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多度山と上げ馬神事


平成22年5月5日、予定していた用事が延期になり、小学4年生の孫をウォークに誘うとすぐに快諾。
どこに行こうか・・・思いついたのが近鉄てくてくマップの「多度山水郷展望コース」である。
低山ではあるが山登りであり、距離も14kmある。4年の孫にはちょうどいいだろう。
そしてこの日が、多度大社の上げ馬神事の日であることに気づいたのは、決めた後であった。

(コースのあらまし) 標高403メートル多度山上からの眺めと、清らかな流れの多度峡、荘厳なたたずまいの多度大社、これら3つのポイントを楽しみます。コースの1/3は登りの連続ですが比較的ゆるやかです。山上で胸すく展望を満喫したら、多度峡へと道を下ります。瀬音ゆかしい幽谷で行楽シーズンには茶店や宿泊施設もオープン。多度大社はあと一息、駅まではバス利用も。      (てくてくマップより)


5月5日は上天気になった。午後2時からの上げ馬神事も見たいので、7時半に家を出る。
電車を順調に乗り継いで、9時に養老鉄道多度駅に着く。すぐに歩き始める。


多度駅前(後方の山が多度山)

宇賀神社(ハイキングコース入り口)


車道ではないと書かれているが、工事用に使われた道は全線舗装されている。
つづら折りの道を上がっていく。孫はつまらんと行って崖を登り始める。


所々見晴台が設けられている。休憩がてら遠方の景色を眺める。
木曽三川や桑名方面が眺められるが、春霞の中で眺望は今ひとつ残念である。
また、所々に説明板も設置され、学習にはもってこいである。


遠方は木曽三川

桑名方面

「ラテライト」の説明板

ラテライト


途中ゾットするようなトラブルもあって少し時間を無駄にしたが、
1時間45分ばかりで多度山頂上に着いた。ここで30分ばかり過ごす。


高峯神社

多度山古戦場跡記念碑

地  蔵  堂

遊具広場


そして、下りにかかる。多度山を一周する感じである。
今度は樹林の中の砂利道や落ち葉を踏みしめながらを歩く。


標識もよく整備されている

路傍の地蔵


多度峡に来る。ここまで来ると多度大社はもうすぐである。
神社からお囃子の音も聞こえ出す。


多度峡・天然プール


多度大社には1時15分位に着く。すごい人出である。真夏の陽気の上に、
人混みにはいると更に暑さは増す。まず境内を見て回る。
馬場では神児(ちご)迎え式が行われている。そして2時の上げ馬神事を待つ。


多度大社参道

本   殿

多度稲荷神社(多度大社隣)

馬場(神児迎え式)

神児迎え式(正面中央が約2mの上げ馬の場所)

駆け上がる馬

駆け上がる騎手と馬

馬の待機場所


帰りの混雑を避け、6頭の内最初の2頭を見て帰宅の途にかかる。


多度山(右から登り左へ降りる・中央幟が見えるのが多度大社)


好天の日に孫と山登り、ウォーク、更に始めて三重県無形文化財の
上げ馬神事も見て、いい子供の日になった。
途中トラブルもあったが、十分に満足して帰ることができた。


川柳&ウォーク