wa144
あおなみ線part2
金城埠頭・野跡コース


あおなみ線part2は、平成22年1月16日、4歳の孫と出かけた。
金城埠頭駅から野跡駅までの約10kmを計画した。好天気ながらも風は冷たい。


金城埠頭駅

金城中央緑地


金城埠頭駅から金城中央緑地を横切り、ポートメッセ名古屋へ出る。
ポートメッセなごやを南から西へ、そして北へ一周する形で歩く。

名古屋市国際展示場(愛称・ポートメッセなごや)
名古屋港金城ふ頭に立地する中部地区最大規模の国際見本市会場。昭和48年の開館。第1、第2、
第3の展示館から構成され展示面積約34,000u。展示場は小間割がしやすく、しかも見やすい無柱空間に
なっている。展示に加えて、会議、レセプション、セミナー、商談、飲食など多様な用途が可能。
2004年10月にあおなみ線が開通し、名古屋駅からのアクセスが飛躍的に改善された。


西側を北へ歩いていくと、ポートメッセなごやの敷地内に恐竜の
ような像が見える。六朝帝王陵の麒麟像である。

麒  麟  像
「麒麟」は、伝説上の縁起のよい獣で、墓前に立てて、皇帝が天の意を受けて至上の権威と尊厳を備えている
ことを示すのに使われていた。この像は中国南京市の陳文帝(西暦566年没)永寧陵の前に置かれた身長3.19m、
高さ3.13mの麒麟像を模したものである。一塊の巨岩から彫刻された麒麟像は、1400年前の中国における
石刻技術が相当な  レベルに達していたことを示している。この原寸模型は、南京市のご好意により造られ、
昭和57年10月名古屋市吹上ホールにおいて開催されたシスター・シティ・フェア・ナゴヤ’82に出品展示された
のち、名古屋・南京市の末長い友好を祈念して贈呈されたものである。(現地説明板より)


高速道路高架下にやってくる。名港トリトンと呼ばれるものである。

名港トリトン
伊勢湾岸自動車道のうち名古屋港を東西に結ぶ3つの橋の愛称。名港西大橋、名港中央大橋、
名港東大橋からなり、3つの橋は、それぞれ赤、白、青の三色に色分けられている。橋長は、
西から758m、1,170m、700mに及び、世界的にも大規模な往復6車線の海上斜張橋梁群である。


名港西大橋

名港中央大橋(手前)と名港東大橋(奧)


高架に沿って南側を東へ歩いていく、巨大な像に出会う。トゥーラの戦士像である。

トゥーラの戦士像
名古屋市とメキシコ市との姉妹都市提携を記念して、メキシコ合衆国から寄贈されたものである。
紀元11世紀から12世紀にかけて栄えた、トルテカ王国の都トゥーラのピラミッド上に建つ神殿の
天井を支えていた柱状の戦士像である。羽毛の頭飾り、胸にはトルテカ特有の蝶の紋章を着け、
一方の手に武具を他方の手に装身具を持ち、背面のベルト締め具は、太陽神の顔である。
実物は、4.6mの高さで、4つの石で作られている。          (現地説明板より)


金城埠頭駅の方へ戻る形で歩くと、フャニチャード−ムという大きなマーケットがある。
その正面入り口に「真実の口」のレプリカが飾ってあった。

真実の口
ローマにある石の彫刻。サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の外壁、教会の正面柱廊の奥に飾られている。
元々は下水溝のマンホールの蓋であったといわれる。海神トリトーネの顔が刻まれている。手を口に入れると、
偽りの心がある者はその手首を切り落とされる、あるいは手が抜けなくなるという伝説がある。


これで約3kmの金城埠頭コースを終えるが、ここから野跡コースをめざすことにする。
金城西橋を通り、コースに入る名古屋市野鳥観察館まで約3kmある。
向かい風である。風が冷たい。孫は涙をこらえて歩いている。
振り返ると名港西大橋がよく見える。前方には藤前干潟が見えてくる。


名港西大橋

藤前干潟(手前)と養老山系(後方)


稲永ビジターセンターや名古屋市野鳥観察館が近くになりホッとする。
そして野鳥観察館の中でしばし過ごす。ここから野跡コースにはいる。


名古屋市野鳥観察館(中央)と稲永ビジターセンター(右))

稲永ビジターセンター

名古屋市野鳥観察館(入り口)

観察館観察室


稲永公園の中を北へ通り抜けていく。稲永公園には沢山の
スポーツ施設があり、野鳥観察館も公園の中である。


稲永スポーツセンター
稲  永  公  園
稲永スポーツセンターや名古屋市港サッカー場、野球場6面、テニスコート
16面などを備え、運動公園として位置付けられている。 また、園内には
名古屋市野鳥観察館や環境省の稲永ビジターセンターも設置されている。


稲永公園の銀杏並木を通り抜け、稲永東公園にもよる。


稲永公園・銀杏並木

稲永東公園


そして、少し南へ歩けば野跡駅である。壁には小学生の絵が掲げられていた。
あおなみ線のプラットホームは全駅転落防止壁が設置されている。
また、車内の座席が一人分ずつ区切られているのも大きな特徴であろう。


こうして4時間で約10kmのウォークを終えた。冷たい風の中、涙をこらえて
歩いている姿に、いじらしさも感じた。4歳の子供にはきつかったであろうか。
しかし、それは一時のこと、場が変わればすぐに快活になる。
子供は元気なものである。こういう場も大いに体験させていいだろう。


川柳&ウォーク