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一宮友歩会・第39回例会
【河川探訪シリーズ・堀川編part2】
山王駅から新守山駅
一宮友歩会第29回例会は平成24年7月7日(土)、「河川探訪
シリーズ・堀川編part9」として名鉄本線山王駅集合で行いました。
前日からの雨は当日になってもまだ降り続いています。参加人数が気になって
いましたが、それでも出発式には50名近い人に集まっていただきました。
出発式は山王駅から5分ほど歩いた松重閘門公園で行い、傘を
差しての出発式となりました。公園は閘門のすぐ脇にあります。
(写真には平成24年4月1日の下下見、5月19日の下見時のものを含みます)
松重閘門 |
式は簡単に行い、堀川左岸を上流に向けて歩きます。
岩井橋のところで日本河川協会会員の方の説明を受けました。
大正12年9月竣工で、現在我が国にあるある鋼製アーチ橋としては2番目に古い
もので、橋の端部に3連の飾り板が取り付けあるのが特徴と言った話でした。
岩 井 橋 |
土木遺産の銘板(左岸下流側) |
そして洲崎神社です。ここでは城愛好家の方から資料を配付しての説明を受けました。
洲崎神社は見所の多い神社です。この頃には傘は必要がなくなっていました。
洲崎神社 |
資料を配付しての説明 |
えんむすびの神様 |
境内には干支の像が配置されている |
天王崎橋から錦橋までの間は堀川端が遊歩道として整備されています。
また行事もいろいろ企画されています。四季折々楽しめます。
前方の橋は納屋橋 |
そして四間道を歩きました。古い蔵や屋根神様を見たりして五条橋へ出ました。
四 間 道 |
屋根神様(突き当たりは子守地蔵尊) |
五条橋でも河川協会会員の方の説明を受けました。橋の左岸下流側には物揚場跡があります。
景雲橋公園でも説明を受け、ここには瀬戸電の堀川駅があり貨物輸送に貢献したということです。
五条橋(物揚場跡) |
景雲橋公園 |
愛知県図書館の敷地内を通り抜けました。ここには大原幽学出生地及び横井也有出生地の
説明板が立っていました。また丸の内中学校の敷地内にはNHK名古屋放送放送記念碑が
立っており、それらを見ながら国道22号をまたぐ横断歩道橋を渡ります。
歩道橋からは名古屋城や名古屋能楽堂、その前に立つ加藤清正像が一望です。
愛知県立図書館 |
NHK名古屋放送局 放送記念碑 |
国道22号 |
(左)名古屋能楽堂 (中央)名古屋城天守閣 |
朝日橋を渡りました。ここには「堀川堀留跡の碑」が立っています。
堀川は最初ここまで造られ、その後上流につながりました。
堀川はいろいろ時代の変遷を受けていることの説明を受けました。
朝 日 橋 |
堀川堀留跡の碑 |
名古屋城西側のお堀端を歩き、名城公園の中を通り抜け、
下水道科学館名城水処理センターには11時半頃に着きました。
ここで昼食です。科学館館内の見学も含め1時間をとりました。
名古屋城お堀 |
名城公園 |
下水道科学館名城水処理センター |
下水道科学館での昼食風景 |
午前は右岸へ行ったり左岸へ行ったりといろいろ寄りましたが、午後は堀川に
沿ってひたすら歩きます。黒川(国道41号)付近では整備された低水路を
歩きますので、雨でどうなっているか心配でしたが、無事歩くことができました。
低水路歩く(上部は名古屋高速道路) |
昔船回しがあり広かった(低水路) |
この低水路を上がると御用水跡街園です。用水が埋め立てられ約1.5kmの
遊歩道として整備されています。いろいろな樹木を見ながら歩きました。
志賀橋をくぐり抜け上がる |
御用水跡街園 |
猿投橋直下の落差工 |
街園は全線桜並木である |
御用水跡街園が終わると黒川樋門を通ってまもなく矢田川です。
矢田川河川敷の天神橋緑地を天神橋まで歩きます。この頃には
暑いくらいの日になりましたが、見晴らしもよく快い風もあります。
黒川樋門 |
矢田川・天神橋緑地 |
天神橋へ上がる |
新守山駅を経てアサヒビール名古屋工場へ着いたのは予定より早い2時20分頃でした。
工場見学は3時からの予約でしたが、2時半からにしてもらえました。1時間近い工場
見学の後、ゲストホールで試飲です。汗をかいた後の嬉しい接待に皆さん満足です。
アサヒビール名古屋工場内で解散式 |
工場見学 |
ゲストホールで歓談 |
出発時には雨、その雨もまもなく上がり、ゴールに着く頃は暑いくらいの日になりました。
でもこの時期としては歩きやすい日でした。参加された方にはいろいろな
見学、沢山の説明など良い学びをしいい1日になったと思います。
雨も自然、雨の日には雨の趣もあり、参加されることを期待したいものです。