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名古屋三大天神参り

愛知県ウォーキング協会の平成19年初の例会は、1月21日、名古屋市内の
三大天神を巡るコースで行われた。JR中央線大曽根駅近くの
山田天満宮から白川公園を経て、熱田神宮までの約19kmである。


天神又は天満宮
政治的不遇を被った菅原道真の怒りを静めるため神格化し祀っている神社。
「天満」の名は、道真が死後に送られた神号の「天満大自在天神」から来たといわれ、
「道真の怨霊が雷神となり、それが天に満ちた」ことがその由来といわれる。
道真が生前優れた学者であったことから天神は「学問の神様」ともされ、多くの
受験生が合格祈願に詣でる。参拝して筆を買うと受験に利益があるともいう。
道真が梅を愛し、庭の梅の木に「東風吹かば匂い起こせよ梅の花
主なしとて春な忘れそ」と和歌を詠み、その梅が太宰府に移動したという
飛梅伝説ができたことから、梅がシンボルになっていることが多い。
また、道真は乙丑の生まれであり、死去も丑の日であった。遺言として霊柩車を
「人にひかせず牛の行くところにとどめよ」とあり、その場所を墓所と定めたなどの
多くの牛との関わる伝承があり、天満宮では牛を神の使いとしている。
鷽(うそ)は道真が愛した梅の木に好んでくることからゆかりのある鳥とされ、
1年中の嘘を神前で誠と取り替えるという「うそ替え神事」が行われている。


好天に恵まれ、名古屋市内のミニコミ紙に紹介されたこともあって、一般例会としては
300人という近年ない多くの参加者が集合場所の山田天満宮に集まった。


金神社(天満宮境内)

金神社・銭洗い

方向祈願牛(天満宮境内)

方向牛に願かけ鈴をかけ、受験する学校の
方位に牛の顔を向けお参りする。


山田天満宮を出発すると、まもなくナゴヤドーム、そして、街角のポッケとパークなどを見ながら進む。


ナゴヤドーム

水道公園・水の丘


天満緑道に入れば、まもなく上野天満宮である。


厄除けひょうたん奉納所

瓢箪の中に願いごとを書き入れ奉納する


天満緑道に戻り、更に南下すればまもなく覚王山日泰寺である。


天満緑道は名古屋市水道局の通水70周年を
記念して昭和60年に水道管上に建設された

覚王山日泰寺

この日は初弘法で大変な人出


この後はどんどん西の方に歩き、テレビ塔を過ぎればまもなくビルの
谷間にある桜天神である。狭い境内に沢山なものが配置されている。


正面にシンボルの梅のマークが見える

時分鐘

菅原神社碑

牛の手水舎

鷽(うそ)の手水舎

牛と筆塚

鷽の献燈

本   殿

うそ替え神事案内


福生院を過ぎれば昼食場所の白川公園である。


福生院

白川公園


白川公園で遅い昼食をした後、大須観音、栄国寺、東本願寺別院、
高座結御子神社などに寄りゴールの熱田神宮に到着した。
300人という大団体が名古屋のど真ん中19kmを6時間かけて
歩いたのである。一般の方にはどんな風に写ったのであろうか。

(このページでは山田天満宮から白川公園までを紹介しました)

川柳&ウォーク