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吉良の史跡 赤 馬 の 径


平成18年3月19日、愛知県ウォーキング協会の例会で幡豆郡吉良町に出かける。
同じ愛知県内ながら、こんなことでもないと行くことのない地方である。


吉良町といえば何といっても、吉良上野介、吉良の仁吉、尾崎士郎の「吉良三人衆」である。
上横須賀の駅前に、この三人衆の碑がドーンと立っている。


左より尾崎士郎、吉良上野介、吉良の仁吉


忠臣蔵では悪役の吉良上野介は、地元では赤馬にまたがり領内を
巡回して親しく領民と接し、名君として人々から信頼されていた。
吉良町では上野介ゆかりの史跡を「歴史探訪コース・赤馬の径」として紹介している。


コース内至る所にある上野介像

像の下部には尾崎士郎の小説から抜粋文


上野介の功績として、今に残る黄金堤(こがねつつみ)がある。

黄  金  堤
吉良荘一帯は矢作川下流の肥沃な沖積平野であるが、広田川や須美川がたびたび洪水を起こした。
そこで吉良上野介は、1686(貞享3)年に鎧が淵(よろいがふち)の上流に堤を築いて,流れを西方の
矢作古川に合流させるように計画、一昼夜で堤を築くことを条件に西尾藩から許可を得た。付近の郷民
総出で長さ180m、高さ4mの黄金堤を完成させた。それが別名「一夜堤」とも言われるゆえんである。

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