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グラウンドワーク・第9話
C S R (V)
昨年書いたCSR(U)では、グラウンドワーク・パスコの第1回目の清掃活動までを書きましたが、その後について書いてみたいと思います。 第2回目を平成19年10月に行い、その後アンケートを採りました。その意見を反映して、今年4月からは毎月として活動を進めてきています。毎回、25~30名程度の参加者があり、順調に推移しています。活動のたびに、事務局の課長が社員用のホームページにその内容を報告し、PRしてきました。そして、6月には今度は私が社員用のホームページに報告文を書きました。以下にその文を記載します。 ********************* グラウンドワーク・パスコが所属する特定非営利活動法人グラウンドワーク東海(以下「GW東海」と記す)の総会およびフォーラムが平成20年5月24日(土)、名古屋文化短期大学において約100名近くの会員が参加し開催されました。 その席上、中部事業部の業務課長がグラウンドワーク・パスコの活動について「企業のボランティア〜グラウンドワーク・パスコの創設と活動」と題して活動報告を行いました。 その内容は、このFlash-i(*社員閲覧用のホームページ)ですでに報告してきたものですが、概略下記内容です。 発表内容 ●平成18年9月、企業として社会貢献をしていきたいという事業部長の発言に、私がすでに加入し、活動していたGW東海を紹介する。 ●平成18年10月に、GW東海に企業協力会員として加入する。 ●協力会員は主に資金支援のような状態であり、活動が見えにくいということで、その後活動団体になることを検討する。 ●平成20年4月、活動目的を「職場周辺の中区大通り歩道を清掃し、この清掃活動が地域に波及し、職場周辺がゴミ一つないきれいなビジネス街となり、働きやすい環境の創造を目指す」とし「グラウンドワーク・パスコ(略称・グランパス)」を立ち上げ、GW東海へは、企業協力会員から地域活動団体へと登録替えをする。 ●今年5月までの4回の活動をパワーポイントを使って紹介する。 ●今年度の計画を「楽しくボランティア」というキーワードを使って紹介する。12月まで毎月開催、特に6月は「愛・地球博記念公園」の草取りをリクリエーションを兼ねた家族参加ですることも紹介する。 ●最後に今後目指す展望を事務局案としながらも発言した。それは、他団体との連携、清掃以外の活動も検討するというものである。 活動はまだ始まったばかりですが、発表はなかなか堂々たるものでした。 グラウンドワーク・パスコの活動は、当初から名古屋の中心部の道路清掃という人目につく活動ですが、そして設立からまだ1年少々ではありますが、このように外部に向けて発信もしています。GW東海に参加する活動団体は29団体ありますが、今回発表したのはそのうちの5団体でした。本活動は当社のイメージアップが一つの大きな目的ではありますが、清掃活動という共同作業により社員間の交流を図ること、また社員自身のマナーの向上、意識の変革を図ることも目的の一つになっています。その成果は少しずつながら生まれてきていると感じています。 このFlash-iに中部事業部からグラウンドワーク・パスコの活動を何回となく掲載させていただいていますが、グラウンドワークには全国組織があり、この活動が他の事業部にも広がり全社的な活動にならないかと、密かに期待しているからです。 ********************* そして、6月の愛・地球博記念公園の草取り活動です。この内容はGW東海の機関誌への投稿文をもって紹介します。 ********************* グラウンドワーク・パスコの活動として、平成20年6月14日(土)に総勢39名が参加し、愛・地球博記念公園内の日本庭園の草取り活動を行いました。今回は家族参加も呼びかけ、子供達も9名参加し賑やかなボランティア活動になりました。 当日は梅雨前線の影響で雨を心配していましたが、いい天気になりました。朝10時に愛・地球博記念公園駅に集合し、無料バスで西口休憩所へ行きました。ここで管理事務所所長から草取りの活動の説明を受け、帽子と軍手をつけいざ草取り開始です。草取り活動は日本庭園の導入域です。きれいにレイアウトされて植え付けられたタマリュウが、雑草により日当たりが悪くなると枯れてしまうということで、その間から伸びた雑草をとるというものです。一見雑草はあまり無いように見えましたが、近くへ行くといたるところに小さな草が生えていました。結構細かい作業で指先に力を込め終了する頃には軍手の指先が青くなっていました。炎天下の作業で腕や顔を少し赤く日焼けしながらの1時間ほどの活動でしたが、予定地をほぼ綺麗にすることができました。終了後所長に日本庭園を案内していただき、茶室の外観等をみながら散策も楽しむことができました。グラウンドワーク東海の合い言葉「右手にスコップ、左手にビール」とあるように、作業後はお酒をのみながらワイワイガヤガヤと楽しい一時を過ごしました。子供達にはすいか割りを楽しんでもらいました。初めて体験する子供達が多く、目隠しして、右、左と誘導されながら、なかなか当たりませんでしたが、中には真中に当てる子もいました。子供達には楽しい思い出として残ったのではないかと思います。 今回、初めて会社周辺以外で休日の活動になりましたが、社員の家族と一緒に一所懸命に草取りしている姿を見ると、今後このグラウンドワーク・パスコがボランティア活動というばかりでなく、社員間のレクレーションの場としても展開できるのではないかと感じました。今回の活動はグラウンドワーク・パスコが一歩飛躍できた活動となりました。 ******************* 7月に第6回目の活動を、そして、8月は第7回目の活動を行いました。8月の活動は、アンケートで毎月開催という意欲のある人を無視したくないという私の意見に事務局が応じたもので、事務局主体で行い、賛同者が参加するという形で行いました。ですから公式活動とはいえないものです。私は、私と業務課長プラス5名位は欲しいなと思っていました。それが15名も集まったのです。活動後のビール片手はより美味しいものになりました。こうした事務局主体は10月、11月、12月にも組んであり、この月は日暮れが早いということで、始業前、朝8時からを計画しています。これぞ何人集まるか、興味津々です。 ともかくここまでは順調すぎるほどに過ぎてきました。事務局となっている業務課長がやる気になっていてくれることが、大きいと思っています。こういう活動は、ともかく継続が大切です。会社組織ですので、比較的楽かとは思いますが、それでもある時期まではその時の幹部や事務局の人によります。そのある時期を乗り越えるまで、そして、事務局案のように、他団体との連携、清掃以外の活動まで広がっていくことを大いに期待しています。 (平成20年8月26日) |