wa125
一宮友歩会・第12回例会 【史跡巡りシリーズ・西尾張編part5】
一宮市内(東部)の史跡を訪ねて
(全コース15km) 
  (*例会当日、下見時の写真が混在しています)


一宮友歩会の平成20年最初の例会は、2月2日(土)、一宮駅近くの
梅ヶ枝公園を集合場所として開催した。この公園はJR東海道線、名鉄本線、
名鉄尾西線に挟まれ、鉄道高架事業によって生まれた公園である。


梅ヶ枝公園  (左高架)名鉄本線   (右高架)JR東海道線


心配した天気も朝方は冷え、何とか1日持ちそうな日になった。80名近くと最近にはない
多い参加者である。いつも通りの出発式の後、まず一宮市牛野の神明社に向かう。
目的は照手姫袖掛けの松の見学である。その後森本中央公園でトイレ休憩となる。


神明社・照手姫袖掛けの松

森本中央公園


そして、馬見塚遺跡へ行く。遺跡碑を見た後、国道22号の横断歩道橋を渡る。


馬見塚遺跡

国道22号(高架は名古屋高速道路)


次は浅野公園である。浅野公園は、浅野長政公宅跡を大正6年、地元が中心と
なって公園として保存したものであり、昭和25年からは一宮市が管理している。
長政の義理の姉にあたるねねの句碑やねねの水などもある。


浅野長政公宅址碑

ねねの水


愛知県一宮総合運動場で昼食を取った後、浮野古戦場跡へ向かう。
古戦場跡では「浮野古戦場史跡保存会」の二方から説明を受ける。

 浮野合戦場址碑文       
永禄元年五月二十八日、二千余騎をひきいた織田信長は、岩倉城主織田伊勢守信安を攻撃のため
浮野へ陣を進めた。この日は小競合いの瀬踏み程度に終ったが、つづいて七月十二日犬山城主織田
十郎左衛門が千騎ばかりを従えて馳せ加わったので、総勢三千余騎が浮野を中心に争い、死闘二刻
に及び首級九百余を討ち取った。これを浮野合戦と呼び、この首級を埋めた地に建碑した。
                 昭和三十九年春   一宮市長 伊藤 一


この後ショートコースは春明バス停に向かうが、行かれたのは用事がある3名のみであった。
次は真清田神社御祭田である。立派に整備されているのはさすが尾張の一ノ宮である。


続いて大赤見城跡である。碑が個人の敷地内にあるのには驚いた。
近くの大赤見公園で、一宮友歩会協力員の方より大赤見城についての説明を聞く。


大赤見城跡

大赤見城について説明する協力員


国道22号をまた横断歩道橋で渡り、ゴールの真清田神社に向かう。


この時期、雨でも風でも心配であったが、終日曇りがちながら風もなく
穏やかな日で、この時期としては申し分ないウォーク日和であった。
おかげで15km、6時間弱のウォークを無事、好評のうちに終えることができた。
特に浮野古戦場史跡保存会の方には、史跡保存のいきさつから丁寧な説明をいただいた。
こういう協力も得ながら、ウォーク例会ができることは本当に嬉しいことである。


川柳&ウォーク