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家康ゆかりの岡崎ツーデーウォーク 
藤 川 宿



  第1日目の4月20日は
 岡崎市美合町の愛知県
 青年の家をスタート・ゴー
 ルとする25kmコースに
 参加した。




  8時50分に出発し、
 10分ばかりで本宗寺に、
 更に20分ばかりで長福
 寺に着く。





      本 宗 寺
蓮如上人によって三河布教の拠点として
創建された寺。「蓮如上人御創建」の碑

    長 福 寺
天下のご意見番大久保彦左衛門で
知られる大久保家の菩提寺。


のどかな田園の中、更に山中城跡遊歩道と歩き、
山中八幡宮を経て、10時40分藤川宿に到着する。


藤川宿・東棒鼻
藤川宿東の出入り口を示す

藤川宿は1601年に伝馬朱印状が発給されて成立、品川宿から数えて
37番目の宿場町であった。発足当時の藤川宿は小さく、1648年に
隣村の市場村の65戸を現在地に移住させて、宿場町の形が整った。
広重の「棒鼻」でも知られ、幕府直轄の宿場町であった。


                        西 棒 鼻

西棒鼻近くの十王堂に来ると今日のためにボランティアの方が
いろいろな説明をしてみえるのに出会う。その人の話に
耳を傾けていると、十王堂の境内にある句碑の話であった。


  芭蕉句碑
   
「ここも三河
   むらさき麦の
  かきつばた
      はせお」


(意味)
 在原業平により、かきつばたで有名な知立宿も三河なら、この藤川宿も三河、ここにはむらさき麦というかきつばた(に劣らぬもの)がありますよ

(はせお)
 芭蕉のこと。「ばしょう」の古い表記。

(碑の大きさ)
 高さは1.65m、幅1m余もある碑。

(説明看板の内容)

   むらさき麦

 昔藤川宿にはむらさき麦が作られ、食料や染料に使われていた。
 戦後、むらさき麦は作られなくなり、誰も見ることはなかった。
 平成6年愛知県農業総合試験場の協力により、再び栽培することができ、地元ではじめて幻の麦を見ることができた。
  

 

藤川宿を抜けると、長さ1km間にクロマツ約90本が並ぶ
松並木を通る。胸高囲約2m、樹高約30mほどのものもある。
昭和38年に岡崎市指定天然記念物になった。


                            藤川松並木

11時45分、岡崎地域文化広場に到着、昼食とする。
その後、真新しい西大平陣屋跡を見学し、14時にゴール到着となる。


 西大平陣屋跡    
  名奉行として名高い大岡越前守忠相が、1748年碧海郡下の
加増で大名に列せられた際に陣屋をおいたところ。


寺さんのウォーク・トーク

・「家康ゆかりの岡崎ツーデーウォーク」は愛知県ウォーキング協会
 創立20周年記念行事として企画された。当協会はこのように
 歴史が古く、ウォーキングの草分け的役割を果たしてきた。

・第1日目は8,15,20,25kmの4コースが設定され、
いずれも藤川宿を中心としたコースであった。

・藤川宿で芭蕉句碑を説明されていた人に「いただける資料は
 ありませんか」とお願いしたら、自宅に行けばあるので、着いて
 きてくださいと言われて、すぐ近くの自宅まで伺う。
こんな時 親切な人に出会うと特に嬉しい。

・第2日目の21日は家の方で用事があって
参加できなかったのは 残念であった。

川柳&ウォーク