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一宮友歩会・第41回例会
【河川探訪シリーズ・堀川編part3】
新堀川の最下流から最上流まで
平成24年最後になる例会は12月1日(土)、第41回例会「河川探訪シリーズ・堀川編part3」として
名鉄本線神宮前駅集合で行いました。堀川編と言っても今回は新堀川の周辺を歩きます。
新堀川は精進川改修工事によって開削された人工河川で、明治44年に新堀川と改名されています。
(写真には平成24年1月14日の下下見時、10月20日の下見時のものを含みます)
朝方少し雨が降りましたがまもなく止み、59名の方に集まって頂きました。
閉鎖された道路を利用して出発式を行った後、まずは熱田神宮参拝です。
神宮前駅北側の道路上で出発式 |
熱田神宮本殿 |
国道1号線を渡り東海道道標、赤本陣跡、宝勝院、西浜御殿跡と案内板読みながら先に進みます。
そして、宮の渡し公園です。ここで今日のコースリーダーからこの地域の史跡の説明を受けました。
東海道道標 |
宮の宿赤本陣跡 |
宝勝院 |
西浜御殿跡 |
宮の渡し公園での説明 |
次に徳川家康幼時幽居跡です。最初に来た今年1月14日の下下見時には古い建物が建っていました。
そして、10月20日の下見時には建物が取り壊されていて驚きましたが、説明板はそのまま残っていました。
今回来たら説明板が移し替えられ立派なものに変わっていました。1年の間にこんなにも変化していました。
徳川家康幼時幽居跡(平成24年1月14日) |
徳川家康幼時幽居跡(平成24年12月1日) |
続いて姥堂です。ここには裁断橋址、都々逸発祥の地碑があります。
姥 堂 |
裁断橋址 |
都々逸発祥の地碑 |
姥堂(2階) |
更に東に進み、新堀川に出ます。左岸を上流に向けて歩きます。神宮東橋で左折する予定でしたが、そのまま
もう少し上流に歩き「新堀川の由来碑」を見学しました。ここで日本河川協会会員の方から説明を受けました。
新堀川由来の碑 |
そして、神宮東公園です。ここは名古屋陸軍造兵廠跡です。
この公園を通り抜けてまた新堀川に戻ります。
神宮東公園 |
名古屋陸軍造兵廠跡碑(神宮東公園内) |
立石橋を右折します。ここから鶴舞公園までは昭和区の史跡巡りです。
西福寺、延命地蔵と亀口の泉などを見て村雲公園です。ここで昼食です。
西福寺 |
延命地蔵と亀口の泉碑 |
村雲公園での昼食 |
参加者の集合写真(村雲公園) |
午後はまず御器所八幡宮、豊臣秀吉母宅址、尾陽神社などを見学しました。
御器所八幡宮 |
豊臣秀吉母宅跡 |
尾陽神社 |
そして御器所通りに出て、銀杏の落ち葉の絨毯の中を歩きます。御器所通りを北に渡り、
小酒井不木居住址、愛知県下最大の円憤と言われる八幡山古墳を見て鶴舞公園です。
鶴舞公園は精進川改修工事の掘削土砂を使って造成されています。公園の中も隅の
方に立っていてあまり目立たない加藤高明伯銅像跡や動物園跡なども見て回りました。
御器所通り |
小酒井不木宅跡 |
八幡山古墳 |
加藤高明伯銅像跡 |
動物園跡(門柱) |
公園を出てまた新堀川へ向かいました。精進川改修工事で亡くなった人の慰霊碑を見ました。近寄って
きた婦人が「この碑を作ったのは私の先祖です」と言われて驚くと共に、来てよかったと思いました。
精進川溺死者慰霊碑 |
石碑の文字 |
最上流へ向かいます。最上流には堀留水処理センターがあります。この水処理センターは
名古屋市上下水道100周年事業の中でその一部を「下水道の歴史メモリアルゾーン」として
見学コースが整備され、この11月にオープンしたばかりです。11月初旬にこの情報を得て
すぐに見学を申し入れました。そして今日の見学となったのです。休みの日ながら担当の方
2名で丁寧な説明と見学の案内をしてもらいました。後で伺うところによると、オープンして以来
民間団体としては最初の見学者と言うことでした。今回の例会のこの上ない出来事となりました。
堀留水処理センター |
説明されるセンター職員 |
水処理施設の見学 |
歩道から見られる説明板 |
歩道から見られるポンプ設備 |
その後は矢場の地蔵と言われる清浄寺を見学し、大須の那古野山公園で解散式です。
解散式後、賑やかな大須の街中を通り、地下鉄大須観音駅から乗って帰宅しました。
清浄寺(矢場地蔵) |
那古野山公園での解散式 |
大須万松寺通り |
今回はコースリーダーが城愛好家の方だったこともあって説明が非常に多く、
その上堀留水処理センターの見学も加わり、ゴールは3時半を過ぎました。
よく冷えた朝でしたが、日中は穏やかなウォーキング日和となり、
今年最後の例会を盛会に気持ちよく終えることができました。
今年1年多くの方にいろいろな形で協力を頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。