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一宮友歩会外々話’09

 
 一宮友歩会の平成21年例会状況を、一宮友歩会
 HPトップページに掲載したあいさつ文を活用して
 まとめてみました。(平成21年12月26日)




◎第18回(平成21年2月7日)
 平成21年最初の例会は「史跡巡りシリーズ・東尾張編part2」として北名古屋市西部を巡りました。旧西春町内です。例会後に国府宮の裸祭りが見られると言う効果か、70名以上の方に参加して頂きました。西春駅からまず日限地蔵のある宝円寺です。住職さんの説明後に読経1巻をあげて頂くという思いがけないおもてなしも受けました。亀甲竹という珍しい竹のある松林寺、すぐ隣にある林通勝邸跡などを見て物語の広場で休憩です。そして、雲太寺です。本堂にあげて頂いて住職さんの説明を受けながら涅槃図や天井画の見学をしました。昼食は少し早めに林證寺で取りました。午後は沢山の塑像を見ながらアートエリアロードを通り抜け、浅野長政公誕生地碑を見ました。五条川を渡り一宮市の五日市場に入りました。公会堂前で国府宮神社へ向かう裸男の一群に会い、道を空けてもらいながら先に進みました。そして下津城跡です。ここには守護代が在城し、かつては尾張国の政治の中心地だったという説明を受けました。午後2時半、予定通りゴールのJR稲沢駅に着きました。その後、裸男の練り歩くのを見ながら約2km先の国府宮神社に多くの人が向かわれました。2月初旬と思えぬ暖かな好天気に快適なウォーク例会ができました。


◎第19回(平成21年4月11日)
  河川探訪シリーズも今年から五条川編に入り、3回で河口から入鹿池まで歩きます。その第1回を平成21年4月11日一宮友歩会第19回例会「河川探訪シリーズ・五条川編part1」として開催しました。名鉄須ヶ口駅から五条川が新川へ流れ込む合流点を見た後上流を向けて歩き、まず萱津神社を訪れました。青木宮司さんから20分程度、境内を回りながら神社にまつわる話を伺いました。丁寧な説明を熱心に聞きました。ある参加者の計らいで宮司さんの説明を聞く機会を得たことを嬉しく思います。次は清洲公園で休憩です。そして、城跡愛好家の説明で清洲城の復元された石垣を見ました。ここからは桜並木が続きます。更に右岸を上流に向けて歩き、はるひ夢の森公園で昼食です。午後の出発前にいつもの(社)日本河川協会会員の方から河川を中心にこの地域の地勢についての話を聞きました。その後も数回説明をお願いしましたが、要領を得た話にいつも好評です。午後出発してまもなく稲春橋です。ここでショートコースの方はIR稲沢駅に向かって頂きましたが、数名でした。少しの間左岸を歩きましたが、国道22号からはまた右岸です。まもなく岩倉市の「希望の家」です。ここから上流の五条川堤防は尾北自然歩道と呼ばれます。両岸に桜並木です。ゴールの神明生田神社(岩倉にぎわい広場)に着いたのは3時少し過ぎ、20km近くを6時間かけてのウォークでした。
 今年の早い開花に桜花はあきらめていましたが、その後冷えたこともあってまだ十分に見ごたえがありました。よくこの例会まで持ちこたえてくれました、という思いです。夏を思わせる好天、桜吹雪の中のウォークでした。特に岩倉市内の五条川河畔の桜は「日本さくら名所100選」に選ばれている桜です。水面は散った花びらが一面に漂う花筏です。素晴らしい雰囲気を味わうことができました。

◎第20回(平成21年6月6日)
 第20回例会は稲沢市中央部から東南部を回りました。前日の激しい雨も上がり、次第に暑い日になりました。国府宮神社を出発し、まず禅源寺を訪ねました。40分ばかり、住職さんの話を聞き、見学しました。そして、稲沢公園の中をバラを見ながら通り抜け、性海寺です。あじさい祭りが開催されています。満開にはまだ少し早かったようですが、それでも花を満喫しました。せんき薬師にも寄り、安楽寺では宝物殿を開けて頂き、重要文化財3体の仏像を拝観しました。安楽寺隣の白山社で昼食です。境内は蚊が多いからと、境内内の公民館を開けて頂きました。JR東海道線を渡り、美濃路に入りました。そして追分けから岐阜街道です。下津の神明社が最後の訪問地です。「稲沢市ふるさとガイドの会」の方から、この地に滞在した豊田佐吉にまつわる話をお聞きしました。ゴールのJR稲沢駅には15時15分着、沢山の見学や丁寧な話に、出発してからちょうど6時間かかっていました。
 禅源寺での本堂にあげて頂いての分かりやすいお話、白山社では公民館内での昼食、下津でのパネルを掲げての説明など、全く心のこもった親切な対応に、感謝の念に堪えません。ありがとうございました。

