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岐 阜 街 道     
     岐阜・加納宿から木曽川を渡る

一宮歩こう会の一宮を通る「歴史街道を歩く」シリーズも、
美濃路・巡見街道と歩き、平成14年10月例会から岐阜街道に入った。


   岐阜街道

 岐阜街道は愛知県稲沢市
井之口を起点として、下津・
赤池、一宮市、木曽川町を
経て一宮市北方町から木曽
川を渡って岐阜県に入り、
笠松町を経て岐阜市内に至る
道で、旧国道22号(現在の
県道名古屋一宮線・岐阜稲
沢線)の元になっている。
  (稲沢市教育委員会
     「稲沢の街道」より)

 今回はJR岐阜駅より中山
道・加納宿の旧跡を巡り、
お成り道にはいる。岐阜街
道におおむね沿ってJR木曽
川駅まで歩く。
 



平成14年10月26日午前9時、曇りがちの
空の中、JR岐阜駅から歩き始める。


整備されたJR岐阜駅南口
このせせらぎの下には実際の川が流れ、
その水を汲み上げ循環させている。

岐阜駅南にある道標
「右・美濃路」「ここは中山道
・加納宿」とある。   


加納宿は中山道(姫街道)の宿場町で、今年は中山道宿駅制度
設置されて400年ということでいろいろな催し物が実施されている。
そして、それを記念していろいろ整備が進められてきた。


脇本陣跡 

整備された標柱

 皇女和宮仮泊所跡に本年6月に建てられた
標柱と歌碑。歌碑には「遠ざかる都としれば
旅衣 一夜の宿も立ちうかりけり」と和宮の
歌が刻まれている。 


歩道路面には安藤広重の版画も設置されている

岐阜・茶所あたりから見た加納城


車では何気なく通り過ぎてしまうところも、一つづつ確かめながらいく。

加納宿を過ぎ、名鉄本線茶所駅を通り、領下公民館まで行って
休憩とする。公民館では地元の人がダンスの練習中であった。


革手城鬼門除・閻 魔 堂   

細畑の一里塚

    親鸞聖人御旧跡
          ・河野六坊

  お成り道標柱

   芭蕉踊り
      ゆかりの地

 ・お成り道
    徳川家康が関ヶ原の合戦から凱旋したときに
   通った道と言われ、尾張藩歴代藩主が岐阜に
   鷹狩りに行ったとき必ず通った道でもある。

 ・芭蕉踊り
    岐阜県笠松町円城寺地区に伝わる雨乞い踊り。
   今から700年前から始められ、芭蕉踊りと呼ばれる
   のは、踊り手が背負う旗差し物が芭蕉の葉に似て
   いるからといわれる。毎年8月22日に秋葉神社へ
   この祭りが奉納され、平成元年11月、岐阜県重要
   無形文化財に指定された。


木曽川堤防に出て少し下流に下り、、国道22号近くの円城寺
昼食を取らせていただく。曇りがちの空から昼食中に雨となる。


    円 城 寺

円城寺境内にある
親鸞聖人お手植え
の榧の木の碑

   榧(カヤ)の木


雨が降り出した中、昼食後は新木曽川大橋を渡って、
愛知県に入る。お成り道を通り、ゴールのJR木曽川駅を
ひたすらめざし、午後1時過ぎ大降りになる前に到着できた。


           寺さんのウォーク・トーク

      ・下見ウォークに参加したこともあって、先頭で会旗をもって歩いた。
      ・4時間、13kmばかりの手軽なウォークであったが、見所もあった。
       特に、加納宿では一宮歩役員のSさんが地元でもあり、歴史にも
       詳しく、各所で説明をしていただいたのはありがたかった。
      ・ウォークはただ歩くだけではなく「見て学んで」と言うことも、極力
       取り入れたいものだ。コースはそのように組み立てられている。
      ・円城寺では本堂にあげていただいて、昼食を取らせていただけた
       ことは、雨が降り出しただけによりありがたかった。ただ自分の
       楽しみで歩いているだけだが、こうしていろいろな人の親切にあず
       かっていることを忘れてはいけない。


川柳&ウォーク