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北近江ラジオ紀行 
湖北路ふれあいウォーク

平成14年10月6日、(社)長浜青年会議所主催による
ウォーク「金太郎伝説20kmコース」に参加する。


     大通寺・山門

    大通寺境内の受付風景

   大通寺・本堂


 大通寺の境内は広く約
2万3000平方メートル。
壮大な総欅造の山門を
構え、その奥に本堂・含
山軒・蘭停・広間などが
建ち並び、東本願寺の
湖北拠点にふさわしい
格式を見せる。長浜御坊
と呼ばれる。


大通寺で受け付け、開会式を終えたウォーカーは一路南東方向へ、
総持寺を経て、長浜市常喜町の西黒田・金太郎の里をめざす。


                平成の金太郎(西黒田チェックポイント)
 


         西黒田の金太郎伝説

  金太郎は西黒田の地に勢力があった息長氏の一族として
 生まれました。大変大きな赤ん坊で、成長すると共に、常喜
 の熊岡や足柄山で熊と相撲を取ったりする元気で明るい子供
 になっていきました。金太郎は遊ぶだけではなく、付近の菅原
 道真ゆかりの名超寺、布施寺などで学問も修め、文武両道の
 少年でした。
  金太郎20歳の時、上総守の任期を終えた源頼光が足柄山
 にさしかかったとき、頼光の目にとまり「坂田金時」の名前を
 与えられて家来になりました。そして、31才の時、伊吹山の
 酒呑童子という山賊を退治することになり、地理に明るい金時
 は一番乗りの大手柄を立て、地元に凱旋しました。
  そして、西黒田では、金太郎はたくましくて優しい子供の理
 想像として、現在でも尊敬を集めています。


金太郎の里を過ぎると今度はUターンするように
北西方向をめざす。すぐに今川町コスモス畑である。


  豚汁を出し、鯉のぼりを飾っての歓迎風景

   今川町コスモス畑

今川町では毎年休耕田を利用して、
コスモス畑が作られています。



国友町にはいると沿道両側に昔の面影を残した風景に、
鉄砲鍛冶の名前を記した碑が林立している。
国友町は大阪・堺と並ぶ鉄砲の産地として栄えた。
国友鉄砲の里資料館には「東洋のエジソン」と称される
国友出身の発明家・国友一貫斎の資料が展示されている。


  国友自治会館ではフルーツのサービス

    司馬遼太郎「街道をゆく」より

    姉川河川敷での砲術披露風景

   銃を手に取り説明を聞くウォーカー


鉄砲の重さ、音の大きさにに驚いた後は、神照寺を経て、
南西方向のスタート地点の大通寺をめざす。




  神照寺は2万本の萩をゆうする「萩の寺」として
  名高い真言宗智山派の古刹。



           寺さんのウォーク・トーク

     ・主催者(社)長浜青年会議所の委員長、副委員長さんからこのHPの
      掲示板に、このラジオ紀行の案内を書き込んでいただいたことを縁に、
      知人3人を誘って参加する。
     ラジオ紀行とは、参加者がイヤホン付きラジオを携帯し、ラジオから
      発信されるこのウォークにちなんだ情報を聞きながら名所旧跡を回る
      ウォークである。当日はKBS滋賀ラジオが情報を発信した。

     ・コースは「小堀遠州 綺麗さびコース(バス)」「雨森芳洲とまほろば
      コース(12km)」「金太郎伝説の健脚コース(20km)」「国友一貫
      斎と躍動の国友コース(5km)の4コースが設定された。

     ・私は20kmコースに参加、ちょうど4時間のウォークであった。コスモス
      畑や姉川の砲術場所ではゆっくりしたが、総持寺や国友鉄砲の里
      資料館などでももう少しゆっくりすれば良かった。つい速い流れについて
      いってしまった感じである。
          「歩くときは速く、見所はゆっくり」
      の自分の主義をもう少し徹底する必要がある。

     ・薄曇りであることが返って幸いで、さわやかな風もあり、歩きやすい
      日であった。それでも歩いていれば結構暑く、各チェックポイントでの
      冷茶等のサービスはありがたかった。

     ・副委員長さんがこの掲示板に
        「切羽詰ってまいりました。当委員会も20日頃から、連日委員会
        を行って毎晩1時、2時まで準備しております。仕事もして、準備も
        して、本当に死んじゃいそうです(笑)。参加者の皆様の「良かった
        」の声を聞きたくて、体に鞭打っています。疲れはピークですが、
        当日皆様にお会いできることを楽しみにしております。」
      と書き込みをされたが、本当に大変なご努力をされたと思う。
      受付・ゴールの準備、4コースも設定されての各チェックポイントでの
      催し物やサービス、コース案内矢印の設置・誘導等立派にされ、願い
      通り多くの参加者に喜びを与えられたと思う。いろいろお世話になり、
      ありがとうございました。
     ・細かなことではいろいろ反省もあるであろうが、青年会議所会員が団
      結してこのような大きな事業に取り組まれたこと自身に大きな成果が
      あると思う。今後ますますの発展を祈りたい。

     ・ウォークを終えた後、ゆっくり町中を散策して帰路に着いた。町中は他
      の催し物もされていて、大変なにぎわいであった。長浜は代表的な町
      おこしの成功例に数えられていると思うが、そんなことも実感する1日
      であった。
                         (平成14年10月7日)

 
川柳&ウォーク