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一宮友歩会・第16回例会
【河川探訪シリーズ・日光川編part4】
蟹江から河口まで
一宮友歩会第16回例会は、平成20年10月4日(土)、「河川探訪シリーズ・日光川編」の最終回として、蟹江から河口までのウォークを計画した。 秋晴れ、好天気の中、JR関西線永和駅に70名近い人に集まって頂いた。いつもの通り準備体操をして出発である。 永和駅から東に歩き、観音寺橋に出て、日光川右岸を下流に向けて歩く。 |
永和駅を出発する参加者 |
(注)下記写真には3度の下見時のものが含まれています。
近鉄名古屋線のすぐ上流の人道橋「サンサンブリッジ」を渡り、佐屋川創郷公園である。
最初の見所、休憩である。休憩をしていたら、日光川編part3でお世話になった
「かにえガイドボランティア歴史文化夢案内人」の代表者の方に偶然出会った。
早速、この公園が誕生地となっている小酒井不木の話などをして頂く。
サンサンブリッジ |
佐屋川創郷公園 |
かにえガイドボランティア代表者の話を聞く |
小酒井不木生誕地碑 |
近鉄線、国道1号線を横断して佐屋川に出ると、すぐに鹿島神社である。この神社の
境内は文学苑となっていて、この地を訪れた文人・俳人の吟詠を碑にして残している。
鹿島神社 |
文学苑碑 |
鹿島神社を出ると、まもなく佐屋川沿いが文学散歩道となっている。
桜並木の木々の間に何10本もの短歌、俳句等が紹介されている。
そして文学散歩道の終点には吉川英治句碑が建っている。
これらの施設に、この地を愛する文人に対する地元の温い想いを感じる。
吉川英治句碑 |
日光川と蟹江川が合流する近くに建つ吉川英治句碑の近くで、
協力員の方からいつものようにこの地域の地勢についての説明を受ける。
そして国道1号線の河合小橋を渡り、蟹江排水機場を見ながら東に進む。
協力員の説明を聞く |
国道1号線から蟹江川上流を見る |
蟹江排水機場 |
福田川を渡り、草の茂る左岸を少し下流に歩く。福田川河口排水機場を過ぎれば、
日光川に合流し、次に善太川、宝川が日光川に合流して、風景は湖の様相を呈してくる。
福田川左岸 |
日光川左岸 |
日光川(左)と蟹江川(右)合流付近 |
新茶屋川公園でちょうど12時、昼食である。午後は、出発して40分ほどで
サンビーチ日光川に着き、ショートコースの方はここから帰宅につく。
日光川排水機場を右手に見ながら国道23号をくぐれば、もう藤前干潟である。
新茶屋川公園 |
サンビーチ日光川 |
後方は日光川排水機場 |
手前には藤前干潟、後方にはトリトン始め名古屋港が目にはいる。環境省の
藤前活動センターに入り、ビデオを見たり、管内説明を受けたりして、50分近くを過ごす。
藤前干潟(後方は庄内川左岸及び名古屋港) |
藤前活動センター |
係員より説明を聞く |
新川右岸を遡り、国道23号の庄内新川橋を渡り、今度は庄内川左岸を下る。
庄内新川橋より下流を見る(背割り堤) |
庄内川左岸下流より庄内新川橋を見る |
稲永公園内の松林を通り抜け、名古屋市野鳥観察館前に3時半到着、解散式である。
その後は、各自野鳥観察館や稲永ビジターセンターなどに寄り、あおなみ線野跡駅より帰途につく。
稲永公園 |
庄内川河口(後方は稲永スポーツセンター) |
名古屋市野鳥観察館 |
環境省・稲永ビジターセンター |
実質20km近い長距離ながら、好天気にも恵まれ無事終わった。
寺さんのウォーク・トーク ◎日光川河口ともなると地元に縁がある人以外、なかなか来る機会がない ところであり、まして歩くなどということはほとんどない。しかし、いろいろな 川が流れ込み、湖のような広大な風景は見応えがあるものである。 前半には史跡もあり、後半にはラムサール条約の指定地・藤前干潟である。 JR関西線永和駅やあおなみ線野跡駅も利用する機会は少なく、私もこの例会 設定で始めて利用した駅である。こんな理由で最高のお勧めコースと案内した。 ◎行事の多い時期なら、70名近い方の参加は、その呼びかけの効果であろうか。 現に、この呼びかけで参加したと言ってくださった方もあった。そして、参加して 良かったという声をいつも以上に頂いた。主催者として何より嬉しいことである。 ◎佐屋川創郷公園で「かにえガイドボランティア歴史文化夢案内人」の 代表の方に偶然出会い、説明を頂くという幸運があった。 また恒例となった協力員の方からの説明、更に、藤前活動センターでの 50分にも及ぶ案内と、今回はいつにも増して学習の多い例会となった。 他の会にない特色と評価していただいている方は多い。これも 協力していただける人があればこそである。ありがたいことである。 ◎公表17kmだが実質は20km近いウォークである。都合の悪い人10名ほどが ショートコースで帰られたが、残り全員が元気にゴールされた。好天気でもあり 気持ちの良いウォークであったと思う。私もかなり疲れたが、快い疲労であった。 |