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一宮友歩会・第34回例会
【史跡巡りシリーズ・岐阜編part4】
鵜 沼・中山道から伊木山
一宮友歩会第34回例会は平成23年10月1日(土)、各務原市鵜沼を巡るコースで開催する。
数日前までの天気予報では雨、どうなるかと気がかりな毎日であったが、前日の予報では晴に
変わっていた。そして、当日は朝から秋晴れである。この天気にホッとする。例会後1年1回の
交流会を企画していただけに晴れて欲しかった。新鵜沼駅に集まった参加者は60名であった。
(写真には平成23年5月6日の下下見時のものを含みます)
新鵜沼駅駅前広場での出発式 |
地下道をくぐって北上(後方は犬山城) |
最初の訪問地は川上貞奴女史が開創した成田山貞照寺である。出迎えていただいた
尼さんから歴史や見所の説明を聞く。もう何度も訪れているのに、説明を聞いて
知ることばかりで、説明のありがたさを知る。説明をお願いしておいて本当によかった。
本堂と説明を聞く参加者 |
説明される尼さん |
本堂壁面の彫刻 |
川上貞奴の墓 |
国道21号に出て木曽川に沿って少し北上し、右側にある最初のお店の駐車場を
通ってUターンする。すぐに階段を下りて21号の地下道をくぐる。脇を谷川が流れ、
先日の雨で歩道はぬかるんでいる。雨だったら通れなかったろう。上天気で本当に
助かった。ここから中山道である。地道を歩き、石畳を歩き、うとう峠に来る。
ここから下りである。そしてうぬまの森であるが、ここは入り口だけを見て過ぎる。
国道21号を北上(右は木曽川) |
国道21号の地下道 |
谷川を丸木橋で渡る |
中山道の石畳 |
うとう峠(標高140m) |
日本ラインうぬまの森 |
中山道は合戸(かっこ)池を通り、団地を通り抜け、赤坂地蔵堂に来る。地蔵堂の周りは彼岸花や
コスモスが咲き、まさに秋である。西進すると交差点に鵜沼宿・うとう峠案内の石柱が立っていた。
まもなく坂祝バイパスとの交差点に5人程法被を着た人が見える。鵜沼宿ガイドサービス
の方々の出迎えである。そしてすぐにこの交差点に立っている高札から説明が始まった。
高 札 場 |
大安寺川 |
鵜沼宿町屋館 |
町屋館内部 |
鵜沼宿脇本陣 |
説明を受けながらの案内は40分を越え12時を回る。昼食の予定箇所は脇本陣隣の
二ノ宮神社である。境内に上がってみれば「境内での飲食は禁止」の張り紙である。
下見の時にはなかった。あわてるが、この先に池のあったことを思い出し、急いで行ってみる。
そしてこの池の周りで昼食を取ることにする。こんなハプニングは初めてである。
これも雨でなくて助かった。昼食後は衣装塚古墳などを見ながら更に西進する。
昼食場所の翠池(よしいけ) |
衣装塚古墳 |
そして津島神社に着く。ここには農村歌舞伎の舞台の皆楽座がある。
隣は羽場公園である。皆楽座をバックに集合写真を撮る。
津島神社 |
皆 楽 座 |
羽場公園 |
参加者の写真 |
羽場公園から名鉄羽場駅を通りながら、伊木山をめざして南進である。
伊木山展望台のある中腹をめざして上がっていく。展望台から犬山方面を見る。
伊木山から犬山方面を見る機会は少ない。新鮮でなかなか素晴らしい。
伊木山フィールドセンターでトイレ休憩の後、伊木城についての説明を聞く。
そして翔(はばたき)の森と名付けられた森を下っていく。
まもなくライン大橋を渡って愛知県側である。そして犬山城下の木曽川堤で解散式である。
ちょうど3時の到着であった。交流会に参加する人は犬山橋近くの会場へ、
参加しない人は名鉄犬山遊園駅へ向かった。交流会参加者は40名であった。
ライン大橋 |
解散式(名鉄犬山ホテル前) |
交流会は500円会費で犬山橋すぐ下流の堤防上で行う。
伊木山は別名「夕暮れ富士」という。まさに夕焼けに映える伊木山を見ながらの交流会であった。
飲むのと話に夢中になり、撮った写真が次の1枚であったのは残念であった。
犬山橋すぐ下流から伊木山を見る |
事前の天気予報を覆し、全くの秋晴れ、爽やかな風の中の例会となった。
これが雨だったらと思うとゾッとする。国道21号の地下道の通行や
昼食場所の変更に苦労し、また1年1回企画の交流会も開けなかったろう。
ただの幸運であったろうが、本当に感謝したい。思い出になる例会になった。
川柳&ウォーク