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一宮友歩会外々話’08


一宮友歩会の平成20年例会状況を、一宮友歩会
HPトップページに掲載したあいさつ文を活用
してまとめてみました。(平成20年12月27日)


◎第12回例会(平成20年2月2日)
 今年最初の例会は2月2日(土)、「史跡巡りシリーズ・西尾張編part5」として一宮駅近くの梅ヶ枝公園に集合し、一宮市東部の史跡を巡る約15kmのコースで行いました。一宮友歩会としてはもっとも厳しい時期の例会でしたが、曇り空ながら終日穏やかな日となり、80名近い人にウォークを楽しんで頂きました。照手姫袖掛けの松、馬見塚遺跡を見学した後、浅野公園へ行きました。浅野長政公宅址を公園にしたもので、公園内を一周して昼食場所の県営一宮総合運動場へ向かいました。午後は最初に浮野古戦場跡の見学です。浮野古戦場史跡保存会のお二方から丁寧な話をして頂きました。この後ショートコースの方は春明バス停に向かって頂きましたが、都合がある3名だけでした。次に真清田神社御祭田、大赤見城跡です。大赤見城跡碑は個人の敷地内に建っています。近くの大赤見公園で、いつもの協力員の方から城の説明をしてもらいました。そして、事故もなく3時にゴールの真清田神社に着きました。
 

◎第13回例会(平成20年4月12日)
 4月12日開催の13回例会「河川探訪シリーズ・日光川編part2」は、風は少し強いながらも今回も好天に恵まれました。萩原駅より万葉公園を通り抜け日光川に出ます。日光川から遠ざかるように放水路工事を見ながら西に向かい広口池まで行きました。ここで放水路の概要説明を受けました。横井千秋の碑は立っていましたが、まだ除幕式前ということで覆いが掛けてあったのは残念でした。その後、尾張七福神のひとつである永張寺に寄り、再び日光川に戻り、下流に向けて歩きました。河川敷には菜の花が一面にきれいに咲いています。シイノキの群生地の布智神社に寄り、ちょうど12時に昼食場所の明善寺に着きました。ショートコースの方はここから上丸渕駅に向かいました。午後もひたすら日光川堤防を下流に向けて歩きました。西光橋近くで、この地域の河川の歴史、特徴などの説明を聞きました。ここから桜並木が続きますが、多くの桜花はもう残り少なくなっていましたが、八重桜や鬱金桜などまだまだ満開の桜も多くありました。芝桜もきれいでした。そして、勝幡城跡です。いつもの方から城の説明をしてもらいました。そして、17kmという長距離ながら、スムーズな歩きに2時半にゴールの勝幡駅に着きました。今回は3人もの方から有意義な話を聞くことができました。


◎第14回例会(平成20年6月7日)
 第14回例会は前回に続いて「河川探訪シリーズ・日光川編part3」として、名鉄勝幡駅より近鉄蟹江駅まで約14kmを歩きました。今回も好天に恵まれました。勝幡駅より相ノ川に出て若葉の茂る桜並木を歩き、まず奥津神社に寄りました。そして、塩田緑苑で休憩し、その後日光川に出て、津島市民の森まで歩きました。その後、鹿伏兎橋を渡ったところで、今回も愛知県職員の方からこの付近の成り立ちについて説明を受けました。そして、西之森神社にちょうど12時に着き、昼食です。
 午後は「かにえガイドボランティア歴史文化夢案内人」の方について蟹江の史跡巡りです。須成神社前では10名ほどの方に出迎えて頂きました。須成神社では本殿を、龍照院では国重要文化財十一面観音菩薩像を特別拝観させて頂きました。新撰組隊士・佐野七五三之助の墓に参り、信長街道を通り、晴明塚、地蔵寺、蟹江城址など2時間ばかり説明を受けながら見学しました。新撰組隊士の剣術披露、冷茶のサービスなど思いがけない接待も受けました。本当に身に余る対応にただ感謝です。

◎第15回例会(平成20年8月2日)
 8月2日「史跡巡りシリーズ・岐阜編part1」として、JR岐阜駅より岐阜市内の史跡を巡りながら柳ヶ瀬で解散するというコースで開催しました。曇りがちながら大変暑い日になりましたが、それでも50名もの方に参加して頂きました。金神社、アクアージュ柳ヶ瀬を通り、柳ヶ瀬へ。ここで柳ヶ瀬商店街振興組合連合会の方からこの街の説明を受けました。その後、美江寺観音で休憩し、長良川へ出ました。忠節橋を渡り、光公園から道三塚へ向かいました。そして、岐阜メモリアルセンターで少し早い昼食です。午後は、この日の長良川全国花火大会の会場を通り抜けながら岐阜公園に向かいました。岐阜公園では、信長公居館発掘現場の説明を岐阜市教育委員会の方から、40分以上にわたり分かりやすい説明を受けました。皆さんは疲れていながらも、あまり機会のない説明に一生懸命聞いておられました。ゴールの粕森公園に2時半に着きました。


