新加納立場です。少林寺で解散式を行い、新加納駅まで歩き解散となりました。朝方までの雨は残念でしたが、午後には暑いくらいの好天になりました。今年の春は寒かったお陰で桜は満開の状態で例会を迎えることができました。見所も多く、参加していただいた人にはいい1日になったと思っています。  

◎第38回例会(2012年6月2日)
 第38回例会は平成24年6月2日(土)、「史跡巡りシリーズ・西尾張編part9」として名鉄犬山線柏森駅集合で行いました。
 まず柏森駅近くの専修院です。この寺院の東門は犬山城の矢来門を買い取ったもので、扶桑町指定文化財になっています。次に禅僧悟渓宗頓出生の地と言われる悟渓屋敷です。ここも扶桑町指定文化財になっています。そして木曽川河川敷の扶桑緑地公園に出ました。まず般若用水元杁跡を見ました。ここで日本河川協会会員の方から説明を受けました。小淵の渡し址碑を見た後、扶桑町の無形文化財工芸技術に指定されている儀典用端折長柄傘の工場を見学しました。もう日本に数軒しかない技術で、14代目当主の方から説明と工場を見学させていただきました。再び扶桑緑地公園に出、続きの木曽川犬山緑地を歩きました。ここで昼食です。
 午後は最初に先聖寺です。住職の方から楽しく20分ばかりの法話を聞かせていただきました。針綱神社元宮跡を見て犬山市本町を歩きました。電線地中化や町おこしで様子がすっかり変わりました。昔の雰囲気が蘇り大変な人出です。その後は名鉄犬山線を東に越え、延々と緩い坂を登りひばりヶ丘公園へ行きました。ここから広い愛知県犬山浄水場が一望できました。そして隣の小野洞砂防公園です。ここで愛知県建設部の砂防課長さんから説明を受けました。その後、砂防施設を見ながらゆっくり公園内を下り、名鉄広見線の富岡前駅にちょうど3時半に着きました。雨の心配もない曇り空でこの時期として歩きやすく、事故もなく例会を終えることができました。今回も説明等多くの方の協力をいただきました。


◎第39回例会(2012年7月7日)
 平成24年7月7日(土)、「河川探訪シリーズ・堀川編part9」として名鉄本線山王駅集合で行いました。
 前日からの雨は当日になってもまだ降り続いています。参加人数が気になっていましたが、それでも出発式には50名近い人に集まっていただきました。出発式は山王駅から5分ほど歩いた松重閘門公園で行い、傘を差しての出発式となりました。式は簡単に行い、堀川左岸を上流に向けて歩きます。岩井橋のところで日本河川協会会員の方の説明を受けました。そして洲崎神社です。ここでは城愛好家の方から資料を配付しての説明を受けました。この頃には傘は必要がなくなっていました。天王崎橋から錦橋までの間は堀川端が遊歩道として整備されています。そこを歩いた後、四間道を歩きました。五条橋でも河川協会会員の方の説明を受けました。その後も景雲橋、朝日橋など都合6回の説明を受けました。名古屋城西側のお堀端を歩き、名城公園の中を通り抜け、下水道科学館名城処理センターには11時半頃に着きました。ここで昼食です。科学館館内の見学も含め1時間をとりました。午前は右岸へ行ったり左岸へ行ったりといろいろ寄りましたが、午後は堀川に沿ってひたすら歩きます。黒川(国道41号)付近では整備された低水路を歩きますので、雨でどうなっているか心配していましたが、無事歩くことができました。この低水路を上がると御用水跡街園です。用水が埋め立てられ約1.5kmの遊歩道として整備されています。いろいろな樹木を見ながら桜の木の下を歩きました。御用水跡街園が終わるとまもなく矢田川です。矢田川河川敷の天神橋緑地を天神橋まで歩きます。午後は暑いくらいの日になりましたが、見晴らしもよく快い風もあります。新守山駅を経てアサヒビール名古屋工場へ着いたのは予定より早い2時20分頃でした。工場見学は3時からの予約でしたが、2時半からにしてもらえました。1時間近い工場見学の後、ゲストホールで試飲です。汗をかいた後の嬉しい接待に皆さん満足です。参加された方にはいい1日になったと思います。


