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第1回 東海道どまん中
ふくろいツーデーウオーク
平成18年11月25・26日の両日、袋井市のツーデーウォークが開催された。
両日も3コースが設定されていたが、第1日目は小笠山軽便コース25km、
第2日目は秋葉可睡斎コース25kmの最長コースに参加した。
両日ともいいコースであった。今回は第2日目の秋葉可睡斎コースを紹介する。
出発式・主催者挨拶 |
スタート・ゴール地点は袋井市役所である。天気は午後から悪くなる予報であったが、
出発式時は素晴らしい秋晴れであった。歓迎の太鼓演奏に送り出されて出発である。
歓迎アトラクション |
出発してまもなく松並木の残る旧東海道を行く。
袋井東小学校の校門に「東海道五十三次どまん中東小学校」と書かれた
表札にはびっくりした。この小学校の校内には「久津部一里塚跡碑」が立っている。
久津部一里塚跡碑 |
花ござ公園で焼き餅や甘酒の接待を受け、そして、少し行くと不入斗公会堂であるが、
ここではぜんざいの接待である。このサービスの多さには全く驚いてしまう。
不入斗公会堂のぜんざいサービス風景
公会堂からすぐに右折し、東名高速道路をくぐり富士浅間宮である。
富士浅間宮本殿 |
太郎兵衛新道を通り、大谷川に沿って歩き、中峰山展望台に登る。
展望台から街を一望した後、下りに入り、千鳥ヶ谷池である。
千鳥ヶ谷池 昭和58年度から歩道や東屋を整備。 静岡県の「みずべ百選」に選ばれる。 |
まもなく油山寺である。途中、油山寺のしめ縄用の田の標識が目につく。
休憩中の人に話を聞く。油山寺山門で最初のチェックポイントの印をもらう。
そして、豚汁の接待を受けながら昼食を取る。その後拝観である。
山 門 |
油 山 寺 飛鳥時代に行基によって開かれた真言宗寺院。749年、第46代孝謙天皇が眼病を患った折、 当山に祈願し全快したという言い伝えから、特に眼病平癒のお寺として信仰を集めている。 また一山の守護神である軍善坊大権現は、足腰にご利益があり健足の神として崇められている。 |
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礼 拝 門 |
本坊不動尊 |
三 重 塔 |
薬師本堂 |
次は30分ばかり歩いて可睡斎である。
可 睡 斎 600年前(室町時代初期)恕仲天ァ禅師によって開創された曹洞宗の名刹。11代住職仙麟等膳和尚は 幼い家康を戦乱から救ったことがあり、後に家康から厚遇を得る。家康が浜松城主になった時、 報恩の為に城に招かれたその席上、コックリコックリと居眠りを始め、その姿を見た家康は和尚に 「睡る可し」と言い、「可睡和尚」と愛称せられ、寺号も東陽軒から可睡斎と改めた。 |
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山 門 |
本 堂 |
秋葉三尺坊大権現・御真殿 鎮火・防火に霊験あらたかな秋葉三尺坊大権現様を祀った 秋葉寺は明治6年に廃寺となり、可睡斎に遷座奉安された。 |
慈母観音 |
西楽寺まで北上し、その後は宇刈川堤防を一路南下する。
宇 刈 川 |
堤防上に立っていた看板より |
海蔵寺、堀越公園にも寄り、磐田用水の上を整備した遊歩道を歩く。
磐田用水・遊歩道
観福寺まで来ればもうゴールは近い。
袋井山観福寺 |
観福寺は「袋井」地名発祥の寺と言われ、 「母と子の縁と絆」のへその寺でもある。 |
袋井宿場公園、東本陣跡やどまん中茶屋を覗きながらゴールである。
「これより袋井宿」碑 |
東海道どまん中茶屋 東海道五十三次のどまん中・袋井宿をアピールし、 初代広重の描いた「袋井出茶屋之図」をモチーフに 建てられ観光案内所。 |
こうして、見所いっぱいの25km、5時間半ばかりのウォークを無事終える。
やはり午後から曇りだしたが、降られないうちに終わったのは幸いであった。
寺さんのウォーク・トーク ◎名所・旧跡が多々ある上に、のどかな茶畑・田園風景、ウォーキングコースとして 整備された河川堤防、そして里山、まだ紅葉の残る季節、良いウォークであった。 貪欲に多くの名所・旧跡に足を踏み入れ、学ぶことも多かった。 それにしても、袋井が江戸から数えても京都から数えてもどまん中の 27番目の宿で、どまん中の言葉をいたる所で見かけ、 これだけどまん中を売り物にしているのには驚いた。 ◎そしてもっと驚いたのは、種々の接待である。休憩ポイント毎に牛乳や豆乳の 飲み物、豚汁にぜんざいに甘酒、焼き餅に串団子、最後頃は断るほどである。 聞くところによれば、主催者側が配慮した接待に加え、 地元町内会が自主的にもてなされたものがあったようだ。 ◎2日間とも市長さん自らがスタート地点でウォーカーを拍手で送られるという姿にも 驚いた。このもてなしの心とより良い大会にしたいという気持ちで関係者や市民の 方が運営されたのである。多くの中学生もボランティアとして参加していた。 ◎第1日目の昼食をしていた時、気がついたら市長さんも隣で昼食を取ってみえた。 話しかけたら、これからは病気予防が大切で、それにはウォーキングは 最適だと話された。ウォーキングのよき理解者と思った。名刺も交換した。 ◎特産品が当たるなどいろいろな抽選があったが、全く当たらなかったのは いささか残念であった(^O^)。(抽選会もあったのである) ◎よく配慮された大会ではあったが、やはり第1回目だけに気になる点が 多々あった。参加者にアンケートを取られてもよかったと思う。 ◎関係者の皆さんご苦労様でした、そして、気持ちのよい大会をありがとう ございました。今後ますますの発展をお祈りします。 朝4時半起きをしなければならないが、それでも日帰りができる ところなので来年もぜひ参加したいと思っています。 |