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一宮友歩会外々話’11

 
 一宮友歩会の平成23年例会状況を、一宮友歩会
 HPトップページに掲載したあいさつ文を活用して
 まとめてみました。(平成23年12月21日)




◎第30回例会(平成23年2月5日)
 平成23年最初の例会は2月5日「史跡巡りシリーズ・西尾張編part8」として名鉄本線須ヶ口駅集合で行いました。ちょうど30回目の例会になりました。非常に寒かった今年の冬も2月に入って寒さも和らぎ、例会当日は穏やかな日になりました。そのお陰か70名近い人の参加がありました。
 須ヶ口駅から五条川の法界門橋を渡り下流に向かい、まず萱津合戦跡碑に行きました。ここで城愛好家の人の話を聞きました。そして、萱津神社を参拝した後鎌倉街道を南下し、実成寺を訪ねました。本堂で住職さんから20分ほど寺の歴史、修復の苦労などの話を聞きました。皆さん熱心に聞き、質問も沢山出ていました。更に鎌倉街道を南下、三社宮の銀杏を見て大治スポーツセンターでトイレ休憩、明眼院には11時半頃の到着です。ゆっくり境内を見学した後、隣の馬島社で昼食です。午後は馬島明眼院道を通り佐屋街道に出ます。佐屋街道を東へ、名古屋を向けて歩きます。自性院、栗田直政碑を見て万場宿です。庄内川の万場大橋を渡って七所社で休憩です。七所社は昨年の2月例会でも訪ねておりその時は小雪が舞っていました。今年は穏やかな日和です。その後、岩塚宿を経てゴールの近鉄烏森駅にちょうど3時に着きました。いつものように解散式をして無事終えました。

◎第31回例会(平成23年4月9日)
 4月9日「河川探訪シリーズ・合瀬川編part2」として名鉄犬山線中小田井駅集合で行いました。今年の桜開花は非常に遅れ、例会日は満開です。合瀬川堤防には桜並木も多く絶好のコースになりました。しかし、前日から雨で、当日朝も雨が降っています。参加者数が心配になるところ見事に当たり31名です。過去最少は47名でしたので、大きく下回りました。しかしながらいつものように出発式です。出発時には東日本大震災の義援金をお願いしました。
 古い町並みが残る岩倉街道を歩き、まず願王寺です。日本建築学会賞受賞の本堂にあげていただき説明を受けました。また書院明光閣も案内していただきました。予期していなかった親切な接遇に感激です。星神社を経て庄内緑地です。パッと目に入った桜並木に歓声の声が上がりました。そして、庄内川の右岸河川敷内を上流に洗堰まで歩きました。このころには雨は上がっていました。この洗堰でいつもの日本河川協会会員の方から、昔の地形図を配布していただき丁寧な説明を受けました。ここからは新川です。蛇池も桜が綺麗です。庄内川治水に功績のあった水埜士惇君治水碑も説明を受けて見学しました。ここまでは見所も説明を多かったのですが、その後は合瀬川に入り、桜を見ながらひたすら歩くことになります。12時過ぎにコッツ公園に着きました。ここで昼食ですが、雨も上がり助かりました。午後は青空の広がったもと、ひたすら合瀬川を上流に歩きます。拾五箇用水取り入れ口や芋塚を見学して史跡小牧山です。ここで休憩後はパークアリーナ小牧を通って小牧線味岡駅近くの清流亭藤前で解散式です。3時半を過ぎました。20km近い長距離を初参加の人も元気に歩かれました。良いコースだっただけに、朝の雨で参加者が少なかったのが悔やまれます。東日本大震災の義援金は2万5千円として中日新聞社会事業団へ届けました。ありがとうございました。