◎第16回例会(平成20年10月4日)
 10月4日の第16回例会は「河川探訪シリーズ・日光川編」の最終回「part4」として、JR関西線永和駅よりあおなみ線野跡駅までで開催しました。まず日光川を下流に向けて歩き、佐屋川創郷公園に寄りました。ここで「日光川編part3」で案内をして頂いた「かにえガイドボランティア歴史文化夢案内人」の代表者の方に偶然出会いました。思いがけない出会いに、ここに生誕地碑のある小酒井不木などの話をして頂く幸運を得ました。そして鹿島神社に寄り、文学苑の碑を見て回りました。その後は佐屋川に沿って設けられた文学散歩道です。その終点に吉川英治句碑があります。句碑の近くで、今回も協力員の方からこの地域の地勢等の話をしてもらいました。河合小橋を渡り、蟹江川排水機場、福田川河口排水機場などを右手に見ながら再び日光川に出ました。ここまで来ると日光川は湖のような風景です。新茶屋川公園で昼食です。午後は更に日光川を下り、サンビーチ日光川でショートコースの人と別れました。国道23号をくぐると、トリトンを始め名古屋港の風景が突然前方に広がります。目の前は日光川・新川及び庄内川の河口にできた藤前干潟です。環境省の藤前活動センターに入りました。管内施設の見学とビデオ鑑賞などで50分近くを過ごしました。その後、国道23号の庄内新川橋を渡り、庄内川左岸の松林の中を歩きながら下流に向けて歩きます。そして、名古屋市野鳥観察館前に午後3時半に着き、ここで解散式を行いました。
 今回も全くの秋晴れ、好天気に恵まれ、70名近い人に参加して頂きました。前半の文学にちなんだ史跡と思いがけない説明、そして後半の広大な風景、2年後のCOP10で注目を浴びるだろう藤前干潟の学習など多彩なメニューになりました。実質の歩行距離は20km近いコースでしたが、皆さん、事故もなく元気に歩いて頂きました。こんな機会もないことにはなかなか来ることがない地域の例会に、多くの方から参加して良かったの言葉を頂きました。


◎第17回例会(平成20年12月6日)
 平成20年最後の例会は初めて知多半島まで出かけ「史跡巡りシリーズ・知多編part1」として開催しました。東海市の名鉄太田川駅で降り、近くの可家の湊跡で出発式を行いました。この日は急に冷えた朝となりましたが、空は青々とした好天、60名の方の参加です。まず約2km先の元浜公園を目指し、園内を巡り歩き、次は公家緑道を通り抜けます。そして、義元の供養塔と言われる今川塚、万葉歌碑が立っている諏訪神社です。知多四国第82番札所の観福寺で休憩しました。木田城跡ではいつもの運営委員の人から詳しい説明を受けました。由緒ある城跡ですがそこには何の説明板もなく、知らなければ単なる小高い地形です。その後、東海市役所に寄りました。この玄関には細井平洲と上杉鷹山の像が立っています。市内6つの平洲像の内の最初の像です。少し渡内川の堤防を歩き、次は在原業平塚です。昼食場所の平洲記念館へはちょうど12時着です。館内で平洲のビデオを約15分見た後、館内を使わせていただいて昼食です。寒い日であり大助かりです。午後は平洲誕生地、平洲の両親の墓のある西方寺、平洲像の立つ平洲小学校、平洲中学校を経て大池公園で休憩です。池の周りを巡りながら加家公園へ向かい、観音寺で休憩、ゴールの聚楽園大仏寺にはちょうど3時の到着です。東海市教育委員会から提供して頂いた文化財マップを見ながらのウォークでした。見所も多く、実質16km以上あるコースに、下見の感じから昼食時間もゴール時間もかなり遅くなる見込みでしたが、皆さんの快適な歩きにスムーズな例会になりました。初参加の人はいつも以上に多かったし、小学生の参加もあったのですが、ショートコースで帰られる人は一人もありませんでした。青空の下、歩いていれば寒さも感じませんでした。紅葉もまだ十分に見られました。本当に良い例会になったと思っています。

 
 こうして3年目の例会も、多くの人に参加して頂き、学んでもらい、楽しんで歩いて頂けたと思います。そして、ご協力して頂いた皆さん、ありがとうございました。


川柳&ウォーク