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船形山普門寺(豊橋市雲谷町)

平成15年1月11日、石巻山から
豊橋自然歩道(弓張山脈)を歩き、普門寺に出る。


            普 門 寺

  創立は727年に行基が船形山に登り、霊気を感じ、観音のお告げに
 より自ら聖観音立像を刻み、本尊として山頂に寺院を建立したことに始
 まるという。平安末期に天台宗の僧侶との勢力争いで寺は全焼し荒廃
 した。しかし、源頼朝にゆかりの化積(かしゃく)上人が平家追悼祈願の
 ため再興し、以後頼朝の保護をうけ、三河七御堂随一の寺として栄え
 た。戦国時代には船形山をめぐる今川と戸田の争いのため、全山焼失
 し荒廃したが、今川義元により再建され、江戸時代には幕府の手厚い
 保護で、寺は隆盛となった。
  寺の文化財収蔵庫には、木造釈迦如来坐像、木像阿弥陀如来坐像、
 広目天・持国天・多聞天・増長天の木造四天王像などが収められてい
 る。いずれも国重文である。
       (出典:愛知県の歴史散歩〔下〕 【山川出版社】)


仁王門から参道を進み、鐘楼門をくぐると、客殿と不動堂がある。
本堂(観音堂)は鐘楼門から左手へ参道を上がる。


              仁 王 門



鐘 楼 門(現在梵鐘はない)



不 動 堂(不動明王立像安置)            
  

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