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明治村と本宮山


「第5回記念大会・一宮
七夕まつりツーデー
ウォーク」が平成16年
7月24・25日の両日
開催される。そして、
今年は23日に「前日
せっかくウォーク」が、
26日に「翌日せっ
かくウォーク」

企画されている。

一宮歩こう会の平成
16年4月例会は、
会員にこの「翌日
せっかくウォーク」の
コースを前もって
歩いてもらうと言う
ことで、このコースを
中心に企画された。


4月24日9時に犬山駅東口からくり広場に集合する。
好天気に恵まれ、80名以上の人が集まる。

からくり人形の保存に力を入れている犬山には「からくり展示館」や「どんでん館」があり、
常時見学できる。犬山駅東口には犬山に伝わる桃太郎伝説にちなみ、犬山祭りの山車の
上山には桃太郎が、下山には家来達が合奏するからくり時計が、設置されている。


今回は犬山駅から一度木曽川に出た後、郷瀬川をさかのぼる
コースが取られ、犬山成田山近くの瑞泉寺、臨渓院を訪ねる。

瑞  泉  寺
臨済宗妙心寺派の古本山。寺宝に織田信長、豊臣秀吉の御朱印や血だるまの軸、
鐘桜には左甚五郎作の三猿の彫刻などがある。 鐘楼は室町時代明応三年(1494)
建立と伝えられ、山門は犬山城内田御門を移したものである。庭園も美しい。 


臨  渓  院
犬山城と木曽川を一望できる高台にある妙心
寺派の古刹。城主成瀬公の菩提寺。平和の
祈り・おりづる観音が城下を見下ろす。


犬山橋に出て、木曽川堤防を犬山城まで下る。


白帝城(犬山城)と夕暮れ富士(伊木山)と日本ライン(木曽川)


郷瀬川を上流に向けて歩き、新郷瀬川の分岐に来て、新郷瀬川の方向に進む。

新郷瀬川は犬山市の中心部を流れる流路延長7kmの一級河川で、
入鹿池を源とする人工河川。入鹿池は人工潅漑ため池で日本一の大きさを誇り、
新郷瀬川はその余水吐け放水路として造られた。


新郷瀬川から離れて、天道宮神明社の森に向かう。

天道宮神明社

寛永9年(1632)、入鹿6人衆の
懇請により尾張藩主徳川義直が
入鹿池の築造を許可した。湖底
に沈む土地の村人たちは分散し
て移住させられ、前原へ移住した
24戸の人たちは神社やお寺と
一緒に引っ越した。この時天道
宮もその楼門も移築された。
楼門は昭和34年愛知県指定
有形文化財となった。


天道宮神明社の森には素朴な「山の神様」も鎮座されていた。


ため池が続く里山にはいる。明治村北口まで森林浴を満喫する。


北入口より明治村に入村し、ここで解散、自由行動となる。
まず、昼食をし、その後スタンプラリー帳にスタンプを押しながら、村内を巡る。


明治村北入口

明治村北口

帝国ホテルと入鹿池

名鉄岩倉変電所

聖ザビエル天主堂

長崎居留地二十五番館

品川灯台

歩兵第六連隊兵舎

第八高等学校正門(明治村正門)



2時過ぎに正門を出る。余りのさわやかさ、気分の良さにこのまま
帰宅するのはもったいなく、人を誘い数人で本宮山に向かうことにする。


入鹿池を離れ、別名「ナンジャモンジャ」といわれる「ヒトツバタゴ」の自生地に来る。
自生地は木曽川流域のごく限られた地域だけです。開花には少し早かったようだ。


ヒトツバタゴを過ぎて、西洞上池の手前を右折し坂を上っていく。
分岐に出て、まず信貴山(標高200m)に向かう。


信貴山・本宮山分岐

遠くに御嶽山がみえる

手前は入鹿池、遠くに中央アルプス

信貴山山頂・泉浄院

山頂より名古屋方面を見る。名古屋駅前のツインビルがみえる。


素晴らしい眺めを満喫した後、再度分岐点に戻って、
尾張部の最高峰本宮山(標高293m)に向かう。


長い階段を上っていく

1等三角点

山頂は大縣神社奧宮である


尾張の二宮である大縣神社へ降りる。

大 縣 神 社
尾張開拓の祖である大縣(おおあがた)神をまつる古社。三棟造りの社殿は国の
重要文化財指定。これは尾張2代藩主の徳川光友によって1,661年に再建された。
又、姫の宮の豊年祭は女性性器をシンボルにした珍しいお祭りで毎年3月に行われる。

本   殿

姫の宮


楽田駅に4時40分に到着、素晴らしい日和のウォークを終える。


寺さんのウォーク・トーク

・「一宮七夕ウォーク・翌日せっかくウォーク」のコースは犬山駅より
直接新郷瀬川に出るコースの予定ですので、このページで言えば、
新郷瀬川の写真から明治村正門までです。
・明治村の入場料だけでも1600円するところ、ツーデーウォーク参加者は
特別に800円で入場できますので、是非ご参加下さい。

・今回のウォークは明治村以後に、コースの変化に天気の良さも手伝って
面白味があったといえよう。同行の6名では皆に恨まれるから
秘密にしようと言うことになっているが、ここで明かしてしまっては
秘密どころではない。まあ、許されよ。

・ヒトツバタゴの開花には少し早かったが、翌日我が檀那寺に行ってみたら
見事に咲いていた。次に掲載しますので、ご鑑賞下さい。


川柳&ウォーク