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三重県四日市市・万 古 の 里
平成16年5月8日、初夏のさわやかな陽気の中、近畿鉄道が主催する
「東海の自然歩け歩け大会」に、一宮歩こう会の仲間17人と参加する。
三岐鉄道の暁学園前駅を出発し、まもなく竹林を通り抜けると四日市大学がある。
四日市大学 |
東芝四日市工場を見ながら先に進み、垂坂山観音寺にくる。
垂坂山観音寺 慈恵大師良源が延長6(928)年に開山した天台宗寺院。伊勢三十三観音24番札所。 良源(912-985)は、12歳より比叡山で天台教学を学び、応和の宗論で東大寺の法蔵を 論破して名をあげ、天台座主として活躍し、天台宗中興の祖といわれる。 正月3日に死んだので元三大師(ガンザンダイシ)とも呼ばれ、おみくじの創始者とも言われる。 木造慈恵大師座像(国重文)、絹本著色仏涅槃図(県文化財)などが安置されている。 |
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観音寺境内の碑「一隅を照らす」 天台宗の開祖・最澄の「一隅を照らす者はこれ国宝なり」という言葉の一部。 こつこつ善行を積み、社会の片隅でも人間の心に明かりをともす人が 本当の国宝なのだという教え。天台宗寺院によく掲げられている言葉。 |
垂坂(たるさか)公園・羽津(はと)山緑地で早い昼食である。
垂坂山、羽津山という里山を生かして造られた公園。園内には、山の中を散策する 「散策の小道」、「冒険の山道」や「芝生の広場」など7つの広場がある。 展望台からは四日市市街が一望でき、夜景の名所でもある。 |
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国指定の天然記念物「イヌナシ」の自生地に来る。
海蔵川の末広橋を渡り、近鉄線のガードをくぐるとすぐに「万古まつり」の会場である。
万古まつりは5月8・9日の両日地元のメーカーや問屋など44社が参加し、 約200mに渡って歩行者天国の通りにテントを並べて開催している。 |
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ばんこの里会館 |
萬古神社(会館前) |
万古焼きは自由商業都市・桑名の有力な回船問屋沼波家が江戸時代に作り始めた。 「万古」は屋号の万古屋から命名し、何時の世までも栄える優れた焼き物という意味。 |
ゴールは川原町駅、11km、約3時間のウォークを気持ちよく終える。
寺さんのウォーク・トーク
◎一宮歩こう会では会員の「もう少し自由気ままに歩きたい」という人の要望に、
鉄道会社の主催するウォークを選び、一宮駅の集合時間を決めて皆で参加
するという企画となった。名付けて「きままウォーク」、今回はその第1回である。
◎鉄道会社の主催するウォーキング大会に参加したのが
ウォークに入るきっかけであったが、愛知県ウォーキング協会など
ウォーキングの会に入ってからはほとんど参加することがなくなっていた。
◎ウォークとしては距離に物足りなさはあるが、今回のように祭にあわせて
開催するなど、いろいろイベントにあわせていることが多くこれもまた楽しい。
◎距離や回数をめざすウォークばかりでなく、いろいろなテーマや目的を
持ったウォークにも積極的に参加し、いろいろな体験をしていきたいものだ。
川柳&ウォーク