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一宮友歩会・第18回例会
【史跡巡りシリーズ・東尾張編part2】
北名古屋市西部の史跡
一宮友歩会平成21年最初の例会は、2月7日(土)9時に名鉄西春駅に集合し、主に旧西春町内の史跡を巡るコースで開催しました。ゴールはJR稲沢駅で歩行距離は約13kmです。今回も好天に恵まれ、74名もの参加者がありました。 (写真は2008年10月13日、11月9日の下見時のものを含んでいます) |
出発して約15分程で、最初の訪問地の宝円寺に着く。
住職さんに寺の由来などのお話を聞く。更に、地蔵堂でお経1巻を
あげて頂く。思いがけない申し出に皆背後で神妙に聞く。
宝 円 寺 境内にある日限地蔵は、かつて宝円寺の修行僧泰禅が、重い病にかかり一歩も動けなく なった時に、その辛さを救った応池山蓮華院宝勝寺の地蔵尊の分身を、生涯の守り本尊と して持ち帰ったものである。日を限ってお願いすれば、どんなことでも叶うといわれている。 |
地蔵堂でお経をあげる住職 |
背後でお経を聞く参加者 |
また15分程で松林寺である。この寺には、市指定文化財の「亀甲竹・伊吹木・銀杏」が
生育している。またすぐ隣には林通勝邸址碑が立っている。
伊吹木 |
亀 甲 竹 |
林通勝邸址碑 |
松林寺から北上して「永遠の塔」がシンボルの物語の広場で
休憩である。隣接して文化勤労会館がある。
文化の森・物語の広場 広島から運ばれた「平和の火」を 灯している「永遠の塔」がシンボル |
文化勤労会館 |
更に北上して雲太寺である。住職さんが我々の到着を待っておられた。
本堂にもあげて頂いて25分程説明や見学をさせて頂く。
雲 太 寺 開創は天文年間(今から約470年前)。初代は心窓安公。本尊は木造阿弥陀如来像で、 市指定文化財になっている。江戸期の作といわれ、印を結んだ指が6本という珍しい像で、 「膝切りの本尊」の名がある。涅槃図はお釈迦様が亡くなった時の様子を描いたもので、 1692年(元禄5年)の製作。天井画は平成15〜18年にかけて、名古屋芸大研究生、 院生、卒業生13名の作で、130枚の花鳥図でなっている。 (頂いた資料を要約) |
涅 槃 図 |
開山堂(位牌堂)天井画 |
「矢癖の阿弥陀」と呼ばれる像のある林證寺で昼食である。
(横断歩道橋上から参加者の列を撮る) |
林 證 寺 |
午後はまず歩道に設置された塑像を見ながらアートエリアロードを1kmほど歩く。
アートエリアロードについては次をクリックしてください。アート・エリア・ロード(クリック)
そして、浅野長政公誕生地の碑を見た後、水場川に出る。
水場川プロムナードには四季桜が咲いていた。
浅野長政公誕生地碑(霊松寺門前) |
水場川プロムナード |
国道22号を横断し、五条川を渡ると一宮市の五日市場である。
その公会堂の前に来ると、国府宮の裸祭りにまさに出発しようする裸男の
一団に出会う。見物の人垣を空けてもらいながら先に進む。
青木川を渡り稲沢市にはいる。住吉神社や鎌倉街道の碑を見ながら下津城址に来る。
下津城址ではいつもの幹事から城にまつわる話をしてもらう。
住吉神社 |
鎌倉街道址碑 |
下津城址碑 |
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下 津 城 (おりづじょう) 下津の地は、平安時代末から鎌倉時代の初めに聞かれた鎌倉街道の宿場。この下津に守護所が 置かれた時期は定かではないが、1400年に斯波氏が尾張守護になった頃には、下津は守護所と して又守護代の織田常竹が在城し、尾張国の政治の中心地として栄えていた。1476年織田敏定 により下津城が焼かれた後は、尾張は清洲城と岩倉城の織田氏により分割支配されることとなった。 |
ゴールのJR稲沢駅東口には予定通りの2時20分頃に到着した。ここで解散式を行う。
そして、かなりの人が2km程西にある国府宮神社に裸祭りの見学に向かわれた。
JR稲沢駅東口 |
JR稲沢駅西口に集まった裸男 |
通りを練って歩く裸男 |
国府宮神社参道 |
こうして好天のもと、例会を無事に終え、国府宮の裸祭りも見て帰宅した。
今回も多くの人に協力して頂いた。ありがとうございました。
寺さんのウォーク・トーク ◎例会日はいつも天気を心配するが、2月例会は1年でもっとも寒い時期であり、 特に気にかかる。それが朝方は冷えるが、日中は穏やかな天気という予報で ある。そして、この日は国府宮神社の裸祭りに当たっていた。そのこともあって ゴールをJR稲沢駅にした。裸祭りは陰暦の1月13日に開催されるので、 なかなか休みの日とは行かない。好天気の予報と、例会後裸祭りが 見学できると言うことであろうか、参加者が久しぶりに70名を超えた。 ◎そして、天気は予報通り、全くの穏やかな好天気であった。例会前日の 金曜日も翌日の日曜日も、天気はよかったが風が強く冷たかった。 風の中で説明をゆっくり聞いている状況ではなかったろう。 例会18回未だ雨知らず、この幸運をただ素直に喜びたい。 ◎コース設定にはトイレの箇所が重要である。神社にはほとんど無く、 公園でもないところが多い。ところが寺院にはほとんどあり、どうしても お世話になることが多い。また寺院には文化財など、見るべきものも多い。 今回は4ヶ寺もお世話になってしまった。それも親切に対応して頂いた。 特に宝円寺では住職の方の説明に加え、1巻の読経もあげて頂いた。 雲太寺では本堂にあげて頂いて数々の見学と説明を受けた。 我々のために涅槃図も掲げて頂いた。心からお礼を申し上げると共に、 時間の都合上、説明時間を切り上げさせてもらったことをお詫びしたい。 ◎国府宮の裸祭りには、裸男として参加したことは3回あるが、 見物人として行ったのはいつのことか思い出せない。 裸男の時の思い出は沢山あり、記憶も鮮明だ。 人生は思い出作りだという面がある。 それには受動側より能動側の方が良いということだろうか。 |