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関連する笠松の史跡

平成22年10月2日開催予定の「史跡巡りシリーズ・岐阜編part3」では笠松町内で
前後して関連する史跡を見学するという面白いことになっているので紹介しておきます。


【白髭神社と笠松別院】


 現在は白髭神社が立っている蓮台寺(東流廃寺)では、昭和32年長池東流地区の
土地改良工事を行っていた時、土中から礎石や瓦などが出土した。
礎石には、二重の穴があいていて、その大きさから塔の高さは
30メートル近くあったのではないかと推測されている。
半分ずつ別れてみつかった礎石の一つは白鬚神社に残されているが、
もう一つは明治初年、笠松別院に経蔵を建立するときに、長池の信者が
この礎石を土台石にと寄進した。塔礎石は共に笠松町指定文化財。


白髭神社

蓮台寺跡の碑

碑の後方にある半分の礎石



笠松別院

経蔵と礎石

蓮台寺礎石の半分

説明板(笠松別院)



【大臼塚跡と善光寺】

 大臼塚跡は笠松町内木曽川河畔にある処刑されたかくれキリシタンが埋葬された塚。
「大臼(デウス)塚」または「大字須(デウス)塚」と呼ばれる。
この処刑場で首切り役人として働いていた役人の子孫が、1844年、処刑された人びとの御霊を
祀るために「南無阿弥陀仏」と「南妙法蓮華経」の大きな石碑二基をこの場所に建てた。
現在この石碑は、明治12年ごろの堤防建設工事にともない、笠松町内の善光寺へ移された。


パターゴルフ場の奧、駐車場の
手前に塚跡の標柱が立つ。

大臼塚跡の標柱



善  光  寺

善光寺境内に立つ2基の石碑


川柳&ウォーク