◎第32回例会(平成23年6月4日)
 第32回例会は6月4日「河川探訪シリーズ・天白川編part1」として名鉄常滑線柴田駅集合で行いました。前回は朝からの雨で31名の参加者でしたので、早い梅雨入りに天気が気になっていました。しかし、幸いに梅雨の合間の好天になり、参加者も61名となりました。今回は会で用意した地図と見所説明資料の他、愛知県職員のY氏と日進市のT氏からも資料の提供を受け配布しました。こうした協力者があることはありがたいことです。
 柴田駅を出発してすぐに伊勢湾台風殉難碑、須佐之男社を見た後、天白川右岸に出て上流に歩きます。まもなく堤防上でY氏から資料に基づいて説明を受けました。Y氏からはその後も各所で説明を受け、昔の地勢から東海豪雨後の天白川の改修工事等都合4回受けました。
 旧鳴尾学校舎や西来寺の永井荷風追墓碑を見た後、浦里公園へ寄りました。ここには鳴海小作争議で活躍した法学博士・雉本朗造氏の大きな銅像が立っており、それを見てもらいました。昼食は更に上流の中江公園でしました。今回から参加者の集合写真を撮り、一宮友歩会のホームページに載せることにしましたので、この中江公園で全員並んだ写真を撮りました。ここから天白川緑道は広くなります。人道橋の野中橋を渡って左岸を歩きます。堤防に沿った「すげた緑道」を保呂公園まで歩き、植田下水処理場を通り抜け、まもなくゴールの地下鉄植田駅です。2時半頃の解散になりました。少し暑い位の天気になりましたが、無事盛会に例会を終えることができました。 

◎第33回例会(平成23年7月2日)
 7月2日(土)、「史跡巡りシリーズ・東尾張編part4」として、名鉄本線有松駅集合で行いました。梅雨最中ながら暑くなるような好天で迎え、ちょうど50名の参加者です。有松駅から桶狭間古戦場保存会のお二人の誘導で出発です。見晴らしのいい高根山に上がり説明を受けました。ここからは起伏のある地形と合戦の状況がよく理解できました。その後も上ったり下ったりしながら合戦地を歩きました。そうして桶狭間古戦場公園に着きました。ここでは、この公園にある織田信長と今川義元の像の制作者である日展会員の工藤潔さんの迎えを受け、製作の意図など興味ある話を聞きました。ウォーキングでこのような貴重な体験ができるとは思ってもいませんでした。そして、今川義元の木造が安置されている長福寺まで保存会の人の案内で歩きました。もっとゆっくり史跡の説明を受けたいところですが、時間の都合上先を急ぐことにしました。次はもう一つの古戦場である桶狭間古戦場伝説地です。ここで熱中症対策のつもりで塩飴を配りました。昼食場所の唐竹公園に着いたのはちょうど12時です。ここまでに10人ほどが帰られましたが、これは珍しいことでやはり暑さのせいでしょうか。
 午後はまず二村山です。鎌倉街道が通り、切られ地蔵など珍しい史跡もあります。展望台に上がった人からは360度の景色に感嘆の声が上がりました。次は沓掛城址公園です。ここではいつもの城愛好家の方から説明を受けました。話がだんだん詳しくなる気がしています。西川緑道を通って、三崎水辺公園で最後の休憩です。暑さに顔や腕を洗う人も多数です。ゴールの前後駅へはちょうど3時の到着です。熱中症も心配される暑さの中、全員が無事ゴールできホッとしました。
 今回は日展会員の工藤潔さん、桶狭間古戦場保存会の方お二人に興味ある話を頂きました。この3方に感謝申し上げると共に、このような機会を仲介していただいた方々にこの場を借りてお礼申し上げます。更には重い枇杷を全員分持ってきた頂いた方、有松巡りのイラストマップや沢山の団扇を持ってきていただいた方などの協力を頂きました。お陰で良い例会ができました。ありがとうございました。

