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俳聖正岡子規 見 染 塚
木曽川駅南に隣接する公園内に俳聖正岡子規の見染塚はある。 平成17年11月12日、JR東海主催のウォークの折、撮影してくる。 正岡子規は木曽川で16歳ばかりのわくを見染めている。 |
見染塚裏側碑文 |
明治24年の夏、正岡子規が木曽路を経て美濃伏見から舟で木曽川を下り、北方で下船、 木曽川停車場から汽車に乗るつもりで駅前の茶店で休憩をした。 この時の思いでを、明治32年7月、子規が発表した小作品「旅」の中に「一生に只一度の 思ひは残る木曽川の停車場とて、田の中に茶屋三軒、其一軒に憩ひて汽車待ち合わせし に、丸顔に眼涼しく、色黒き女、十六ばかり・・・心の奥迄しみこんで・・・其無邪気な顔どう しても今に忘れられず」と記されている。女は黒田の松本松之介二女「わく」、明治四年生 まれ。わくはそうとも知らず子規をせきたて汽車に乗せた。 後日、地元ではこの秘話にちなんで記念碑を「見染塚」と名付けて木曽川駅構内に建て る話がたびたびもち上がったがみのらなかった。 「旅」の発表から90有余年を経てようやく待望の「俳聖正岡子規見染塚」がこの公園内 に建設されるにいたった。 平成6年3月吉日 木曽川町教育委員会 (見染塚裏側碑文より) |