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平林荘(へいりんそう)跡
平成16年10月23日、一宮歩こう会の例会で訪れる。
平林荘は、江戸時代後期の蘭法医で植物学者の飯沼慾斎が、
その晩年を送った隠居所であり、植物学の研究に専念した研究所です。
邸内は、慾斎自ら各地で採集した数百種の草木が植えられた
庭園式の植物園となっている。 場所は大垣市長松町。
飯沼慾斎は天明3(1783)年、伊勢に生まれ、12歳のとき学問を志して大垣に出てから、 激動する幕末期を大垣の地で蘭学医・化学者・植物学者として活躍した。 晩年50歳で家督を譲ってからは84歳で没するまで、別邸である平林荘で 植物学に本格的に取り組んだ。慾斎の調査・研究活動は徹底しており、自ら伊吹山、 白山、御岳をはじめ、富山県、愛知県、三重県、和歌山県の山地奥深くに入って、 植物を採集し、綿密に観察し、肉眼で見えない所まで顕微鏡を覗きながら写生した。 |
平林荘正門(大垣市重文)
園 内
例会後、「大垣市総合福祉会館」で開催された
「美濃路サミットin大垣」の参加する。