 
◎第21回(平成21年7月4日)
 一宮友歩会の例会は基本的に偶数月を開催月として開催してきましたが、今年は真夏の8月を避け、1ヶ月繰り上げ7月開催としました。「河川探訪シリーズ・五条川編part2」としてpart1のゴール・岩倉駅から名鉄小牧線羽黒駅までです。梅雨さなかの開催で雨が心配されましたが、幸いにこの日は朝から薄曇りです。神明生田神社で出発式後、五条川堤防を遡っていきます。終日尾北自然歩道を歩くことになります。まず井上城跡で休憩しました。そして、いつもの城愛好家の方から説明を受けました。八大龍王社を見た後、少し堤防を離れて、宝頂山墓地、富士塚の方に回りました。共にこの地方には珍しい形状の史跡です。ここまで来ると食事場所の堀尾跡公園はすぐです。11時少し過ぎという早い昼食になりました。午後はまず小口城跡公園に寄り、冷房の効いた資料館をゆっくり見ました。すぐに入鹿池の決壊で亡くなった人を弔う暴水流各霊墓です。ここでいつもの日本河川協会会員の方から説明を受けました。実は他に用事ができたという通知をもらっていたのですが、それを終えてここに間に合うように駆けつけてもらいました。そのことを告げると一斉に感謝の拍手が起こりました。この先の荒井の堰でも説明を受けました。解散式は羽黒駅前の小弓の庄です。七夕祭りの準備をされている庭園で行いました。短冊に願い事を書いて吊す方もありました。午後からは少し日も差してきましたが、風もあり、この時期にしては全く歩きやすい日でした。また、この間の五条川堤防は全線桜並木で、緑陰を歩き、暑さが避けられました。こうして、5時間半ばかりのウォークを無事終えました。


◎第22回(平成21年10月3日)
 第22回例会は、8月を7月に繰り上げたことによって3ヶ月ぶりの例会になりました。「史跡巡りシリーズ・岐阜編part2」として、名鉄本線笠松駅近くの笠松町商工会館を集合場所としました。今回は雨を覚悟しましたが、前日から降っていた雨は朝方にはあがりました。おかげで62名の方に集まって頂きました。準備運動にラジオ体操第一をして出発です。
 まず鮎鮓街道碑を見て、八幡神社、笠松県庁跡と回り、笠松歴史民俗資料館です。館員の方に説明を受けました。全員が一同に見学するには狭いので、半数の方は先に杉山邸へ行ってもらいました。杉山邸は休館日でしたが、我々のために特別に開けて頂きました。ここでも丁寧な説明を受けた後、邸内を回りました。資料館と杉山邸で約40分を費やしました。そして、笠松港公園に出ました。石畳を歩き、その後は木曽川右岸堤を上流に向けてやっと本格的なウォークです。木曽川の雄大な流れ、さわやかな秋風に思い思いに歩いてもらいました。長い列になりました。蘇岸築堤記念碑から町中に入り、土岐塚を見て、11時半に梵鐘が岐阜県重要文化財の光得寺に着きました。ここで昼食です。午後は米野の戦い跡を見た後、木曽川北派川を渡り笠田公園です。本川、南派川と渡り愛知県一宮市入りです。現在見学できる浅井古墳群の5基のうちの4基を見学しました。その後、ゴールの飛保曼陀羅寺をめざしちょうど3時に着きました。更に多くの方は江南駅まで歩かれました。ここまで歩くと20km近い距離となり、皆さんの意欲に感心しました。

◎第23回(平成21年12月5日)
 平成21年の最後の例会は「河川探訪シリーズ・五条川編」最後のpart3として開催しました。天気予報は日中雨です。朝からいつ降り出してもいいような空模様に参加者は48名、やはり今までの最少です。でももう少し少ない予想もしていたのでよく集まって頂いたと言えるでしょう。
 犬山遊園駅の建物を利用させて頂いての出発式です。そして、木曽川の左岸堤防を下流に向かいました。犬山城の下で郷瀬川が木曽川に流れ落ちます。ここから木曽川を離れて郷瀬川を上流に歩きます。遊歩道がよく整備されています。名鉄犬山線を越えてまもなく郷瀬川と新郷瀬川が合流します。合流点からは新郷瀬川を上流に歩きます。合流点からまもなく鮎見橋を渡って「郷瀬川改良記念碑」を見学しました。ここでいつもの日本河川協会会員の方からこの地域の地勢についての話を聞きました。更に新郷瀬川を上流に歩き、前原公園で休憩、川から少し離れた天道宮神明社に寄りました。参道は長く、楼門が県指定有形文化財です。このころから雨が降り出しました。雨対策をして少しの間木曽街道を歩き、再び新郷瀬川に戻ります。富士橋から尾張富士の麓にある大宮浅間神社に向かいました。社務所の縁側等を借りて昼食です。休憩している間に雨は本降りになりました。尾張富士の麓を時計回りに進み、明治村正門前を通り、入鹿池に出ました。少しの間、雨に煙る湖畔を歩いた後、新郷瀬川と五条川との重複区間を下流に向けて歩くことになります。富士橋から新郷瀬川と五条川は別れます。この地点に五条川改修完成記念碑が立っています。下見の時には蔓草等に覆われ、ほとんど分からない状況でした。県の事務所にお願いして整備して頂いたおかげで、今回は皆さんに紹介できました。ここからは五条川を歩き、途中の野呂塚もかなり強く雨の降る中を予定通り見学し、part2の終点だった羽黒駅まで歩いて終了しました。まだ気力のあった20名弱の方は、入鹿池が切れた時流れ出した15トンもある巨石が存置されている興禅寺も見学されました。
 今回は木曽川、郷瀬川、新郷瀬川、そして五条川と渡り歩き、この地域の地勢を理解して頂くよい機会になったと思います。また、一宮友歩会始めての雨の例会になり、それもかなり本格的に降り、新たな体験をされた方も多かったでしょう。雨も自然、この体験に自信を持ってこれからも参加して頂きたいと思います。

                             (平成21年12月26日)


川柳&ウォーク