◎第40回例会(2012年10月6日)
 平成24年10月6日(土)、第40回例会は「史跡巡りシリーズ・東尾張編part5」として地下鉄東山線藤が丘駅集合で行いました。少し暑いくらいの好天に恵まれました。今回の主な見学地は小牧長久手の合戦の史跡です。
 まず木下勘解由塚を経て桧ヶ根公園へ行きました。ここには堀久太郎本陣地跡の碑が立っています。ここで城愛好家の方から詳しい資料を配付して小牧長久手の合戦及び今日見学する合戦史跡の説明を受けました。非常に参考になったと思います。次に岩作神社へ行きました。ここでは翌7日に行われる警固祭りの準備が行われていました。役員の方に祭りの説明をお願いしたら、快く引き受けていただきました。思いがけない成り行きに感謝です。そして色金山歴史公園の山頂から合戦の地域を見渡しました。首塚を経て長久手古戦場公園です。勝入塚を見たり郷土資料室に入館したりしました。その後は3kmばかりをひたすら歩いて岩崎御嶽社です。12時も過ぎ登り坂を少しきつく感じました。今回は珍しく上り下りの多い例会です。ここで昼食です。
 午後はまず妙仙寺へ向かいました。樹齢400年を超えるといわれる臥龍の松(市指定文化財)の見学です。そして岩崎城址公園です。歴史記念館を見学しました。次は2km先の香久山古窯です。古窯は建物で覆われており、この日は入館できない日でしたが、知人の計らいで入館させていただき、説明まで受けました。ありがたいことです。そして浅田八剱社に寄り、レトロでんしゃ館へは3時過ぎに着きました。ここでまず解散式を行い、後でゆっくりでんしゃ館を見学していただきました。ゴールは地下鉄赤池駅です。
 今回も沢山の方の支援、協力をいただきました。特に、岩作神社や浅田八剱社では説明を予定していませんでしたが、急にお願いしたところ快く引き受けていただきました。お陰で例会の内容がより深いものになりました。
 小牧長久手の合戦の史跡は犬山市、小牧市と見てきて今回が仕上げです。このように一連の史跡を見て回ることを予定していた訳ではありませんが、結果的にそのようになりました。長く続けていることの成果と感じ入っています。


◎第41回例会(平成24年12月1日)
 平成24年最後になる例会は12月1日(土)、第41回例会「河川探訪シリーズ・堀川編part3」として名鉄本線神宮前駅集合で行いました。堀川編と言っても今回は新堀川の周辺を歩きます。新堀川は精進川改修工事によって開削された人工河川で、明治44年に新堀川と改名されています。朝方少し雨が降りましたがまもなく止み、59名の方に集まって頂きました。
 出発式後、熱田神宮参拝です。そして、東海道道標、赤本陣跡、西浜御殿跡と見学して宮の渡し公園です。ここで今日のコースリーダーからこの地域の史跡の説明を受けました。次に徳川家康幼時幽居跡です。最初に来た今年1月14日の下下見時には古い建物のままでした。そして、10月20日の下見時には建物が取り壊されていて驚きましたが、説明板はそのまま残っていました。今回来たら説明板が立派なものに変わっていました。1年の間にこんなにも変化していました。続いて裁断橋、都々逸発祥の地碑を見て新堀川に出ました。左岸を上流に向けて歩きます。神宮東橋で左折する予定でしたが、そのままもう少し上流に歩き「新堀川の由来碑」を見学しました。ここで日本河川協会会員の方から説明を受けました。そして、神宮東公園です。ここは名古屋陸軍造兵廠跡です。この公園を通り抜けてまた新堀川に戻ります。立石橋を右折します。ここから鶴舞公園までは昭和区の史跡巡りです。西福寺、延命地蔵と亀口の泉などを見て村雲公園です。ここで昼食です。午後は御器所八幡宮、豊臣秀吉母宅址、尾陽神社、更には小酒井不木居住址、愛知県下最大の円憤と言われる八幡山古墳を見て鶴舞公園です。鶴舞公園は精進川改修工事の掘削土砂を使って造成されています。公園の中も隅の方に立っていてあまり目立たない加藤高明伯銅像跡や動物園跡なども見て回りました。公園を出てまた新堀川へ向かいました。精進川改修工事で亡くなった人の慰霊碑を見て最上流へ向かいます。最上流には堀留水処理センターがあります。この水処理センターは名古屋市上下水道100周年事業としてその一部を「下水道の歴史メモリアルゾーン」として見学コースが整備され、この11月にオープンしたばかりです。11月初旬にこの情報を得てすぐに見学を申し入れました。そして今日の見学となったのです。休みの日ながら担当の方2名で丁寧な説明と見学の案内をしてもらいました。後で伺うところによると、オープンして以来民間団体としては最初の見学者と言うことでした。今回の例会のこの上ない出来事となりました。その後は矢場の地蔵と言われる清浄寺を見学し、大須の那古野山公園で解散式です。今回はコースリーダーが城愛好家の方だったこともあって説明が非常に多く、その上堀留水処理センターの見学も加わり、ゴールは3時半を過ぎました。よく冷えた朝でしたが、日中は穏やかなウォーキング日和となり、今年最後の例会を盛会に気持ちよく終えることができました。
 今年1年多くの方にいろいろな形で協力を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。 


川柳&ウォーク