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小牧市桃花台周辺
(田県神社・福厳寺・四季の森)

愛知県ウォーキング協会平成15年9月例会は、台風15号の影響で雨の
降る中、愛知県小牧市・桃花台ニュータウン周辺を巡るコースで行われた。

(注・写真の多くは5月の下見ウォーク時のものです)



出発地の田県神社に集まったのは、やはり雨の影響であろう、
110人ばかりとやや少な目であった。

田県神社は旧国道41号線沿いにあり、五穀豊穣・万物育成の神である御歳神(みとし
のかみ)と子宝・安産の神である玉姫命(たまひめのみこと)が祀れている。毎年3月15日の
豊年祭は天下の奇祭として有名。境内には大男茎形を思わせる石が沢山奉納されている。

田 県 神 社

小雨の降る中、社務所前で準備体操

田県神社本殿

珍宝窟(田県神社境内)



田県神社境内で出発式を終えたウォーカーは、少し南に歩いた後、
尾張広域緑道にはいる。そして、フレッシュパークで最初の休憩となる。

尾張広域緑道は、名古屋市民の6割の水を供給している名古屋市上水道の導水管敷地を
利用して、春日市庄内川畔から犬山市木曽川畔までの19.5km、平均幅員13mを緑豊かな
遊歩道・自転車道として整備したものである。この緑道の中間地点に、拠点となる全天候型
多目的運動施設、多目的広場、トレーニングジムを整備したものがフレッシュパークである。



ピーチライナーを上末駅で渡り、上末城跡の碑を見ながら陶昌院に到着する。


上末城跡
室町後期に落合勝正が築いたという。
竹藪の中に土塁・堀が残っている。

陶 昌 院 (尾張33観音の22番札所)
1564年の創建ながら、度々の火災に遭い、
現在の本堂は昭和8年に再建されたもの。



中央高速道を過ぎると福厳寺(ふくごんじ)である。
福厳寺は曹洞宗屈指の名刹で多数の末寺を持つ地方本山。


福厳寺山門

福厳寺本堂

宝篋印塔(山門前)
天保六年在銘陶製香炉
小牧市指定有形文化財

秋葉堂(福厳寺境内)
火伏の神として広く信仰され、毎年12月
第二日曜日に火渡り神事が行われている



福厳寺参拝の後は、八田川の堤防を歩いて四季の森に行く予定であったが
雨でぬかるんでいると言うことで、中央高速道路沿いを歩くコースに変更する。
四季の森に到着後、少し遅い昼食となる。5月の下見に来たときは大変な人で
あったが、屋根のあるバーベキュー場以外は全く人気がない。雨であれば当然か・・・

小牧市総合公園「市民四季の森」は、敷地面積27.8haで四季の家、市民の森、 
アジサイの丘、わんぱく冒険広場、ソリすべりの丘、野草小広場、くつろぎ広場、虹の滝、
  展望広場、パークゴルフ場、バーベキュー場、多目的広場など多数の施設がある。

虹の滝

吊り橋

くつろぎ広場

展望台



園内を揃って巡り、来た道をピーチライナー桃花台東駅まで戻る。
ピーチライナーとは桃花台線の愛称で、
名鉄小牧線の小牧駅と桃花台ニュータウンを結ぶ。
動力は電気を使い、車両はゴムタイヤという
中量ガイドウェイシステム
という新しい交通方式である。


終点の桃花台東駅でUターンするピーチライナー



そして、桃花台中央公園で解散式となる。


桃花台ニュータウン

丘陵地帯の小牧市
東部を、愛知県が
事業主体となって
1972年から開発
した団地で、現在の
居住者は28000人
ほどである。


雨が本降りの時もあったが、おおむね小雨で助かった。
今回は先頭の旗手という役目を負っていたので、特に天気が気なっていた。
旗手は傘がさせないし、雨が降れば旗が濡れて重くなる。
また、木の枝や電線に引っかけないように、気をつけて歩かねばならない。
久しぶりに旗手をつとめて、思いの外疲れた。
いつも担当していただく方、本当にご苦労様。


川柳&ウォーク