◎第34回例会(平成23年10月1日)
 一宮友歩会第34回例会は平成23年10月1日(土)、各務原市鵜沼を巡るコースで開催しました。数日前までの天気予報では雨、どうなるかと気がかりな毎日でしたが、当日は朝から秋晴れでした。例会後1年1回の交流会を企画していただけに晴れて欲しかった。新鵜沼駅に集まった参加者は60名でした。
 最初の訪問地は川上貞奴女史が開創した成田山貞照寺である。出迎えていただいた尼さんから歴史や見所の説明を聞きました。もう何度も訪れているのに、説明を聞いて知らないことばかり、説明のありがたさを知りました。国道21号に出て、まもなく21号の地下道をくぐります。脇を谷川が流れ、先日の雨で歩道はぬかるんでいます。雨だったら通れなかったろう。ここから中山道です。地道を歩き、石畳を歩き、うとう峠に来ます。合戸(かっこ)池を通り、団地を通り抜け、赤坂地蔵堂に来ます。地蔵堂の周りは彼岸花やコスモスが咲き、まさに秋です。西進するとまもなく坂祝バイパスとの交差点に5人程法被を着た人が見えました。鵜沼宿ガイドサービスの方々の出迎えです。説明を受けながらの案内は40分を越え12時を回りました。昼食は翠池の周りでしました。昼食後は衣装塚古墳などを見ながら更に西進します。そして津島神社に着きます。ここには農村歌舞伎の舞台の皆楽座があります。皆楽座をバックに集合写真を撮りました。名鉄羽場駅を通りながら、伊木山をめざして南進、展望台のある中腹をめざして上がっていきます。展望台から犬山方面を見ます。伊木山から犬山方面を見る機会はあまりありません。伊木城についての説明を聞きました。そして翔(はばたき)の森と名付けられた森を下っていきます。まもなくライン大橋を渡って愛知県側です。そして犬山城下の木曽川堤で解散式です。ちょうど3時の到着でした。交流会に参加する人は犬山橋近くの会場へ、参加しない人は名鉄犬山遊園駅へ向かいました。交流会参加者は40名もあり楽しい時間を過ごしました。

◎第35回例会(平成23年12月3日)
 平成23年最後の例会は12月3日(土)、「天白川編part2」として、地下鉄植田駅集合で開催しました。前々から雨の予報、そして予報通り夜中から雨です。そして予想通り、参加者は通常の約半分でした。
 出発式も簡単に済ませ、天白川に出て上流に向かいます。堤防の紅葉も盛りで、好天ならさらによかろうが残念です。右岸を歩いたり左岸を歩いたりしながら最初の見学地は日進変電所防空壕です。このようなところにコンクリート製の防空壕が残っていようとは驚きです。この頃にはもう傘は必要なくなっていました。変電所の南側には赤池城址の碑が立っています。ここで城愛好家の方から説明を受けました。歩き始めて1時間くらいで龍淵寺へ着きました。ここには赤池城主の墓や赤池の地名発祥の碑や樹齢400年以上のツブラジイなど見所の多い寺です。ゆっくり見学した後、寺近くの天地社へ向かいます。旧本殿は日進市内最古の建物で市指定文化財です。ここでは元日進市職員の方が参加されていたので、説明をお願いしました。いい人に参加していてもらったものです。しばらく天白川から離れていましたが、再び天白川へ戻ります。そして、いつもの日本河川協会会員の方から説明を受けました。天白川に岩崎川が合流する地点からは岩崎川を歩き、白山宮へ向かいます。ちょうど12時の到着です。ここで集会所へあげていただいて昼食です。外は濡れているので本当に助かりました。この神社には足の神様が祀られている足王社が併設されており、痛みとり石などもあります。足の健康を祈って参拝しました。
 午後は白山宮近くの藤島城址碑をまず見ました。ここでも城愛好家の方から、自ら地形を図り、自ら書いた地図を用いて説明を受けました。感銘です。再び天白川堤防を歩き、米野木城址碑が立つ福祉会館に寄りました。主目的はトイレをお借りすることです。コース作りで最も気を使うことはトイレの間隔です。この付近でトイレが欲しくて苦労して探し、お願いすることができました。その後は天白川を淡々と歩き、南山エピックという高級住宅地を通り抜け、愛知牧場にちょうど3時に着きました。実質20km近い距離を無事歩き通し、ここで解散式を行いました。後は思い思いに過ごしていただいて、帰宅しました。
 雨上がりの紅葉は結構よく、見所も多く、説明は6ヶ所でしてもらいました。もう3〜4時間早く雨が上がっていたら参加者数もかなり違っていたろうと思うと、いい例会だっただけにより残念さが募ります。
                   (平成23年12月21日)


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