wa092 飛騨市誕生記念
第2回 宇宙に一番近い夢の郷
飛騨神岡ツーデーウォーク
平成16年2月、神岡町、古川町、河合村、宮川村の4町村が合併し、
岐阜県飛騨市が誕生した。平成16年8月、第2回飛騨神岡ツーデーウォークは、
その誕生記念として開催された。幸い私も仲間7人と参加することができた。
第1日目 平成16年8月28日(土) 33kmコース 流葉交流センター→杉越峠→吉田常蓮寺→上村コミュニティーセンター →吉野大橋→奥飛騨温泉口駅→がおろの道→宙(すかい)ドーム神岡 →(神岡城・洞雲寺)→寺林公民館→流葉交流センター(標高差440m) |
流葉交流センターでいろいろな歓迎セレモニーを受けた後出発する。
出発式の歓迎風景 |
袖川郵便局を過ぎるとまもなく杉越林道にはいる。ここから流葉スキー場が
一望である。急坂を喘ぎながら登り杉越峠に来れば後は下りである。
下ると何とトマトときゅうりのサービスである。塩をつけ丸かじりである。
まもなく太子踊りの吉田常蓮寺である。ここには太子水があり、
ここでもトマトのサービスがあった。台風16号の雨を心配して
出てきたが、真夏の暑さで、冷たい水や果物が何ともありがたい。
常 蓮 寺 元亨3年願智房永承により開基された浄土真宗本願寺派の古刹。 常蓮寺には、「聖徳太子御自作十六歳御木像」が祀られている。 この太子像が江戸時代に数奇な運命をたどって常蓮寺に奉還されたことを 祝って、高原郷の人々は昼夜踊ったという。これが「太子踊り」の始まりと いわれ、毎年7月24日に、聖徳太子の法要のあと太子踊りで賑わう。 |
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本 堂 |
山 門 |
太 子 水 |
吉野大橋を渡るとUターンである。人も車もなく、遠くに川のせせらぎを
聞きながら田園の中を進む。何と鹿が出迎えてくれるではないか。
奥飛騨温泉口駅に来れば神岡の中心街である。
「がおろ(カッパ)の道」を通り、神岡大橋を渡ると、宙(すかい)ドーム神岡である。
星の駅・宙ドーム神岡 店内に「スーパーカミオカンデ」のレプ リカや、小柴昌俊教授の記念品がある。 |
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折角の機会だからと、ここからコースを逸脱して、町中の散策にはいる。
まず 神岡城、旧松葉家、鉱山資料館の3施設がある高原郷土館である。
神 岡 城 金森氏の出城。昭和45年、神岡の シンボルとして模擬天守閣建造。 |
旧 松 葉 家 明治元年に建築された北飛騨地方の 民家。県重要有形民俗文化財。 |
そのまま高原川に出て藤波橋に来る。その袂に大原騒動の供養碑が立っている。
大原騒動は1771年から1789年に かけて飛騨で起きた農民一揆。 年号で明和、安永、天明騒動と 名づけているが、代官の大原氏に 対して起した一揆なので、まとめて 大原騒動と言う。1789年、 郡代が島流しになって終結した。 |
藤波橋を渡り、少し下ると洞雲寺である。
だるま寺として知られ、全国各地の達磨 約3500個が展示されている。 奥の院の観音山には高さ16.5mと いう日本一の立ち達磨がある。 |
さてその後はひたすらゴールをめざすことになるが、約6km間、
ずっと緩い上り坂である。暑さと疲れでほうほうのていのゴールとなった。
第2日目 平成16年8月29日(日) 20kmコース 流葉交流センター→アルプス展望神秘の森コース→城山公園→ 山田湖→柏原公民館→巣山→山田湖→下山田公民館 →里山お花畑コース→流葉交流センター(標高差260m) |
船津大津神社・鶏闘楽姿の子供達の見送りを受けて出発
出発してすぐに「アルプス展望神秘コース」にはいる。神岡には3つの
常設コースが設置されており、この20kmコースではそのうちの2つを通る。
スキー場の中腹を通り抜ける。
スキー場中腹から下を見る |
奧の建物はコテージ |
神秘コースを抜けると、まもなく城山公園に登る。ここは政元城跡である。
津島神社を抜け、1.5kmもすると農地防災を目的とした山田ダムである。
30mばかりの堰堤を上っていくと人造湖・山田湖である。
柏原公民館でチェックスタンプを受け、昼食を受け取る。しかし、今日も
暑さと疲れで食べる気になれず、トマトを3個よばれてすます。
この後はUターンをしてゴールをめざすことになる。
下山田公民館からは「常設コース・里山お花畑コース」にはいる。
この神岡に来て感心することに、個々の民家の庭に綺麗な花が栽培され、
行く人を楽しませてくれることがある。だからこのようなコースが
できるのである。鶏頭やコスモスが今を盛りと咲いていた。
今日も真夏のような天気の中、20km4時間ばかりのウォークを無事終える。
【寺さんのウォーク・トーク】
● 台風16号の影響を心配しながら出かけたが、真夏がぶり返したような
上天気でありがたかった。良すぎて疲労困憊したが・・・・。
主催者はもっとホッとされたことだろう。ご苦労様。
● 有線放送で「全国からお出でになっています。こぞって歓迎しましょう」と
放送されていた。道端でトマトや西瓜を振る舞ってみえた住民の方があった。
声をかけてくださる方も多くあった。地域を挙げての歓迎に感激である。
● いつも思うのであるが、ウォーカーは歩くスピードが少し速すぎると思う。
特に今回は自然の風景を満喫しながら歩くコースであるので、
そうすべきだった。コースにかなった歩き方を心がけねばと思う。
● 車に乗せていただいて行き帰りをしたが、途中2ヶ所の貴重な
欄干に出会うこともでき、これもありがたく嬉しいことであった。
川柳&ウォーク