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一宮友歩会・第56回例会
【史跡巡りシリーズ・名古屋編part5】
名古屋市緑区内の史跡巡り
6月6日(土)開催の第56回例会は「史跡巡りシリーズ・名古屋編part5」として
名古屋市南区の史跡を見て歩きました。この地は桶狭間の戦の前哨戦の地で砦が
いくつもあります。名鉄本線鳴海駅集合で行いました。鳴海駅は立派になりました。
その駅前広場で出発式を行いました。前日からの雨も夜中には上がり、
朝からさわやかな風が吹いています。良い例会になりそうです。
(写真には平成26年12月2日の下下見、平成27年4月11日の下見時のものを含みます)
鳴海駅前広場での出発式 |
コース説明に聞き入る参加者 |
駅から北へ、扇川を渡り東海道へ出ます。山車倉があり、その前に鳴海宿本陣跡の
説明板があります。それを読み、東福院の前を通っていきます。東福院の山門は鳴海城の
廃材を使っています。城愛好家のM氏のそんな説明を聞きながら先へ進みました。
鳴海宿本陣跡前 |
東福院・山門 |
そして少し小高い城跡公園です。ここは鳴海城址です。城愛好家のMが詳しい資料を配布します。
そして見晴らしのいい場所で説明です。この後行く砦などの理解も深まりました。この熱意に全く感謝です。
城跡公園 |
すぐ南側の誓願寺に寄ります。ここには最古の芭蕉供養塔や芭蕉堂があります。
誓願寺の道路を挟んだ反対側には高札場が整備されていました。
誓願寺・芭蕉供養塔 |
高札場 |
更に北には天神社があります。その境内に鳴海城址の碑が立っていました。
天神社 |
鳴海城址の説明板 |
そして、今は自動車学校として使われている鳴海球場跡に行きました。スタンドが残っています。
鳴海球場跡説明板 |
奥にスタンドが残っている |
砦公園と呼ばれる公園は善照寺砦跡です。ここには鳴海絞り開祖の三浦玄忠の碑もあります。
砦公園・善照寺砦跡 |
鳴海絞開祖三浦之碑 |
鳴海駅近くまで戻り瑞泉寺です。総門は宇治の黄檗宗万福寺の
惣門を模したもので県指定文化財です。本堂や庫裏も立派です。
瑞泉寺・総門 |
瑞泉寺本堂と庫裏 |
扇川と手越川の合流点へ行きます。ここでは日本河川協会のY氏からの説明です。
ガードレールの下部に鉄板が取り付けられています。これで洪水を防いだそうです。
合流点でのY氏の説明 |
手越川 |
手越川に沿って歩き、中島砦をです。そして常夜灯です。
この常夜灯は鳴海宿の東入り口に立てられたものです。
中島砦 |
常夜灯 |
そして人道橋を渡って国道1号を越え、大高緑地公園へ着きます。素晴らしい天気です。
参加のある方から全員に枇杷が配られました。何とも嬉しい心遣いです。
大高緑地の児童公園で昼食です。昼食後、集合写真を撮り、初参加の方4名を紹介しました。
国道1号を越える人道橋 |
大高緑地・枇杷ヶ池 |
枇杷の配布 |
大高緑地・児童公園 |
そして午後の出発です。すぐに丸根砦です。かなり急な坂を登ります。
無理な方はカットして先の信号まで行って待ってもらいました。
丸根砦への登り坂 |
丸根砦戦殉難士之碑 |
丸根砦址碑 |
西側を下ります |
少しくねくね歩いて春江院に寄ります。万蔵醸造の立派な倉も見て行きます。
春江院 |
万蔵醸造 |
そして大高城址公園です。また登ります。今でも見晴らしがよく、
ここから見下ろせば戦の状況もよく見えたことでしょう。
大高城二の丸跡からの眺望 |
トイレ休憩に長寿寺に寄り、次は鷲津砦公園です。薄暗い木立の中を登って行きます。
午後には暑さも感じ、木立の中が心地よく感じられました。
知多四国87番札所・長寿寺 |
鷲津砦公園 |
鷲津砦址碑 |
砦を下れば明忠院です。ここからは名古屋駅方面が見られ、素晴らしい見晴らしです。
明忠院には「愛知の保育此処に始まる」の碑が立っています。「幼児保育の父」の碑も立っていました。
名古屋駅方面の見晴らし |
明忠院 |
幼児保育の父の碑 |
明忠院を下ります |
最後は鳴海八幡社に寄り鳴海駅に戻りました。
鳴海八幡社 |
社務所(鳴海町役場を移築したもの) |
約13kmのコースでしたが、午後2時過ぎの早いゴールでした。
万歩計は2万歩を超えていたし、上り下りも多く、説明も多かったのに
何か不思議な気がしています。さわやか風に足取りも軽かった
のでしょうか。42名の参加でした。良い例会になりました。