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一宮友歩会・第44回例会
【史跡巡りシリーズ・西尾張編part10】
津島市北部・愛西市北部の史跡
* | 第44回例会は平成25年6月1日(土)に「史跡巡りシリーズ・西尾張編part10」として津島駅集合で行いました。 津島市の北部、及び愛西市北部の史跡巡りです。この地域は海抜0メートル地帯で、水との戦いの歴史でもあります。史跡巡りシリーズと河川探訪シリーズの合作のような例会です。 例年になく早く梅雨入りし、開催日数日前までは雨の予報でした。しかしながら、当日は曇りがちながら雨の心配はなく、この時期として歩きやすい日になりました。 津島駅前で出発式です。 (写真には平成24年11月9日の下下見、平成25年4月27日の下見時のものを含みます) |
そして、まず津島駅の北西部に当たる雲居寺(うんごうじ)です。
色彩豊かな五百羅漢が素晴らしいものです。
雲居寺・羅漢堂 |
五百羅漢 |
少し上街道を歩き清正公社へ行く。隣には地蔵尊が建っている。
上街道本町交差点 |
地蔵尊 |
清正公社 |
そして天王川公園です。ここでいつもの日本河川協会会員Y氏の地図を用いての説明を聞く。
今日歩く地域はゼロメートル地帯であり、河川の変遷や水との戦いに関心の
ある方にY氏の話は非常に興味深いだろう。この後も度々止まって話をしてもらう。
天王川公園・Y氏の説明 |
池の蓮 |
天王川公園を出て、すぐに小さな池に来る。Y氏は「押堀(おっぽり)」の後だろうと説明される。
海西公園では造成の思い出話をされる。ここで小休止の後、先へ進む。
天王川公園の南の池 |
海西公園 |
宗玄坊廃寺跡を経て田園の中を、正面に多度山を見ながら鵜戸川に向かう。
宗玄坊廃寺跡 |
多度山 |
鵜戸川の池のように広くなったところを北に向けて歩く。
下見では向かい風が強かったが、今日はのどかなものである。
池のような鵜戸川 |
まもなく陽南寺に着く。ここには赤蓮発祥の地の碑があり、蓮を育てたと言われる鉢も残されていた。
再び鵜戸川に戻り、更に少し北へ歩くと鵜戸川左岸に増穿(ぞうせん)鵜戸川碑が立っている。
土木技師黒川治愿(はるよし)氏の功績を記した碑である。
陽南寺・赤蓮発祥の地碑 |
蓮を育てたと言われる鉢 |
鵜戸川から離れ、東に向けて歩くとまもなく常徳寺である。ここの境内を借りて昼食である。
常徳寺の駐車場には早尾東城跡の碑が立っている。今度は一宮友歩会の
役員でもある城愛好家のM氏からこの地域の城についての説明を受ける。
常徳寺での昼食風景 |
早尾東城跡碑 |
城についてのM氏の説明風景 |
海抜の表示板 |
そして午後の出発をしてまもなく早尾の渡し跡である。そして姥ケ森社、十二城跡を
経てショートコースのゴールである町方駅である。ここで数名が帰られた。
早尾の渡し跡碑 |
姥が森社 |
十二城跡碑 |
再び上街道を歩き、津田正生の六合庵址、釜地蔵を見て愛西佐織公民館で休憩である。
この公民館の中にある資料館では先ほど見てきた六合庵や釜地蔵がよく分かるように解説されていた。
六合庵址 |
津田正生誕生地碑 |
上街道 |
釜地蔵寺 |
釜地蔵を除く参加者 |
釜地蔵(正面) |
「勝幡城の石」を見る参加者 |
勝幡城の石 |
その後日光川に出て、勝幡城跡である。勝幡跡の碑は2箇所ある。
ここでもM氏から城や堀の配置関係を地形を目しながらの説明である。
オコワ祭りで有名な勝幡神社にも寄ってゴールの勝幡駅である。
勝幡城跡碑(下流側) |
勝幡城跡碑(上流側) |
勝幡神社の「おこわまつり行列」の碑 |
勝幡神社の「おこわまつり」の絵馬 |
勝幡駅前の幼い頃の信長像 |
解散式・整理体操 |
距離も16km以上あったろうし、その上説明、説明、説明で中身の濃い例会となった。
もしY氏、M氏の説明がなかったら、大きな見所もなく、平坦で単調なウォークになったろう。
いつもY氏、M氏に感謝しているが、改めてお礼申し上げたい。
川柳&ウォーク