wa178
一宮友歩会・第49回例会
【史跡巡りシリーズ・西尾張編part11】

津島市南部・愛西市南部の史跡

平成26年4月5日開催の第49回例会は「史跡巡りシリーズ・西尾張編part11」として、
名鉄津島駅集合で行いました。昨年6月例会では津島市北部及び愛西市北部の
史跡巡りをしましたので、今回は津島市南部及び愛西市南部の史跡巡りを企画しました。
津島駅から善定坊まではほぼ南下、そして西善太新田記念碑
までは東進、ここからゴールまではほぼ北上です。
(写真には平成25年11月16日の下下見時、平成26年2月22日の下見時のものを含む)


津島駅前での出発式


まず駅近くの十王堂です。交差点の一角です。江戸期には津島村の
東西南北に建っていましたが、今は東のここが残るだけです。


十王堂 

十王堂内部 


そして六地蔵堂です。ここでは地区の方が扉を開けて待って頂いており、
お陰で中をゆっくり拝観できました。下下見時の偶然の出会いから生じたことで
嬉しいことです。こうした多くの祠は地区の人で守られているのです。

   
   


天王川公園へ向かいました。公園の桜は満開で桜祭りの開催中です。
天王川公園は桜もいいですが、藤の名所です。藤棚の下を歩きましたが、
まだ数週間早いようです。公園を北から南へ縦断しました。

 
 
濃尾大地震記念碑

 藤棚(下下見時)


更に田園の中を南下です。佐屋海道址の碑を見ました。
佐屋河原の地蔵堂へも寄りました。小さな五輪塔があり、参考図書を見ながら
その説明をしました。こうしたウォークでもないと見向きもしないものでしょう。


佐屋海道碑 
 
 
佐屋河原の地蔵堂
 
地蔵堂脇に置かれた五輪塔


続いて加藤高明顕彰碑、佐屋代官所址、三里の渡し跡、更にきこく(枳穀)の生け垣、佐屋舟場跡碑は
交差点を挟んで寄り集まっています。渡し跡がある公園で城愛好家のM氏から資料を以て説明を受けました。


加藤高明顕彰碑 

加藤高明・懐恩碑 

佐屋代官所址 
 
 
三里の渡し址

公園での佐屋海道などの説明風景 

きこく (別名・カラタチ)
 

 道標・佐屋舟場道
 


次に松尾芭蕉ゆかりの水鶏(くいな)塚です。刻まれている句は佐屋宿の山田正衛門宅で
宿泊したときのものです。全国でも指折り数える程しかない貴重な句碑と言われます。

   
   


ちょうど12時に昼食場所の善定坊に着きました。午後の出発前に門前で集合写真を撮りました。
そしてそのまま日本河川協会会員のY氏から、佐屋川の変遷等この地区の地勢についての説明です。

   


午後はまず星大明神の長い参道を歩き参拝です。古い獅子頭があり、市文化財に指定されています。
次に市の天然記念物の黒松のある東保八幡神社です。この黒松のはヤドリギが着生している貴重な物です。

   
 
東保八幡~社

ヤドリギが寄生している黒松 


田んぼの中に立つ市江車車田址、地域発展に貢献した青樹英二記念碑、
更に青樹英二にちなむ西善太新田記念碑なども見て行きます。

   
   
   


そして愛西市親水公園です。ここでも桜の下でY氏の説明を受けました。
今回は中学3年生の女子学生と小学3年生の男子生徒が参加し、
初対面ながらも楽しく過ごしている風景が見られました。

   

親水公園の桜の下を歩く 


そして明通寺までは3kmばかりをひたすら歩き、ここでトイレ休憩です。
そしてすぐ北にある管粥神事で有名な日置(へき)神社に寄りました。

 
明通寺

日置八幡宮 

日置八幡宮説明板 

日置八幡宮の本殿としだれ桜 


ゴールの日比野駅にはちょうど3時の到着です。解散式を早々に済ませ、
まもなく来た電車に乗って帰宅の途につきました。
全く好天のウォーキング日和の上、写真を見て頂いても分かるとおり、
どこを見ても満開の桜の例会になりました。いい1日でした。

川柳&ウォーク