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小牧市 岩 崎 山

平成22年4月29日、一宮友歩会の下下見で小牧市の岩崎山を訪れる。
ここに来るのは多分小学校の遠足以来ではなかろうか。

岩崎山は、小牧山の北約2kmの地点にある標高約54mほどの小山で、
基盤は花崗岩である。天正12年(1584)の小牧・長久手の合戦では、
秀吉方の稲葉一徹の砦が置かれた。また、古くから石材の産地として知られ、
名古屋城築城の際、この山からも岩を切り出し石垣を築いた。

西側から見た岩崎山全景


坂を登っていくと熊野神社である。本殿横に大きな岩が見る。五枚岩である。


岩崎山登り口

熊野神社
熊野神社の五枚岩
高さ約5m、厚さ0.5〜2.5m、奥行き約10mに及ぶ高く突き出した岩。花崗岩の節理面に
沿って風化浸食が進み、5枚に分離したもので、5枚の岩が平行に並び、奇観を呈している。
昭和35年6月2日指定県指定天然記念物。

五枚岩(南側より)

五枚岩(北西側より)


山頂には昭和天皇の御統監之跡の碑が立っていた。


熊野神社東側には観音堂が建ち、その境内には切支丹灯籠が移設されていた。


観音堂

岩崎山石垣(名古屋城築城残石)
切支丹灯籠 (小牧市指定有形文化財)
岩崎の地では寛文3年から6年(1663〜67)にかけて、男女17人の切支丹宗門の者が
召捕らえられた記録がある。この灯籠は、高さ1.5mの織部形石灯籠で、火袋を支える
石柱の中央部がふくらみわずかに十字の形を連想することができ、下部にはマリア像が
刻まれているという。かつては、この地にから南へ約50m程の栗木栄三氏宅にあったが、
氏のご好意により、小牧市へ寄贈され、平成2年に現在地へ移設した。(現地案内板より)


小山ながら見るべきものはあるのである。


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