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一宮友歩会・第42回例会
【史跡巡りシリーズ・名古屋編part1】

名古屋市瑞穂区内の史跡


平成25年2月2日(土)開催の第42回例会「史跡巡りシリーズ・名古屋編part1」の
状況を紹介します。
(写真には平成24年10月2日の下下見、12月22日の下見時のものを含みます)

  集合は名鉄本線堀田駅から5分くらい東へ歩いた惣作公園(瑞穂生涯学習センター)です。今回から名古屋編を始めます。その最初は瑞穂区内を回ります。
 前日夕方から雨です。そして朝になっても降っています。こういう天気は出足を止め最悪です。2月例会は毎年参加者が多い例会ですが、この雨で参加者は40名を切りました。しかしながら、出発式の頃には傘の必要もなくなっていました。結果的にこの後もほとんど傘の必要はありませんでした。もう数時間早く雨が上がってくれていたらと悔しい思いです。
 惣作公園での出発式では協力員親睦ウォークの案内と傷害保険の内容を話しました。そして準備運動後出発です。
 *
惣作公園での出発式 


まず秋月院、田光八幡社です。秋月院では掲示されている沿革を読んで理解しました。
田光八幡社では和合の木や名古屋7本クスノキのひとつ等を見ました。


秋  月  院 
 

田光八幡社 

黒龍様のご神木 

和合の木 
 
クスノキ(名古屋7本クスノキ)


そして大喜寺、津賀田神社です。大喜寺には名古屋指定文化財の石仏地蔵尊があります。
津賀田神社は大きな前方後円墳の上に建っています。


大喜寺・地蔵堂

石仏地蔵尊 
 
津賀田神社・参道
 
津賀田神社・本堂


瑞穂通に出て北上、瑞穂区役所で右折、塩付街道を少し歩いて山崎川へ出ました。


塩付街道・残っている松の木 

案内板(村上神社前) 


山崎川を南下すると瑞穂運動場です。この付近には古墳や貝塚があり、それらを見学しました。
そして、昼食予定の公園はこの先でしたが、地面が湿っているということでこの瑞穂運動場で
昼食を取ることにしました。事務所へ軒下などの場所の使用をお願いにいったところ、何と
空いている会議室を特別に使わせて頂くことになりました。暖房の効いた部屋でゆっくり
昼食を取ることができました。思いがけない対応に感謝感激です。ありがとうございました。


山  崎  川 

瑞穂運動場・モニュメント 
 
瑞穂古墳群・2号憤
 
大曲輪貝塚
 
参加者写真


昼食後はあゆちの水伝承地を経て中根3城があった地に入りました。3城とは中根北城、
中根中ノ城、中根南城です。いつもの城愛好家の方から古い地形図を配布して説明をしてもらい
ました。現地で説明してもらうとより納得できます。西八幡社や中根銅鐸発見地も見ました。


あゆちの水伝承地 
 
 
西八幡社

西八幡社境内での説明 

中根銅鐸発見地 


西八幡社や中根銅鐸発見地を見た後、コミュニティー道路を歩きました。この道路は天白川から
山崎川への放水路の跡地です。この箇所では日本河川協会会員の方からこの変遷の話し等を
聞きました。新端端駅を過ぎて再び山崎川の堤防を歩きました。山崎川に架かる
名古屋鉄道本線の橋が堤防より低く、洪水時には扉が閉まり不通になることを知りました。


日本河川協会会員から説明を聞く 

名古屋鉄道の橋と洪水扉 


次は藤原師長謫居跡です。第27回例会ではこの師長に関係する清音寺を訪ねています。
こうして回を重ねるごとにいろいろなことが関係づけられていきます。


藤原師長謫居跡 
 


師長謫居跡の近くの龍泉寺には源頼朝の産湯に使われたと
伝えられる亀井水があります。また歯痛地蔵尊もありました。


龍  泉  寺 

亀  井  水 

歯痛地蔵尊 


剣塚を見、鎌倉街道を少し通り、天白川放水路に関わる井戸田村
山車倉なども見ていきました。また長岡為麿の塚も見ました。


剱  塚 

鎌倉街道 

鎌倉街道説明板 

井戸田村山車倉 

為  麿  塚 


そして惣作公園(瑞穂生涯学習センター)に戻りました。ここで今度は解散式です。
今回は少し距離も短く2時半頃着きました。次回の案内をして解散しました。

   *   今回歩いて名古屋周辺部は意外にアップダウンが多いことに驚きました。そしてこれらの地形がいつも説明をして頂く城愛好家の方や日本河川協会会員の方が現地で資料を持っての説明されると全く良く理解でき、歴史の変遷などもうなずけます。こんな良い話をこれだけの人数で聞くのはもったいないといつも思うのですが、今回はよりそんな思いを持ちました。もう少し参加者が増えたら良いのにと思う気持ちでいっぱいです。


川柳&ウォーク