wa067
竹鼻の町木曽川の渡し

平成15年3月15日、一宮歩こう会の例会は、雨を心配する
天気ながら、岐阜県羽島郡竹鼻町の竹鼻駅から出発する。


羽島市の中心・竹鼻町は古い町並みを残す歴史が息づく町である。

まず創業元文3年(1738年)、258年の歴史を誇る
造り酒屋・千代菊(株)の工場を見学する。


    千代菊の店舗(この奧が工場)

 工場が休みの日ながら、丁寧な説明を
 受けながら見学をさせていただく。
         (写真は蒸米の設備)


工場見学後、竹鼻別院、佐吉仏などを見学する
竹 鼻 別 院
親鴛聖人が上洛の際、三河で尾張葉栗郡の住人が、教を聞き帰依し草庵を
立てたのが起源といわれる。その後、蓮卸上人の下向された際、草庵を
再興され、「河野御坊」と名付けられ、その後「専福寺」と改称された。
更に1886年に改定され「竹鼻別院」となる。
(写真上左)四脚門・・・屋根を
   4本の柱で支える。
(写真上右)本堂
(写真右)藤・・・樹齢250年
   以上。県の天然記念物。
   枝張り東西33m、南北
   15m、1本の藤の木とし
   ては日本有数の大木。
境内には他に宝暦治水工事の後に
自刃した竹中伝六喜伯の墓(県史
跡)がある。

 


咲きほこった竹鼻別院のフジ  (提供:mamuさん)......................


    佐吉仏(竹鼻大仏)
仏の佐吉と尊称された永田佐吉
が1750年建立した青銅造りの
釈迦仏座造。仏像の高さ4.9m。
岐阜県指定文化財。

竹鼻町にはその他、十一面観音像の光照寺、龍の絵天井の本覚寺、
映画資料館、格子戸のある小見山邸、菱田邸等が見所である。


市街地を抜けると一路南下する。新幹線をくぐり抜けると
「円空資料館」
である。生涯に12万体の仏像を彫刻したといわれる
円空は、この羽島市南部の上中町で生まれたといわれる。
美濃から尾張にかけて沢山の円空仏があり、
一度ゆっくり訪れる旅を計画したいものである。


新幹線沿いに東に歩いて木曽川堤防に出て、その後また
西中野渡船場
まで南下をする。この渡船は愛知県営であり、
県道西中野岩倉線にあたる。つまり渡船も県道である。

船頭さんは愛知県側にみえ、岐阜県側から乗るときには白い旗を
掲げて見つけてもらうのである。すると迎えに来てもらえるのである。


   岐阜県側(旗を掲揚している)

      愛知県側乗り場

木曽川の渡船

橋がなかったときは渡船が頼りであったが、橋が築造される度に
渡船は廃止されていった。現在この木曽川にかかる、愛知県と
岐阜県の間に運航されている渡船は、この西中野渡船の他には、
日原、葛木の2カ所である。いずれも橋を架ける計画が
進められており、いずれ無くなる運命である。


愛知県側に渡ると、今度は堤防上を北上し、新幹線をくぐり抜けた所にある
「愛知県尾西勤労青少年福祉センター・尾西グリーンプラザ」に到着する。
心配した雨も降られることなく到着できた。少し遅めの昼食後、
ここで「一宮歩こう会平成14年度総会」が開かれた。



寺さんのウォーク・トーク

◎2月初旬に痛めた右足ふくらはぎがまだ完治せず、ウォークは
まだまだ無理の状態である。名古屋ツーデー以来もう
2ヶ月近く、ウォークに参加していないので、
満たされぬ気分満杯状態である。
近くであるし、総会ということもあって、車で出かけた。
少しずつ歩いて、後は車で追った。
◎竹鼻町の町にはいるのは初めてである。静かな町で、
古い町並みも残っており、歴史も感じられる。
また円空ゆかりの地も併せて再び訪れてみたい。
◎西中野渡船は遠くない時期になくなる運命にあり、天気の良い日に
再び訪れて、写真を撮っておきたいところである。
◎一宮歩こう会の総会は、14年度決算、15年度予算、事業計画、
規則の改正、役員の承認などが滞り無くなされた。会としての
形式もかなり整ってきた。会員も174名と増えてきた。
私も役員として、最大限の協力をしていくつもりである。
◎今日も良いコースであった。それにしても足の故障は歯がゆい。あまりに
当たり前のことであるが、ウォークは足が健在であってこそ
できるのである。そして、ウォークで使う足は結構きついのである。


川柳&ウォーク