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通年ウォークコース(Z)岡崎コース
《家康公生誕の地・岡崎を巡る》
(距離18km)
岡崎市ウォーキング協会がイヤーラウンドコースを設置した。
そのオープンセレモニーが平成18年1月21日に開催された。
それに参加したので、このコースを紹介します。
このコースは「美しい日本の歩きたくなる道500選」に選ばれている。
名鉄東岡崎駅前の基地で手続きをし、北に向けて出発する。
基地(スタート・ゴール地点) Daily YAMAZXAKI (名鉄東岡崎駅北口・北へ徒歩3分) |
通年ウォークとはイヤーラウンドウォークとも 言っているが、いつでも誰もが自主的に ウォーキングを楽しめるように、 日本市民スポーツ連盟(JVA)が認定する 常設コース。1回200円の利用料で JVAスタンプが受けられる。 JVAスタンプとは、ウォーキングの継続には 目標を持つことが大切であることから、 日本市民スポーツ連盟が認定する 大会・コースを歩くと専用パスポートに 回数・距離の認定を受けることができる、 そのスタンプ。規定の回数・距離に 達すると申請することによって 表彰を受けることができる。 基地で200円を納め、地図をもらって歩き、 歩き終えたら基地でスタンプを受ける。 |
すぐに乙川に出る。明代橋を渡らず、その左岸を左折し、次の橋の殿橋を渡る。
明代橋から殿橋方向を見る
まもなく岡崎公園である。岡崎城、家康館、産湯の井戸など見所がいっぱいである。
岡 崎 公 園 岡崎城の城跡を公園にしたもので岡崎城や三河武士のやかた家康館を中心とした歴史と文化の 公園として親しまれている。 面積は、約10ヘクタール、広大な園内には、旧城そのままの白亜の 天守閣がそびえ、城塁、内堀や家康公ゆかりの史跡等も多く家康公と三河武士の生きざまを展示した 歴史資料館三河武士のやかた家康館などもある。その他、二の丸能楽堂、巽閣、茶室葵松庵と 城南亭、からくり時計、徳川家康公銅像、龍城神社、元康像、五万石藤などがる。 |
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大手門 |
家康館 |
岡崎城 |
家康・産湯の井戸 |
産湯の井戸から伊賀川に出て、その高水敷を上流にむけて歩く。神橋を渡ると伊賀八幡宮である。
伊賀川 |
神橋 |
伊 賀 八 幡 宮 松平親忠によって建てられた神社で、徳川家の祈願社としてあがめられた。 現在残っているものは、3代将軍家光によって1636年に造営されたもので、 本殿、拝殿、幣殿、御供所、神橋、随身門、鳥居は国の重要文化財に指定されている。 |
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伊賀八幡宮・随神門と蓮池 |
さざれ石(伊賀八幡宮拝殿前) |
柿田川緑道を歩き、次は大樹寺である。
柿田川緑道 |
大樹寺 |
大 樹 寺 松平氏四代親忠が1475(文明7)年建立した松平氏・徳川将軍の菩提寺。天文4年(1535)松平清康が 七堂伽藍、多宝塔を造営、三代将軍家光が大方丈、三門、総門、鐘楼を建てました。 家康19才の時、桶狭間合戦により、今川義元が倒れたので身の危険を感じ、ここへ逃れ 先祖の墓前で自害すべく覚悟のほどを住職登誉上人に表わすと、上人の言葉は 「厭離穢土 欣求浄土」と訓し、家康はこの八文字を終生座右の銘としました。 本堂、山門、総門は一直線に結ばれ、岡崎城にいながら大樹寺が参拝できる。 |
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大樹寺・本殿 |
山門(まっすぐに望むと岡崎城が見える) |
百々西町の交差点を右折し、東を向けて歩けば、東名高速道路が見えてくる。
それをくぐればすぐにおかざき農遊館である。
さらに東に進み、滝町長坂の交差点を左折すれば、瀧山寺・東照宮である。
瀧山寺・瀧山東照宮 瀧山寺は、7世紀後半天武天皇の時代に、役の行者が吉祥寺として創建したのが始まり。 その後、建長6年(1254)に本堂が竣工され、文永4年(1267)には、飛騨の内匠 藤原光延により三門が建立、共に重要文化財に指定されている。 また、滝山東照宮は3代将軍家光の創建によるもので、瀧山寺本堂の一段と高いところにある。 日光東照宮・久能山東照宮とともに日本三東照宮と呼ばれ、正保2年(1645)に竣工している。 また、源頼朝公(1147-99)の祈願に始まると伝えられる滝山寺の鬼祭りは有名である。 |
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瀧山寺・三門(国重文) |
瀧山寺・本堂(国重文) |
瀧山東照宮 |
滝町長坂交差点まで戻り、すぐに左折する。そして、滝団地内を通り、
石の公園団地の前を通り、また東名高速道路をくぐる。
岡崎天満宮、三河別院などを見て回る。
岡 崎 天 満 宮 元禄3年(1690)江戸湯島天神の別当職祐信(ゆうしん)という人が伝馬町の宿に泊まった時、 霊夢によって菅原道真公が「この岡崎の地に昔よりいいお社がある。そこに私を勧進しなさい」と言われて、 菅原道真公像を合祀し、社殿を再建して天満宮と改めた。9月24日・25日に祭礼が行われている。 |
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太陽緑道を通り、伝馬交差点を左折すれば、すぐに乙川の明代橋である。渡れば基地である。
岡崎はこのように史跡がいっぱいであり、自然も豊かである。
大いに歩きたくなる町である。発展を祈りたい。