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水 鶏 (くいな) 塚

平成18年10月1日、昭和歩こう会の例会に参加、その折りに訪れる。
海部郡佐屋町にある芭蕉句碑である。佐屋街道が近くを通る。


松尾芭蕉が元禄元年(1694年)5月、江戸から故郷の伊賀への帰路、
佐屋の門人であった素覧亭に泊まった折りに詠んだ。


【水鶏鳴くと人のいへはや佐屋泊】

松尾芭蕉没40年後に、俳人たちが
芭蕉の遺徳を偲んで建てた。



水鶏塚近くに「佐屋三里の渡し址」碑がある。ここから海上で桑名まで3里である。
宮宿(熱田)から桑名までの7里の海路を嫌う人が、陸路をここまで歩き、利用した。
宮宿から佐屋宿までの陸路約6里が佐屋街道である。
寛永11年(1634)3代将軍家光の通行によって開かれ、寛文6年(1666)、
東海道の脇往還として、幕府の道中奉行が管轄した。 


                  佐屋三里の渡し址碑


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