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一宮友歩会・第28回例会
【史跡巡りシリーズ・岐阜編part3】
笠松町から羽島市の史跡巡り
平成22年10月2日(土)、一宮友歩会の例会は笠松駅近くの笠松町商工会館に
集合して開催した。昨年10月の例会はここから木曽川に沿って上流に向けて
歩いたが、今年は下流に向けて歩く。好天に恵まれ、59名の参加があった。
(白黒写真は平成22年3月27日の下下見、
9月4日及び9月18日の下見時のものである)
商工会館から鮎鮨街道を約1km、鮎鮨街道碑のある所まで歩く。
そして、その角を右に回れば善光寺である。
善光寺の一角には、この後訪れる大臼塚跡にあった石碑が移設されている。
鮎鮨街道碑 |
善光寺 |
大臼塚遺跡から移設された石碑 |
少し南に行けば笠松別院である。ここにはこの後訪ねる
蓮台寺跡から出土した礎石の片割れが設置されている。
昨年訪れた笠松町歴史民俗資料館及びすぐ近くの杉山邸を今年も訪ねる。
資料館では熱心な館員の説明を今年も受ける。
杉山邸では昨年は崩れそうであった土蔵が、見事に修復された姿を見てもらう。
笠松町歴史民俗資料館 |
館員の丁寧な説明を聞く |
修復された杉山邸の土蔵 |
修復前の土蔵写真 |
木曽川堤へ出れば笠松湊である。ここには野ざらし紀行碑や笠松湊の石畳が整備されている。
芭蕉の句碑等 |
笠松湊石畳(県重要文化財) |
木曽川橋をくぐり、下流に出ればパターゴルフ場である。そのゴルフ場の
西端に処刑されたキリシタンを埋葬した大臼塚碑が立っている。
大臼塚碑 |
更に下流に進んで白髭神社である。この神社は蓮台寺跡でもあり、
それを示す碑と出土した礎石の片割れが置いてある。
蓮台寺跡碑 |
出土した礎石の片割れ |
個人敷地内に立っている蓮台古城跡の碑や旗本津田領代官陣屋跡を見ながら先に進む。
蓮台古城跡碑 |
旗本津田領代官陣屋跡 |
誓広寺境内を使わせて頂いて昼食である。
昼食後更に南下し、尾濃大橋でショートコースの人と右左へ別れる。
5名が尾濃大橋を渡り、尾西線の玉ノ井駅へ向かわれた。
本隊は水路沿いを歩きながら、また美濃路の一里塚などを見ながら羽島市内をめざす。
誓広寺(昼食) |
尾濃大橋(向こうが愛知県) |
美濃路一里塚(正木小学校内) |
市内に着くと、まず八剱神社である。この神社には岐阜県重要文化財の木製狛犬や
名工左甚五郎作と伝えられる彫刻がある。神主の奥さんが待っておられ、本殿にあげて
頂いてそれらの説明を受ける。また拝殿は地元画家19名による絵天井となっている。
八剱神社境内 |
拝殿絵天井 |
次に竹鼻小学校に寄り永田佐吉の胸像を見、本覚寺墓地にある永田佐吉の墓を見学する。
その後、本覚寺本堂にあげて頂き、ここで住職さんから寺の由来、八方睨みの雲龍の
絵天井などの話を聞く。皆さん、声が通り話し上手な住職さんの話に聞き入る。
永田佐吉像(竹鼻小学校内) |
永田佐吉の墓(本覚寺墓地) |
本覚寺本堂で住職の話を聞く |
八方睨みの雲龍の絵天井(県重要文化財) |
藤で有名な竹鼻別院には寄るだけである。竹鼻の古い町並みを見ながら
佐吉堂に到着である。佐吉堂では宗教法人大仏寺の代表役員の永田さんから
永田佐吉及び佐吉大仏について、用意された甘茶を頂きながら話を聞く。
竹鼻別院の藤棚 |
竹鼻の古い町並み |
話をされる永田さん |
佐吉大仏 |
解散式は午後3時20分位から佐吉堂の隣の大仏児童公園である。
そして、大半の方は羽島市役所前駅より3時42分の電車で帰宅の途についた。