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瀬  戸  の  道
・・・・・・海上の森と窯垣の小径・・・

愛知県ウォーキング協会の平成18年
2月例会は、12日愛知環状鉄道の山
口駅より、海上の森を通り、万徳寺に
寄り、窯垣の小径を経て瀬戸蔵までの
12kmで行われた。
このコースは、平成15年11月例会と
ほぼ同じコースである。


ウォーク後、愛知県ウォーキング協会
の総会があり、また新聞で紹介された
こともあってか一般参加者も多く、
300人近い人が集まった。



山口駅より、矢田川を渡り、海上(かい
しょ)の森に入っていく。愛知万博開催
候補地として揺れた海上の森も、万博
反対の看板等は取り払われ、休憩地も
整備され、静かさを取り戻していた。



海上の里


300人もの参加者に、トイレ休憩は長くなり、ここから先発隊、後発隊に別れた。
新しい試みである。結局30分かかってしまった。次は海上池である。


海上池(通称・大正池)

残念ながら今の時期に水はない。水があり、紅葉の時期は
上高地の大正池に勝るとも劣らない。砂防堰堤の築造でできた人造湖である。


緩やかな上りを経て、変電所に来れば後は下りである。


塩草町に出れば万徳寺である。11時40分に到着、ここで早い昼食である。


万徳寺

万徳寺については平成15年11月の万徳寺(ここをクリック) をご覧ください。

道路脇に御深井街道と書いた立て看板と陶器の置物が立っていた。
御深井釉(おふけゆ)の説明はあるが、なぜか街道の説明はない。

御深井釉とは、尾張徳川家が名古屋城御深井丸の庭に築窯し、尾州御庭焼と称して
焼物を焼いたのでその名がついた。呉須で絵付けをした上に灰釉を掛けて還元焼成する。


そして窯垣の小径にはいる。この小径は「歩きたくなる道500選」に選ばれている。

窯垣の小径
窯場へ通う職人が往来し、窯から出された製品が運ばれていた道。現在は、窯道具を使った
壁や塀の小径となっている。登り窯で焼く際に、焼き物を保護するために使ったエンゴロ、ツク、
エブタなどが、規則正しく並べられ、モダンで美しい景観をなしている。

窯垣の小径資料館


窯垣の小径を出れば宝泉寺である。

宝  泉  寺
約720年前、霊水山神宮寺として創立。昭和9年、諸堂が一新され、本尊が釈迦牟尼仏に改められた。
山門は、全国的にも珍しい上下二層構造の竜宮作りで、階上部分は鐘楼になっている。
寺宝に、陶祖藤四郎作と伝えられる対の瓶子など、陶都瀬戸にゆかりの深い、貴重な作品が保存されている。


末広商店街を通り抜け、総会会場の瀬戸蔵に13時20分到着である。


末広商店街

瀬戸蔵


300人もの参加も、寒いながらも快晴で12kmのウォークを楽しく無事終える。
総会には新しい役員も選ばれ、新しい体制で平成18年度は始まった。


川柳&ウォーク