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犬山市の銭洗神社

平成26年1月5日、犬山市で開催された名鉄ウォークに出かける。
犬山市に銭洗いの神社が2社あることを始めて知った。


まずは犬山城下にある三光稲荷神社である。銭洗稲荷とも言われる。

   
   
   


次は犬山市羽黒の鳴海杻(なるみてがし)神社である。銭洗弁天とも言われる。

 
  (現地説明板による)

 祭神 山岬多良斯神(やまさきたらしのかみ)・高於加美神(たかおかみのかみ)

 鳴海てがし神社は式内社である。式内社とは、927年(延長5年:平安時代)に編纂された延喜式神明帳に記載されている2861社の中の1つで、この他に犬山市内には、大県神社・針綱神社・虫鹿神社・立野神社・諸鑑(もろくわ)神社で合わせて6つの式内社がある。鳴海てがし神社の創建は明らかではないが、481年(清寧(せいねい)天皇2年:古墳時代中期)と伝えられおり、この羽黒が歴史ある土地であることを物語っている。
 この神社の祭神の山岬多良欺神(やまさきたらしのかみ)は出雲大社の祭神大国主命の流れをくむ神といわれている。
 一方、高於加美神(たかおかみのかみ)は1912年(明治45年)にこの神を祭神とする貴船社が合祀され、祭神に追加されたものである。この他に、境内社として南宮社・神明社・多賀社・津島社の4社が祀られている。一方、この神社に併祀されている弁天堂は、江戸時代後期に建てられたもので、当時は満々とした池に浮かぶ風情ある姿であったといわれていたが、近年になって池の水が冬枯れするようになったため、往時の姿を取り戻すべく井戸を掘り下げ、一年を通して水をたたえる池を完成させた。これを記念して鎌倉の宇賀福神社の銭洗弁財天が祀られている。
 なお、この神社の名前の『てがし』という語には、モチノキの意味が含まれており、境内には犬山の巨木50選に選ばれた「クロガネモチ」や「ハナノキ」がある。
 


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